電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「BUN2」の4月1日号を読む

2010年04月15日 06時19分02秒 | 手帳文具書斎
行きつけの文具店で、2倍も綴じるホッチキス「Vaimo」とA5判ルーズリーフ用紙を購入した際に、文具フリーマガジン「BUN2」をもらってきました。今号のテーマは、「手書きの魅力伝えます」というもので、各社の低粘度インクを使った油性ボールペンを取り上げています。

当方も、長年使っていた「Valentino」デザインの舶来ボールペンをうっかり踏んづけて壊してしまい、国産のいろいろなボールペンを試しているうちに三菱のジェットストリームを発見、そのスラスラ書き味に感動して、すっかりファンになりました。

残念ながら、Jetstream 以外の低粘度インクを用いた後発製品は使ってみたことがありませんが、本特集から、各社が様々なねらいで製品を投入し、一大ジャンル(^o^)を形成していることがわかりました。たしかに、この種の文房具は生鮮食料品のようなもので、類似品であっても供給する意味があるのでしょう。

それよりも、Jetstream の4色+1のボールペンに、ネイビーブルーやボルドーレッド等の軸色が追加されているとのこと。ちょいと興味をひかれます。このタイプは、ずっしりとした重さと軸の太さ、それにクリップがシャープペンシルのノックになっている構造から、胸ポケット等に入れて携帯する用途には不向きで、もっぱらデスク用として使っております。セカンドバッグ専用に、1本しのばせておくには良いかもしれません。
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2倍も綴じるホッチキス

2010年04月14日 06時15分20秒 | 手帳文具書斎
風邪で寝込んでおりましたが、ようやく起き出して、本日は出勤いたします。咳はまだ抜けきっておりませんけれど、鼻水・鼻詰まりはだいぶ改善し、楽になりました。他人にうつさないよう、マスクとうがいとを心がけたいと思います。

ところで、先日、行きつけの文具店で、 MAX の新しいホッチキス「Vaimo11」を見付け、購入してきました。「かる~く40枚!」「小型ホッチキス進化論、倍もとじる!新世代ホッチキス」というのがうたい文句です。針は10号針よりも少しだけ大きい11号針で、比較すると足が若干長いようです。試しに、20枚を大きく超える枚数をコクヨの「レポートメーカー」で冊子化してみたところ、軽くしっかり綴じることができました。綴じあとはフラットで、余分な出っ張りはありません。希望価格はもっとお高いようですが、当方の購入価格は1,181円。

あると便利なステープラー、なぜか老舗はホッチキス。「倍も」なら「Baimo」じゃないかと思うのですが、なぜか「Vaimo」なのだそうで。

写真のお隣は、鶴岡の木村屋のお菓子で「小鶴」。子どもさんが鶴岡市に嫁いだ近所の人からのいただきものでしたが、なかなか美味しいお菓子でした。
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風邪ひきの寝床の中で聴く音楽

2010年04月13日 06時28分40秒 | クラシック音楽
風邪をひき、休んでおります。熱はそれほど高くありませんが、どうも少々こじらせてしまったらしく、咳が止まらず、鼻詰まりで呼吸が苦しい。完全にダウンです。
とにかくひたすら寝るようにしていますが、うつらうつらしながら、ラジカセで音楽を流して聴いております。こういうときに、好ましい音楽というのは、かなり限定されるようです。

ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第5番「春」
ドヴォルザーク 四つのロマンティックな小品
シューマン 子供の情景、など

旋律が軽やかで、音量もあまりダイナミックに変化しないもの。いつのまにか、耳にするりと入ってくるような音楽です。ラジカセという、再生機器の条件もあります。

妻がグレープフルーツをむいてくれました。さっぱりして美味しかった。幸いに、食欲は衰えておりません。ようやく回復基調にのったかな?今日一日の辛抱で、なんとかしたいところです。
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サン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番」を聴く

2010年04月12日 06時22分47秒 | -協奏曲
転勤や引越しに加えて春の農作業もスタートで、車の通勤用CDの積み替えまで頭がまわらず、ずいぶん長く同じCDを聴き続ける事になってしまいました。それがサン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番」、チョン・キョンファ(Vn)、ローレンス・フォスター指揮ロンドン交響楽団による1974年のデッカ録音です。

