昨日のブログで、車が殺到する狭い道路の脇を自転車で走った恐怖を書きました。
本当にもう、車が自分を抜いて行くたびに、生きた心地がしませんでした。
ハンドルを支える右腕の肘のわずか数十センチ横を、車が猛然と走り抜けて行くのです。
コン! …と当てられただけでそのままバランスを崩して転倒するか轢かれるかです。
帰宅したその日の夕方、わがメル友のじゃいさんにこのことをメールで送りました。
もう命からがら帰ってきた…という興奮がまだ収まっていなかったこともあり、
まさにあの状況は生きるも死ぬも紙一重ではなかったか…という意味から、
「紙一重」 というタイトルでメールを送りました。
そして…。 じゃいさんから届いた返事は、タイトルは「Re:紙一重」でしたが、
「サイクリングには絶好の季節ですね」 と前置きがされたあと、
「子どもの頃、近所に床屋 『髪一重』 があり、おかみさんが一重といいました」
メール文は、それだけで終わっていました。
一重というおかみさんがいた床屋さんの名前が 「髪一重」…
「紙一重」 と 「髪一重」…。 思わず笑いを漏らしました。
このさりげないユーモアに、僕は脱帽してしまいました。
「荘厳と滑稽は紙一重である」
そう言ったのはナポレオンだそうですが、
まさにその言葉を地で行くじゃいさんの寸言。
こういう視点に切り替えて、自分の恐怖経験を客観視し、笑い話に変える…
そんな姿勢があってこそ、この 「つらくて苦しい人生」 も乗り切れるのでしょうね。
またひとつ、人生の真実を教えられ、賢くなりました。
これ以上賢くなるとどうなるのか…と、自分でも恐ろしいほどです (あはは)。
楽しいメールをくださったじゃいさんに、この場で感謝の意を表します。
このブログにも、また楽しいコメントをくださいね。
追記
上記のブログを書き終えた直後に、じゃいさんからメールがありました。
文面は…
↓
今日は快晴なのでサイクリングで栗拾いに行きます。
これは 採栗ング でしょうか?
参りました。