ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年8月6日。ウクライナ侵攻から164日目

2022-08-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年8月6日。広島原爆投下から77年目の日。
 
 ロシア連邦下院議長のヴャチェスラフ・ヴォロディン氏は、広島と長崎の原爆投下について、アメリカは何十万人もの民間人の死を引き起こしたが、すべては自らの力を示すためだったと述べ、さらにアメリカ政府に対して、悔い改めるよう呼びかけました。


 メディアのインサイダーは今日、ザポロージャ原発の敷地内で、ロシアの軍用トラックが何らかの貨物を下ろしている様子を撮影した動画を公開しました。
 別の情報源によると、約500人のロシア兵と、装甲兵員輸送車、対空施設、放射化学偵察用の装備を含む軍装備が原発の領域内に配置されており、発電所周辺はロシア軍によって穴が掘られているそうです。
 この原発に最も近い村の近郊に電源装置があるのですが、ロシア兵は地雷と弾薬をこの電源装置のすぐ近くにある陸橋の下で保管しているとも伝えています。
 弾薬の一部は電源装置の内部にさえあると主張するメディアもあり、ザポリージャ原発には「地雷」が設置されているのと同様だと報道しているメディアもあります。

 昨日の同原発電所への砲撃ですが、原発従業員の話によると、砲撃のせいで原発全体のバックアップ電源が切断されたのですが、第3原子炉ではセキュリティシステムの一つが稼働しなくなったので、2重のセキュリティシステムが起動しました。現在はディーゼル発電により通電が行われているそうです。だから、現時点では何とか安全だということです。しかし心配です。


 8月3日、ミンスク市中心部にあるバーのテラスで(つまり路上で)ライブを行っていたメリアム・ゲラシメンコさんがウクライナのバンド、オケアン・エレジーなどの楽曲を歌い、その動画が拡散した後、所在不明になりました。
 バーのオーナーとともに身柄拘束されていたことが翌日の4日に判明。
 5日の昨日、バーのオーナーは30日間勾留される有罪判決が出ました。
 ゲラシメンコさんは、ウクライナ軍が無人戦闘機を購入するための資金を寄付していたことが捜査で判明し、逮捕され、今日15日間の懲役刑の判決が出ました。


 ウクライナのノヴァヤ・カホフカの副軍事司令官ビタリ・グル氏が、自宅で何者かにピストルによる銃撃を受け、重傷を負い、クリミアの病院へ搬送される途中、死亡したと今日ロシアのメディアが伝えています。