第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ、ソナタ形式。弦のトレモロの中で、独奏ヴァイオリンが決然と情熱的な主題を奏し、曲が始まります。第1主題が様々に変奏され、音楽が大きな身振りで進む中で、第2主題は伸びやかに歌われる旋律です。
第2楽章:アンダンティーノ・クアジ・アレグレット、ソナタ形式。歌うような、あるいは夢見るような美しい旋律を持つ緩徐楽章です。曲の最後の、ヴァイオリンのフラジオレットと木管のユニゾンがとても印象的です。
第3楽章:モルト・モデラート・エ・マエストーソ~アレグロ・ノン・トロッポ、ロンド形式。無伴奏のヴァイオリンが激しい主題を奏し、オーケストラがこれに応える序奏で始まり、主部では独奏ヴァイオリンが鋭く激しいロンド主題を提示します。明るくはずむようなところや、聖歌ふうの旋律なども現れ、最後は華々しく結ばれます。

サン=サーンスは1835年生まれだそうですので、1880年に作曲、翌年1月にサラサーテの独奏によって初演されたときは、ちょうど40代半ばの年齢です。作曲家の個人的な年齢よりもむしろ、ヴィルトゥオーゾの時代にふさわしい内容・形式の音楽になっていることに注目すべきなのでしょう。サロンや宮廷にはもう収まりきれない、劇場や大ホールが前提となる、市民社会の音楽。

チョン・キョンファは1948年生まれだそうです。この録音の新譜発売当時、おおよそ同世代の音楽家に対する破格の扱いに、少々びっくりしながら聴いたものでした。解説書に「激しさと艶やかなカンタービレ」とありますが、まったくそんな印象でした。録音後30年以上経過した現在も、アルゲリッチらと組んだシューマンの室内楽などで、激しいヴァイオリンを聴かせております。健在、というべきでしょう。

風邪で寝込んでおります。ただいま、無線LANを生かし、寝床の中でLinuxネットブックにて修正投稿です。
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中村晃『最上義光』を読む

2010年04月11日 06時23分33秒 | 読書
上杉の賢臣で景勝に仕えた直江兼続を主人公にした「天地人」が大河ドラマになりましたが、当方、原作は読んだものの、残念ながらドラマの方は中断してしまいました。それにつけても謎なのは、なぜ上杉軍が撤退する徳川軍を追撃しなかったのか、という疑問です。これについては、

景勝も兼続も、北の制圧、すなわち最上と伊達の攻略を最重要視し、実際は関ヶ原合戦がわずか一日で終わるとは予想していなかったのだろう。

という解釈がもっとも合理的なものだろうと思います。

それにつけても、最上義光について、自分自身まったく知らないことに気づきました。地元にある霞城公園などで親しみ深い武将であるにもかかわらず、伊達騒動を描いた『樅の木は残った』などのように、腹黒い悪役として描かれることが多いのです。多忙な中、お堅い歴史書はちょいとごめんをこうむって、PHP 文庫でたまたま目についた本書を手に取った次第。

構成は、次のようになっております。

第1章 最上の家督
第2章 天童氏との戦い
第3章 栄枯盛衰、有為転変
第4章 寒河江城の攻防
第5章 伊達政宗、勇躍す
第6章 人生最大の危機
第7章 小田原参陣の明暗
第8章 秀吉の大名試験
第9章 勝算なき朝鮮出兵
第10章 悲劇の幕開け
第11章 徳川家康の策謀
第12章 直江兼続との激闘~陸奥の関ヶ原
第13章 悲願成就
第14章 義光の決断
第15章 死出の旅立ち
第16章 流転輪廻

なるほどなあ。日本列島の、いや本州の端っこにあるという地政学上の立ち場が、最後の決定的な場面で、逆転を許してしまうのですね。結果的にはそういうことか。

それにしても、いくら戦国の世とはいえ、秀頼に嫁ぐことになり到着したばかりの娘・駒姫が、秀頼に連座して死罪になるなど、最上義光が秀吉に心服せず徳川家康に忠義を示した事情は理解できます。ところが、家康に味方し貢献したものの、その家康の一言が最上の跡目相続の騒動を引き起こすのですから、まったく気の毒な話というか、腹黒い家康の策謀か、と思ってしまいます。家康の一言で長男を廃した義光の亡きあと、跡目をついだ家康ご贔屓の家親が、なんと家臣の妻に臥所で刺殺されたとあっては何をか言わんや(^o^)/
源氏の正当な嫡流であった最上家の改易は、徳川幕府の正統性の安泰を図るための絶好のチャンス、恰好の生贄だったのでしょう。



