めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

明日はバレンタインデー

2014-02-13 14:36:50 | 日記

我が家は今や絶不調。
先週の雪の日から始まった私の風邪が全員にうつってしまった。
最初は私の所為だと冗談気味に言ってた妻も、今や連日の咳と
発熱で朝からぐったり、息子も言葉少なげに出勤していきました。
私も全快とは言えないものの、昼前には出勤。

明日はバレンタインデー、毎年ながら街中は1週間前から騒がしい。

昔は、日頃チョコレートを食べない男たちが、全く気が無いものの
義理とは言え、何個もらったかで内心鼻が高くなったものです。

私もかつては一袋程頂いた事が有り、リビングのキャビネットの上に

ずらりと並べて家族にこれみよがしの顔で胸を張ったのを思い出します。

しかし、月日が教えるこの現実、息子ですらオジサンになっている昨今、

私の手元にやって来るチョコレートは無きに等しい。
妻は病に伏して、冗談半分にくれる娘は仕事で最近会っていない。

仕事関係はそういったイベントに殆ど興味ない叔母様方。

かつて、二桁以上もらっていた頃は、こんな日は、企業の策略だ!と
言って、チョコレートなんか要らないとほざいていたが、今となると
戦略でも義理でもいいから誰かサプライズして欲しいものです。

とは言うものの、我々日本人は寛容なのか無神経なのか、
海外からやってきたイベントに全く抵抗なく乗ってしまう。
今でこそ当たり前のクリスマスも、我々はクリスチャンでも無くても
一向に気にせず、日本の正月よりも盛り上がってしまう。

最近では、私は全く理解できないが、秋の頃訳の分からない

オレンジの野菜を頭に被った若者たちが渋谷の街を闊歩している。
それに便乗するかのように、街中の店舗の多くがそのキャラを
店頭に飾りたてる。

昔から日本人は海外から入ってきた文化を反発することなく

生活の一部にしてきた歴史があります。
クリスマスでキリストのお祭りに便乗したかと思いきや、
年末にはお寺の除夜の鐘を聴きながら神社に参拝する。
世界ではいまだに宗教の違いで戦争が起こり、他文化を受け入れず
独自の生き方を貫く国も多い。

日本人に強烈なナショナリズムが生まれないのは、太古の昔から

万物に神を感じ、全てを崇拝してきた歴史があるからかも知れない。
バレンタインデーがたとえ企業の計算された戦略であろうと
なんのためらいもなく取り入れてしまう自分もまた日本人の
典型的な姿なのかも知れません。


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