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 僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

震災対策副本部長がゴルフ

2011年05月11日 | 議会&役所

今年2月ごろの話だけど、僕が以前勤めていた松原市議会で、
市議会議員の不祥事が問題になり、そのことが新聞に載った。

それは、某ベテラン議員が、議会の委員会を欠席して、
ゴルフ旅行に出かけていた、ということが発覚し、
不謹慎だと非難を浴びた…というような記事だった。 

この議員は、過去に議長経験もあり、もちろん僕もよく知っている。
「あの人のやりそうなことやな」 と、新聞を見た時、僕は思った。

議員としての公務の大切さを、あまりわかっていない人であった。

この議員が議会運営委員長をしているとき、議会事務局の僕に、
自分は何日から何日まで、どこそこへゴルフに行くんで、
議会運営委員会の通常の日程を、変更してくれないか、
…という要請があったとき、僕は、
「何を言うてはりますねん。 ゴルフで委員会の日程変更なんか、あきまへんで」
と言って、断ったことがあった。

議員という人種はなぜこんなにもゴルフが好きなのか、不思議である。

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議員とゴルフといえば、まさに今、この問題に触れなければならない。

あの、石井一という民主党の副代表には、はらわたが煮えくり返る思いだ。

日本が未曾有の大災害に襲われ、混迷をきわめているこの時期に…
「日本・フィリピン友好議員連盟」 とやらでフィリピンへ行き、
そこで現地の経済人らとゴルフをしていたというではないか。

石井一は、今回の東日本大震災対策本部副本部長なのである。

あきれてものも言えない…とはこのことだ。

万を超える死者を出した災害で、数多くの肉親を亡くされた遺族の皆さんや、
つらい避難所生活を強いられている人々の気持ちを、まさに踏みにじる行為だ。
よくもまぁ、今、こんな時期に、ゴルフをやろう … という気になれることだと思う。

国会議員なんぞに国を任せることはできない … と言われて当然だ。

こんな低俗な人間が震災の対策本部の副本部長とは、
いかに民主党の政府首脳がアホ・バカたちの寄り集まりか、
これひとつみても、十分にわかろうというものだ。

石井一は、現地で取材しようとする報道陣に向かって、威圧的な態度で、
「内緒で来とるんやから、撮るなよ。 つまらないことを報道するなよ」
などと、ぬかしておった。 
そのシーンがそのままテレビニュースに映し出されていた。

各方面から非難を浴びた石井は、「迷惑をかけ議会人として反省している」
などと謝罪を口にして、震災対策副本部長は辞任すると表明した。
しかし、辞任表明させる前に、党の上層部は石井を即刻クビにすべきだった。
政治家たちの、あれもこれも … まことに情けない連中ばかりである。

たが、そのあと石井の言ったことがまた腹立たしい。
「ゴルフだったら悪いのか…? じゃぁ、テニスだったらいいのか…?
 水泳だったらどうなんだ。 いいのか…?」 

自分は間違ったことはしていない、という恐るべき開き直りであり、
反省など、これっぽっちもしていないことは誰の目にも明らかである。

そして、民主党の副代表の方は辞めないという。 

しかしこれは石井ひとりの問題ではないだろう。
 
こういう人間が、現に存在するということは、
政府首脳たちは、大なり小なり、今回の大災害に対して、
この程度の認識しかないのではないか、と思いたくなる。

本当に、この民主党という組織は、いったいどうなっている…?

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5月8日の朝日新聞に、主な被害状況が掲載されていた。
各被災地の死者、行方不明者、避難者の数、住宅倒壊数などである。

この数字は各県の発表であり、実態の不明なところがまだまだ多い。

たとえば、宮城県の南三陸町の場合である。

元々この町に住んでおられた町民約1万8千人のうち、
約5740人が避難。 508人が死亡。 約660人が行方不明 …とある。

この数字を見ていると、町民約1万8千人から、避難者、死者、
行方不明者の合計数を引いても、まだ1万1千人以上の数が残る。

この人たちは、どこへ行ってしまったのか…?

政府は相変わらず原発問題一辺倒だけれど、
こういう被災地の実態の調査・解明に、もっと力を入れてほしいと思う。

それにしても、こんなときに震災対策副本部長が外国でゴルフとは…

重ねて言うが、信じられないような自覚のなさである。
歳費 (議員の給料) をさっさと返して国会議員を辞めろ、と言いたい。

国民の大切な税金がドブに捨てられているようなことを、
このまま見逃しても良い、な~んてことは、誰も思わないはずだ。
 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
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