最上義光の時代、県都・山形は広大な三の丸を持つ商業都市になっていたようです。三の丸まで含めれば、山形城は小田原城、大阪城、江戸城と並ぶ四大平城だったそうな。明治に破却され堀は埋められ、旧陸軍の錬兵場となりましたが、戦後は霞城(かじょう)公園として市民に親しまれています。現在、二の丸、本丸の石垣の復旧が進められ、史跡として発掘調査が行われておりますが、桜の季節には格好の散歩コースです。今年は当方も、最上の悲劇に思いをはせながら、霞城公園で桜見物ウォーキングを敢行いたしましょう(^o^)/
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残念と楽しみ

2010年04月10日 06時19分29秒 | クラシック音楽
明日は山形交響楽団第204回定期演奏会があります。日曜日のマチネですから、余裕で間に合うなぁと思っていましたら、なんと、当日はばっちり勤務日ではありませんか!残念!仕方がないので、当日のチケットは知人にあげることにしました(T-T)

■4月11日(日) 16:00~、山形テルサホールにて

C.P.E.バッハ チェロ協奏曲 イ短調 Wq.170
ハイドン 交響曲第66番 ハ長調 Hob.I:60 「うかつ者」
ハイドン 交響曲第92番 ト長調 Hob.I:92 「オックスフォード」
指揮とチェロ:鈴木秀美

なんだか、この季節はなにかと都合が合いません。たしか、昨年も四月の定期は行けなかったような気がする(^o^;)>poripori

楽しみのほうは、映画「のだめカンタービレ」の後編が近日公開となったこと。こちらは17日からのようです。山響音楽監督の飯森範親さんもおすすめ(*)ですので、合間をみてぜひ行きたいものです。

(*):のだめカンタービレ後編、音楽を志す方は是非観てください!~「シェフ範親の窓」より
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柴田治三郎『モーツァルト』を読む

2010年04月09日 06時15分03秒 | 読書
岩波ジュニア新書で、柴田治三郎著『モーツァルト』を読みました。「運命と闘った永遠の天才」という副題を持つコンパクトな本です。この新書のシリーズは、碩学がそれぞれ得意の分野で、中・高校生向けにやさしく書き下ろしたものが多く、当方のような素人音楽愛好家には、あまり専門的すぎずにちょうどよく、いろいろな分野で入門的に読むにはたいへんありがたいものです(^o^)/

構成は次のとおり。

I 生い立ち
II 家族づれの演奏旅行
III イタリア旅行
IV ザルツブルグ時代
V アウグスブルグとマンハイム
VI 二度目のパリ
VII 大司教との決裂、結婚
VIII 新婚生活
IX 活躍と窮乏
X 創作の絶頂、孤独
XI 残照、終焉
年譜

著者は東北大学で長く教えたドイツ文学者で、『モーツァルトの手紙』などの翻訳も多数あり、本書でも、とくに手紙の内容や位置づけ等はさすがの分析です。

モーツァルトは、幼い頃から父親の英才教育を受け、イタリア等を旅行して様々な音楽を吸収し、天分を発揮していきますが、失ったものも大きいように見えます。たとえば同年配の子供の付き合いの中で学ぶような力関係や諦め(挫折)経験などです。小学生は小さな大人ですが、中学生は自我を再構成する時期とも言えるでしょう。大人の世界の中で自我を再構成することを余儀なくされたわけで、特異な性格はそんな事情によるものかな、などと感じます。

ウォークマンE で、レオン・フライシャーのピアノ、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管によるピアノ協奏曲第25番を聴きながら、こうした音楽・録音がパブリック・ドメインになることの恩恵を満喫しつつ、出先の安ホテルの一室で、本書を読み終えました。

写真は、今が花盛りのサンシュユの花です。
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梅は咲いたか、桜はまだかいな

2010年04月08日 06時02分20秒 | 散歩外出ドライブ
ようやく梅が咲きました。日中、あるいは夕方に歩いていると、良い香りが漂います。私でも感じるくらいですから、相当に強い香りです(^o^)/
冬の間なまった体を動かすために、せっせと歩くように心がけていますが、こうした香りの応援はありがたい。梅は咲いたか、桜はまだかいな、という俗謡がありますが、当地・山形の桜のつぼみは、現在こんな程度です。



