アルゼンチンに住んでいる甥のヒロユキが、愛妻のソルちゃんを連れて日本にやって来た。7年前から、毎年3月になると20日余りの長期休暇をもらって「里帰り」するのが習慣となっている。そして、そのときは僕たちも呼んでもらって一緒に食事をし、そのあとソルちゃんが好きなカラオケに行くのが、これまた恒例になっている。
これまで何度か書いたけれど、僕と妻と義姉の3人でアルゼンチン旅行をしたのが2009年(平成21年)で、僕が退職をした年だった。ヒロユキは首都ブエノスアイレスの郊外にある人気レストランでシェフをしている。ヒロユキとその母である義姉は、この時、十数年ぶりに会った。それがきっかけて、翌年から毎年欠かさず、ヒロユキはソルちゃんを連れて日本へ来るようになったのです。
↓ ヒロユキがシェフをしているブエノスアイレスのレストランです。
http://www.rosanegraargentina.com.ar/
右のCHFF(シェフ)をクリックするとヒロユキが出てきます。
そして今年もまた、ヒロユキたちはやって来た。25日の土曜日に、ヒロユキの母親である義姉も交えて、6人で会った。場所は義姉の住んでいる京橋で、会うとまずソルちゃんは「モミィ~」と叫んで抱き合うのだが、ソルちゃんもヒロユキも、モミィが大きくなったなぁ…と驚いていました。
この写真は、5年前のもの。
これは今回。モミィもずいぶん背が伸びました。
まず入ったお店は、これも例によって京橋コムズガーデンにあるサイゼリア。ソルちゃんは和食はまったく駄目で、このサイゼリアのパスタやピザが大好きだという。モミィもそういうものが大好きだ。ソルちゃんとモミィは、お店の中でお互いにお土産を交換し合ったりして、はしゃいでいた。
昼食を終えて次はカラオケに。
歌うのはソルちゃんと僕とモミィの3人だけ。あとの3人は歌わない。
ソルちゃんは日本語がわからないが、母国語のスペイン語と同じぐらい英語に通じているので、英語の歌がほとんどである。そこで僕も、英語の歌を歌うとソルちゃんが喜ぶのがわかっているので、半分ぐらいはそれを歌うことにしている。とは言っても、英語の歌と言えばビートルズの歌ぐらいしか知らないので、50年以上も前の「イエスタディ」や「レットイットビー」「アンドアイラブハー」などを歌うのだが、それでも英語の歌なのでソルちゃんは楽しそうに聴いてくれる。モミィも学校でビートルズの「イエローサブマリン」を全員で練習しているというので、それはモミィとデュエットで歌った。
スペイン語の歌では、これも大昔の「ベサメムーチョ」というトリオ・ロス・パンチョスの歌は何とか歌えるので、これをかけると、ソルちゃんは大喜びしてスペイン語の字幕を見ながら一緒に歌ってくれるのだった。
さて、モミィも、以前は童謡などを歌っていたわけだが、今では、最近の若い子に人気のある歌を学校などで覚えてくる。ちなみに、今回モミィが歌った歌は…
トリセツ
もしも運命の人がいるのなら
恋するフォーチュンクッキー
キセキ
愛をこめて花束を
…というような歌でした。 何が何だかわかりませんけど…
それと、いま大人気で高校野球の行進曲にもなった「恋」という歌がありますね。「恋ダンス」で有名ですけど、そのダンスをモミィは踊れるという。これも学校で友だちと踊っているらしいのです。
モミィは「歌も歌えるで」と言うけれど、歌いながら踊るのは難しいので、カラオケの曲だけで踊ることにした。すると、曲のリストを見たら「恋」はカラオケだけではなく「歌付き」というのがあった。それをかけると、星野源の歌が流れてきたので、それに合わせてモミィが「恋ダンス」を披露。ぴょこぴょこと踊るモミィの姿を見ながら、ソルちゃんは大喜びしていました。
そんなことで、賑やかに過ごした午後の半日でしたが、時間が来て京橋駅の改札口でお別れ。ソルちゃんに「アスタ・ルエゴ(じゃぁまた)」と手を振って、僕たちは環状線に乗りました。次はまた来年の3月ですね。帰りの電車の中でモミィは「わたしもアルゼンチンに行きたい~」と言ってました。
そうだね。
いつか行って、向こうでヒロユキとソルちゃんに会うことができたらいいね。
来年もまた会おうね~
*8年前のアルゼンチン旅行は、このブログで書いています。
アルゼンチン・ブエノスアイレスで、ソルちゃんと。2009年9月。