先週は妻も僕も、風邪を引いて熱を出したモミィにかかりっきりだった。
といっても、モミィの相手はもっぱら妻がして、僕は周辺のお手伝いである
妻も、自分の子どもなら、もう少しおおらかに接していたはずである。
しかし、モミィは「人の子」である。 すべてのことを慎重に運んでいる。
その分、心労も大きく、あれだけ食べるのが好きな妻なのに、食欲がガタッと落ちた。
「シェフ」 の僕が 「何を食べたい?」と言っても 「何でもいいわ」 としか答えがない。
モミィは先週月曜日に初めて幼稚園を休み、火曜日は祭日だったが、
水曜日には40度を超す熱が出て、別の医院に行って、強めの抗生物質をもらってきた。
木曜日には熱は7度台に下がったが、相変わらず咳やハナが出る。
熱も、測るたびに7度台だったり8度台だったりする。
体温計が1つでは心もとないので、2つの体温計で熱を測った。
金曜日にやっと、熱が6度台の平熱に下がった。
もちろん、この間、幼稚園はずっと休んでいる。 つまり、1週間休んでしまった。
風邪とはいえ、家の中でお絵かきや塗り絵、ままごとなどをするモミィは楽しそうだ。
寝屋川の幼稚園で登園拒否したように、今回も1週間休んだら幼稚園が嫌にならないか…
どうも、そのへんのことが、心配だった。
心なしか、明日から幼稚園…という日曜日は、なんとなくグズグズ言っていた。
僕たち夫婦は、再び、9月の緊張を思い出し、身体をこわばらせた。
しかし、昨日の月曜日は機嫌よく行って、幼稚園でもお友達と楽しく遊んだという。
あぁ、よかったなぁ~
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僕のほうは、昨日、月一度の徳州会病院松原へ検査と診察に出かけた。
持病の不整脈は、薬がうまく効いてくれていて、最近はまた調子がよくなってきた。
そのほかにも、いろいろ検査する。
不整脈で血流が乱れたときに固まった血液のかけらが、脳に飛んでをつまらせる…
いわゆる脳梗塞を防ぐためのワーファリンという薬を飲んでいて、毎月チェックする。
効きすぎていると血液がサラサラになりすぎて脳内出血の危険が出てくる。
効かないと、不整脈の際、血液が滞留して血が固まりやすくなり、血のかけらが脳に飛ぶ。
そのワーファリンの、血中濃度を、毎月チェックするのである。
僕が4年前に脳梗塞の一種「一過性脳虚血発作」に襲われたのも、不整脈が原因だった。
本格的な脳梗塞にならなかったのは、血の塊が、脳の細い血管に詰まったからだという。
太いところに詰まっていたら、半身不随は免れなかったみたいだ。
「ラッキーでしたね」 と、医者が僕のMRIの写真を見ながら言った。
それと、糖尿病の数ヶ月の平均血糖値である HbA1c の検査も重要だ。
今のところ、基準値範囲内に収まっており、医師から 「優秀ですね」 と言われている。
一時飲んでいた糖尿病の薬は、ここ数年は全く飲んでいない。
「優秀でない」 のが、肝臓の数値だ。
γ(ガンマ)GTPという、お酒による肝臓のダメージ度をあらわす数値が、高い。
基準値範囲は12~49ということだが、昨日は131だった。
まあ、酒の好きな僕なので、この数値は2ケタと3ケタの間を行ったり来たりしている。
今年1月の検査で、ガンマが159にまで上がった。 3ケタは、やはり、具合が悪い。
これではいかん…と、禁酒して臨んだ次の検査では65にまで下がった。
これは、酒さえ飲まなければ肝臓は回復する…というあかしである。
…と、油断していると、次は87、その次は…とだんだん数値があがり、
とうとう、今日はまた3ケタの131に戻ってしまったのである。
これは、思い当たるところがあるだけに、言い逃れはできない。
僕は、不整脈や耳鳴り、糖尿病、腰痛、それと高尿酸値症もあり、
毎日、ワーファリン4錠をはじめ、不整脈の薬、尿酸値を下げる薬、
安定剤のデパス、寝る前には睡眠薬のマイスリーをせっせと飲んでいる。
これ以上、酒のダメージによる肝臓の薬などを処方されるようになると、やばい。
そうならないうちに、節酒 (あるいは断酒) を心がけようと思うが、ダメだ~。
僕は自分を律するということができない、意志の弱い人間なのです。
話のついでですが、実は耳鳴りに関して、大変なことが起こりました。
3年前、大手前病院で購入したTCI (補聴器形の耳鳴り治療器) を、紛失しました。
26日の金曜日です。
やたらに耳鳴りがうるさいので、最近TCIの電池を入れ替え、装着していたはずです。
さあ、それからですが…
家の中のどこかで外したのだと思うのだけれど…。 覚えていない。
いや、ほんとに、どこで忘れたのだろうか…
ケースに入っているものとばかり思っていたのだが、中は空っぽ。
このごろ、ボケ症状が出始めているのか、ところかまわず、置いてしまいます。
そして、そのまま忘れて、あとから大騒ぎして探すのです。
それでも最後は必ず出てきたのですが、今回は、ちょっと違います。
26日から4日間、どこを探しても出てこない。 狭い家の中なのに。
めぼしいところ、心当たりのところはしらみつぶしに探したけれど、見当たらない。
当日は外出していないので、外で落としたということはないと思う。
まして、カレーやラーメンの中に落とすこともしなかったし(笑)
やっぱり酒を飲んで、途中で耳から外してポケットに入れてそれがどこかに落ちたのか、
とんでもないところになおし込んだのか…
永遠の謎になりそうである。
そこで僕は考えた。
耳鳴り苦痛を緩和するTCIに、僕はずっと頼ってきた。
でも、その頼りのTCIを紛失してしまった。
あれは、6万円もしたんですよ (まあ、お金の問題だけでもないけれど)。
もう一度購入するか…といえば、いちおう耳鳴り歴3年ですからね。
無くても生きていける、という気概を持つべきではないだろうか。
てつおさんの奥様の哲学を、自分も学ばなければならない。
よ~し。
僕は決意しました。
大手前病院とは、ここで卒業かな、と。 (もしかして、中退?)