通勤の音楽は、相変わらずサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番を聴いております。ウォークマンE を購入以来、こんどはウォーキングの音楽を選定する必要はなくなりました。いくつかの楽曲の中から、気分で選ぶだけです。本日は、R.シュトラウスの「ドンファン」等を、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管で。
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カバーノートが二冊を収納し携帯できることのメリットとデメリット

2010年04月07日 06時16分36秒 | 手帳文具書斎
最近、コクヨの Systemic やキングジムの Lezaface 等のカバーノートを使っていますが、二冊を収納し携帯できるというメリットはどこにあるのか、またそのデメリットは?などということを考えるようになりました。

(1) 備忘録ノートとダイアリー・ノートを一緒に携帯できる vs システム手帳と二重になってしまい、ダブルブッキングの危険がある(*)
(2) 横罫の備忘録ノートと方眼のグラフノート等を一緒に携帯できる vs 使用頻度の低い方眼グラフノートを常に携帯するため、ノートが厚く重くなる
(3) 前の備忘録ノートを新しい備忘録と一緒に持参し、参照できる vs ノートが厚く重くなり、とくに Campus High Grade A80 を 2冊は無理

結論。当方にとっては、2 冊を収納する意味は薄いようです。良好なデザイン・色を生かしたノートカバーとし、紙片類を一時保管するポケットやペンホルダー等の機能を利用する方が良さそうです。

(*):逆にシステム手帳をやめて、ダイアリー&備忘録ノートに一本化するという考え方も成り立つが、現状では、カバーノートに各種カード類や紙幣等を保管運搬する役割まで受け持たせるには、やや無理があるようです。
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ブログ記事と写真の関係

2010年04月06日 06時04分18秒 | ブログ運営
当ブログでは、一つの記事に通常は一枚以上の写真または画像を組み合わせています。この場合、記事と写真等の関係は次のようになります。

(1)記事が先にあり、関連する写真や画像を準備する。
(2)写真が先にあり、関連した記事を書く。

本や演奏会の感想等は(1)ですが、お料理やアホ猫記事等は(2)の場合が多いです。記事の内容が抽象的な場合は、季節の花や風景などで代用しますし、データの分析などの場合は、表計算のスクリーンショットを貼り付けることもあります。
記事のネタに困ったときは、写真をいろいろ眺めて未使用のものを選び、駄洒落で無理矢理こじつけた記事ですますことも(^o^)/



目下のところは、諸事多忙のため、なかなかゆっくりと写真を撮るゆとりを持てません。たぶん新しい環境に慣れた頃に、東北の春は本番を迎えます。その頃には、風景に、草花に、デジタルカメラの出番も多くなることでしょう。
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家族で一緒にお料理を楽しむ

2010年04月05日 06時10分17秒 | 料理住居衣服
先月某日、第三十○回目の結婚記念日でした。今年は転勤に伴う引越しで大騒ぎでしたが、この日は夕方から家族で一緒にお料理を楽しみました。私の方は例によって単身赴任流フライパン料理を、妻は豆腐となめこのみそ汁、玉ねぎとトマトのサラダ、昆布と薩摩揚げの煮しめ、うどの煮物、カレー味のカリフラワーのピクルスなどを用意します。





老母も、過日作ったぼたもちの材料の残りを使い、本くず粉でごま豆腐とぬた豆腐、



それから干し柿とりんごの白和えを添えてくれました。



我が家では、自家製の干し柿(*)を冷凍して通年保存していますので、いつでも食べられます。この干し柿とりんごの白和えが、絶妙に美味しいのです。当方の大好物であります。

決して豪華・高級な料理ではありませんが、手作りのものばかり。台所の会話も楽しい。ちょいとワインなども入ってご機嫌、大満足でした。

愛用のデジカメ画像をパソコンに転送し整理していたら、こんな写真が出てきましたので、本日はお料理特集と相成りました(^o^)/

(*):週末農業で柿の収穫~「電網郊外散歩道」2009年11月
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シューベルトの八重奏曲

