ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年8月19日。ウクライナ侵攻から177日目

2022-08-19 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年8月19日。

 ベラルーシ大統領は、国内の農場を視察したときの会見で、ベラルーシが戦うことを望んでいないことを保証すると発言し、注目を集めました。
「私がここで何らかの攻撃を計画しているとは思わないでください。」
と述べ、現在、「戦争をしているウクライナはない」と信じているそうです。
 そもそもロシアと戦争をしているのはNATOとアメリカであり、さらにアメリカが関与していなければ、西側諸国はとっくの昔にこの戦争を止めていたはずだと持論を展開しました。
 とにかくアメリカが焚き付けていて、アメリカこそが最悪だということです。
 そしてベラルーシ人は(戦争などに参加せず)自分の仕事をするよう促しました。(農場視察の際の会見なので、このような言葉が出てきたものと思われます。)
「(政府は)あなた(国民)が普通に生活できるように全力を尽くします。ただ立ち止まらず、自分自身で雨後してください。これがまずあなたが必要とされているものです。国は常にあなたをサポートしてきましたし、これからもあなたをサポートし続けます。」
と大統領は約束しました。

 今までもベラルーシは戦闘に参加していないし、参加することもないと約束したわけです。
 ただ、ウクライナ側はベラルーシ領からウクライナに向かって、ロシア軍がミサイルを発射したと非難していますが、軍事施設をロシア軍に貸している格好のベラルーシのことも戦争に加担していると非難しています。


 ウクライナ南部軍司令によりますと、ウクライナ空軍はロシア軍の拠点4カ所を攻撃したほか、ロシア軍の補給路となっているドニエプル川にかかるカホフスキー橋を使えないようにしたということです。

 一方、南部ミコライウではロシア軍による攻撃で住宅数棟が損壊し、消防署の建物が壊れ民間人1人が負傷したほか、港湾施設へも再び攻撃がありました。


 リトアニア外相は、ベラルーシとロシアの観光客に以前に発行されたシェンゲンビザを無効にすることを提案しました。
 観光ビザは出さなくてもいいかと思いますが、ベラルーシ人の反政府派が数多くリトアニアに出国しているので、ビザが全く出なくなるのは困りますね。野党リーダーのチハノフスカヤ氏もリトアニアに住んでいるのに、