ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年8月2日。ウクライナ侵攻から160日目

2022-08-02 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年8月2日。
 朝は薄暗かったのですが、天気予報が外れて雨は降りませんでした。

 今日ベラルーシ大統領のセキュリティサービスを担うメンバー1083人分の個人情報を、ベラルーシのハッカー グループ、サイバーパルチザンがネット上に流しました。
 サイバーパルチザンは6月末に何らかの行動に出ることを予告していました。今回のことだったのですね。ベラルーシ大統領のボディガードなどの個人情報を流出ですか・・・。
 
 ロシア最高裁は今日、ウクライナのアゾフ連隊をテロリスト組織に認定しました。
 ちなみにベラルーシのサイバーパルチザンは1年前に過激派認定を受けています。


 駐日ロシア大使が4日に広島市を訪問し、原爆慰霊碑に献花する予定です。広島市は今年、原爆の日の8月6日に開く平和記念式典に、ロシアとベラルーシの大使を招待していません。
 ベラルーシ大統領は離任の挨拶を兼ねて広島市をすでに訪問しましたが、ロシア大使は6日には呼ばれていないけれど、4日前に訪問したということですね。
 広島に原爆を投下したのはアメリカなので、アメリカを批判する姿勢でいるのでしょう。
 しかし今、ロシアはウクライナ侵攻で核兵器の使用をほのめかしています。

 
 ベラルーシでは5人以上の子どもを生んで育てた(つまり産んだ後、親権放棄することなくちゃんと育てている)女性に母親勲章という勲章を授与しています。
 今年は全国で110人を超える女性に母親勲章が授与されました。(その子どもが合計すると少なくとも550人かあ・・・と思いました。)
 母親勲章を持っている女性は国からさまざまな手当が得られます。
 

 ベラルーシのボブルイスクでは、ベラルーシの空挺部隊が軍の祝日で、ロシア国旗を手にして市内を行進しました。


 ドネツク州からの住民の強制退去が始まりました。
 避難民を乗せた最初の列車が、キロボフラード州クロピブニツキーに到着しました。今後もこのような避難列車が多数出されるのでしょう。
 ウクライナ鉄道の発表によると、ドネツク州パクロフスクからの第1便の列車の乗客は136人。うち44人が移動が不自由で、15人の子どもも含まれていたそうです。


 国連難民高等弁務官事務所によるとウクライナから国外へ逃れた難民が、1000万人を超えました。