電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

文具店と書店にお出かけ〜『Bun2』12月号と『本好きの下剋上』第5部X

2022年12月12日 06時00分47秒 | 散歩外出ドライブ
コロナ罹患後、食料品の買い出しを除き、不要不急の外出を控えていましたが、二週間を過ぎましたのでさすがに大丈夫だろうと、行きつけの文具店と書店に行ってきました。文具店では、こんど大幅値上げの予告(*1)が出ていたプラチナ万年筆の製品で、今のうちに#3776シャルトルブルー(M)を確保しようと注文しました。あわせて、ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』の12月号をもらってきました。残念ながら目論見とは違って、プラチナ社では旧価格ではすでに出荷停止になっているとのこと、新年になってから値上げした形で出荷をするようです。残念ですが、今回は見合わせることに。どうも、私とシャルトルブルーは御縁がない(*2)のかなあ。



書店では、予約していた香月美夜著『本好きの下剋上』第5部「女神の化身」第X巻を購入しました。長く続いているこのシリーズも、新年の春と冬に第XI巻と第XII巻が刊行されて完結する予定なのだとか。コロナで寝てばかりいた自宅療養の後半、第1部第1巻から一気読みを始めたものだから、止まらなくなっていますが、完結が待たれる一方で完結が寂しい面もあります。佐伯泰英さんの『居眠り磐音』シリーズ(*3)では次々と新たな敵が登場してそれらを退けて、で、結局は何だったの? という疑問が最後まで残りましたが、『本好きの下剋上』シリーズ(*4)は『本を読みたい』を主軸にして全くぶれない。貧しい兵士の娘から神殿の青色巫女となり領主の養女となってさらに女神の化身となっても、本好きで本が読みたいから紙を作り印刷技術を導入しお話を集め作家を育てるという流れの一貫性は全く変わらない。このあたり、典型的なライトノベルの設定でありながら、本好きの読者の共感をよぶ興味深さ、面白さが感じられるところです。

(*1): 商品価格改定のお知らせ〜プラチナ万年筆社の公式サイトより
(*2): 新しい万年筆を購入するまで〜「電網郊外散歩道」2013年8月
(*3): 佐伯泰英カテゴリー〜「電網郊外散歩道」『居眠り磐音』シリーズ全51巻の感想
(*4): 香月美夜カテゴリー〜「電網郊外散歩道」『本好きの下剋上』シリーズの感想

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