TCIを失っても、○○先生は 「それだけじゃないですよ」 と、
きっとおっしゃってくれるでしょう。
TRT療法は、必ずしも耳鳴り緩和をTCIだけに限っていないですよね。
現に僕は、先生から、アイポットとかなんとかいう器具に音を入れてもらいました。
TCIと同じように、ザーザーという音がして耳鳴りが楽になるのです。
もうひとつ。
さっきのは、ザーザーという音だけですが、yukariさんが素敵なのをくれました。
「耳サプリ」 というCDです。
僕はさっそく、愛用のウォークマンに入れて、聞きました。
モーツァルトの曲を始め、なごむ曲の数々。
そして、雨の音や滝の音など、自然の音が入っているのです。
27日から、僕はこれを耳につけはじめました。
モミィが、「なに聞いてるのん」 と聴きます。
「気持ちのいいお歌とか、気持ちのいい波の音とか」 と答えます
耳鳴り発症、3年。
最近は、あまり装着はしていなかったけれど、無ければ寂しいTCIでした。
それがなくなってしまった今、ここが正念場かな、と思っています。
TCIに変わるものもいろいろ出ているという学会の発表も聞かされてきました。
それは、yukari さんにいただいた、耳サプリのような 「音感」 だと思います。
もしも、耳鳴りが永遠に消えないものだったら、逆にサプリで耳を楽しませる…
そういう方法も、あるのですよね。
ユーモラスに書かれていたてつおさんの 「パチンコ」 療法ですが、
これも、耳鳴りという得体の知れないヤツを無視する最良の方法かもしれません。
考えたら、耳鳴りという 「気になるヤツ」 を無視するには、ヒマだったらダメですね、
何か、打ち込むこと…それは趣味的楽しみもあれば、切羽詰った状況もある。
そういうことに集中していれば、耳鳴りは出番を失います。
僕はこれまで3年間頼ってきたTCIと、お別れをします。
…というか、相手が消えてしまったんで、まあ、ふられたということですが…
TCIなしで、生活をします。
な~に、代用はありますよ。
yukariさんにいただいた 「耳サプリ」 は、モーツァルトの曲もあるし、
自然の音も入っています。
要するに、常にそういうものを聴いて、耳を肥やせばいいのですよね。
3年間悩みぬいてきたことが、TCIを失ったことで、局面が変わりました。
もう、逃げ場所はない。
あとは、「耳サプリ」を聴いて…
耳鳴りになったから、こういうものが聴けるのだなぁ…という幸せ。
そう感じて生きていきましょう。
聴くと、耳鳴りそのものも、気にならなくなるのでは。
そんなことを思いました。
まあ、理想は、てつおさんの奥さんのように、
忙しい主婦業をしながら、反抗期の子どもたちの教育もして、
パチンコから帰ってきた婿さんに 「諭吉を持って帰れ~」 と叱咤激励して、
自分の耳鳴りは、「忙しいから、いちいち気にしてられませ~ん」
という、そういう生活が、耳鳴りを封じ込めるベストの生活かもしれませんね。
てつおさんは、「鬼嫁」 とか言っておられますが、わざとそんなことを言っちゃて~
ほんとうに、いい奥さんですよね。
…ということで、TCIをなくして、次に大手前に行くのもどうかと思います。
1月に予約はしているのですが…
行って 「なくしました」 と言ったら、いつも奥に控えているトーシンの社員の方が、
新しいものを出してきてくださるのだと思います。
でも、また新たに6万円払ってTCIを買おうとは思いません。
TCIなしの生活をやってみたい…と思います。
「耳サプリ」 がありますから、いざというときの用意もあるし。
大手前の○○先生は、ご自身も、音は小さいですけど耳鳴りを持っておられます。
だから、僕らの悩みは十分理解していただいているわけで…、
大手前には行かなくなっても、○○先生とは、お付き合いしたい…
う~ん、そんな気持ちですけどね。
それと、大手前病院だったこそ、yukari さんとお母さんとも知りあえたし。
大手前の 「めぐりあい」 は、楽しい出会いでした。
いや、別に、これが yukari さんとのお別れではないですよ。
私たちは、これからも、なるべく会いましょうね。
* 深夜、目覚めて眠れないまま、起きてこのブログを書きました。
お酒をグビグビ飲み、酔った状態で書いたので、誤字脱字だらけ。
おまけに、関係のない文章まで最後尾についていて、
先ほど、ブログを読まれた方からメールをいただきました。
あわてて、いま、修正しました。
海老蔵さんではないけれど、大酒はいつか人生を狂わせます。
肝臓の数値も高いし、そろそろお酒を辞める…ということも考えなければ。