電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

新型コロナ感染自宅療養記〜役立ったもの

2022年12月03日 11時35分53秒 | 健康
母の葬儀関連の日々、慌ただしさの中で、ちょっと疲れたと感じることがありました。いよいよ咳が出て熱も37度台後半を示すようになり、これは明らかにおかしいと病院を受診、抗原検査で陽性と診断されました。症状は軽症なので自宅療養に該当するとのことで、ただちに家庭内で隔離生活に入り、寝室とトイレ以外は立ち入らないようにしました。幸いに、リフォームした際に老母のために新しいトイレを増設していますので、古い方の昭和60年代の水洗トイレを専用に使えます。

症状は、咳、鼻水、喉の痛み、頭痛です。対処法としては「寝て治す」ことが基本で、寝室は少し窓を開けて換気を良くし、小型のファンヒーターと電気毛布で寒さ対策としました。保健所から送付されたパルスオキシメーターの使い方に少しとまどいましたが、

  1. イスに座り(あるいは正座して)、
  2. 数回深呼吸をして、
  3. 指を温めてから測定する

ように心がけたら、かなり安定した結果を得られるようになりました。

陽性確認の日から3日間、37度台後半の熱があり、酸素濃度も93〜94%と低く、脈拍も100以上とかなり心臓に負担がかかったようです。咳喘息という呼吸器疾患を持ち、70歳という年齢から、重症化を心配しましたが、おそらくワクチンの効果なのでしょう、教科書通り獲得免疫とくに体液性免疫が働く4日目から36度台に熱が下がり、酸素濃度も96〜97%に上昇しました。なんとか、重症化せずにふみとどまってくれたようで、mRNAワクチンが重症化予防に効果的に働いたと感じました。

3日目あたりから始まった頭痛については、左側頭部に時折ズキンという痛みが来ると、ほぼ同時に左足がピクッと緊張してけいれんのようになります。毎日、保健所から健康観察の結果を問い合わせる電話がかかってきますが、頭痛の件を報告すると、受診した病院に電話相談を依頼できること、薬が不足した場合の対処などを教えてくれましたで、病院に電話相談を依頼しました。その結果、38℃以上で飲むと思っていた解熱鎮痛剤のカロナールでしたが、熱が下がっても鎮痛剤として服用することを示されましたので、服用したところ、たしかに頭痛の頻度が激減しました。

また、役立ったものを列挙してみると、

  • 水分補給に水とポカリスエットとりんごが役立った。水分補給といっても、同じものを飲み続けると飽きていやになるけれど、起きて果物ナイフで切り取った4分の1分割のりんごの皮をむいて食べると、美味しく食べられて良かった。
  • 喉の痛みには、アズレン系のうがい薬が効果的だった。起きてトイレに入る時に、1日3回くらいうがいをしていたので、喉の痛みは比較的早く取れた。
  • 朝晩、食後に1錠ずつ服用した頭痛薬のカロナールが良く効いた。
  • 保健所や職場など各種の連絡に、連絡先を記憶させたスマートフォンが役立った。枕元に充電器を置き、しっかり充電して良く使った。
  • さまざまな情報収集に、寝床で寝たまま使えるタブレットが役立った。寝室では Wi-Fi 中心なので、型落ち製品でも十分だった。自宅の LAN 環境の整備は、いざというときの備えになるということかもしれない。
  • 枕元に置いた雑記帳と上向き筆記もできる加圧式パワータンク・ボールペンが、ふと思いつくたびに寝たまま書き留めることが出来、超便利だった。


その後、順調に回復し、鼻水が止まって粘り気のあるものに変化し、喉の痛みは緩和され、咳も激しい発作のようなものは起こらなくなり、明日で行動制限は解除、数日間の行動自粛という形になっていきます。濃厚接触者として日常生活を共にする家族、とくに妻の陽性が心配ですが、加えて葬儀の関連で多くの人たちとの接触がありましたので、感染が広がらないように祈っています。今のところ、親戚や知人で検査の結果、陽性が出た方はいないようで、ほっとしているところです。

とりあえず、新型コロナ感染して自宅療養した記録と、役立ったものをリストアップしてみました。皆様のお役に立てることがないほうが本当は良いのでしょうが、万が一の場合もありますので、記事としてまとめて投稿した次第です。

写真は、母の火葬の日に散り残っていたドウタンツツジの紅葉です。

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