2010年04月04日 06時23分54秒 | -室内楽
シューベルトの八重奏曲を実演で聴きたい、というのは、音楽ファンとしての念願の一つでした。第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスに、クラリネットとファゴット、ホルンが加わる編成の、室内楽としては規模の大きな音楽ですので、そうそう頻繁に接することができる曲目ではありません。もしかしたら、もう……いやいや、後ろ向きな想像は止めましょう(^o^;)>poripori
とにかく、念願のシューベルトの八重奏曲を実演で聴く(*1)ことができて、もう嬉しくて!しばらく余韻にひたっております。若い頃にLPレコードで聴いていた演奏(*2)も良かったけれど、文翔館議場ホールでの生演奏はまた格別でした。



(*1):パストラーレ室内合奏団演奏会でベートーヴェンとシューベルトを聴く~「電網郊外散歩道」より
(*2):ジャック・ランスロ(Cl)、ポール・オンニュ(Fg)、ジルベール・クールシェ(Hrn)、ガストン・ロジュロ(Cb)、パスカル弦楽四重奏団によるコンサートホール盤で、SMS-2219 という型番のもの。このページによれば、1961年の録音とのこと。
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さっと取り出せることがポイント

2010年04月03日 06時16分34秒 | 手帳文具書斎
手帳やカメラ、携帯電話や筆記具などは、サッとすぐに取り出せることがポイントだ、という点で共通性があります。必要なときにすぐ取り出すことができるから、使用する頻度が高くても、使用にたえられるといえます。

ふだん使っているカメラは、カシオの Exilim EX-Z30 というコンパクト型の機種ですが、これだとストラップをつけて手にぶら下げて歩けますので、シャッターチャンスにもすぐ対応できます。大事にしすぎて、カメラケースに入れ、バッグに入れて運んでいると、結局何日も使わないことさえあります。

携帯電話も、いつも同じ場所で携帯するから咄嗟の場合でも対応できるのであって、そうでなければ、鳴りっぱなしの着信音に焦って探し回る事になります。

手帳に筆記具のホルダーがついていると便利なのも、同じ理由によるものです。夏は上着を省略することが多く、筆記具を忘れると大変です。いつもの手帳にペンホルダーがついていて、使い慣れた筆記具がセットしてあれば、とりあえず安心できます。

使用する頻度の高い物ほど、サッと取り出せることがポイントとなるようです。
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パストラーレ室内合奏団演奏会でベートーヴェンとシューベルトを聴く

2010年04月02日 06時09分30秒 | -室内楽
あいにくの雨降り、しかも年度初めも初っ端の4月1日に室内楽の演奏会なんて、もしかしてエイプリルフール?と思ってしまいましたが、お客が入るんだろうかという心配も吹き飛ばし、さすがは山響・山Qのお膝元ですね~。開演前の18時45分には、ぎっしり満席とまではいかないものの、ほぼ埋まっている状況です。
当方、新しい勤務先で仕事を終え、少々後片付けをしてゆっくりと出かけ、軽く腹ごしらえをしてもゆうゆうと間に合いました。その点では、ありがたい限りです。



パンフレットを見てびっくりしました。今回の演奏会は、なんと山響のヴァイオリン奏者の城香菜子さんが退団することになり、卒業を祝うために仲間が集まって開催することになったというのです。しかも、城さんのお父さん、仙台フィルハーモニーの首席コントラバス奏者である村上満志さんも出演というのです。うーん、アンサンブル・ピノでも何度か演奏に接してきただけに、喜ぶべきか悲しむべきか、複雑な心境ですが、ここはやっぱりご本人の門出を祝うべきでしょう。

さて、いつものステージには、4基のスタンド型照明が奏者を囲み、中央に4つの譜面台が並びます。両サイドには、大きな反射板が目を引きます。正面手前の中央に、三脚にセットされているのは、録音機のマイクロホンでしょうか。

左から第1ヴァイオリン:城香菜子さん、第2ヴァイオリン:中島光之さん、ヴィオラ:井戸健治さん、チェロ:渡邊研多郎さんというメンバーが並び、プログラム前半はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番Op.18-3から。第1楽章:アレグロ、ニ長調。出だしはちょいとぎこちない感もありましたが、しだいに乗ってきます。第2楽章:アンダンテ・コン・モート、変ロ長調。若いベートーヴェンの緩徐楽章です。美しく魅力的な音楽です。第3楽章:アレグロ、ニ長調。やわらかいスケツルォ、とでも言ったら良いのでしょうか。第4楽章:プレスト、ニ長調。明るく活発な音楽です。

ここで、15分の休憩です。会場には、アンサンブル・ピノの黒瀬さんや山形弦楽四重奏団の茂木さん夫妻などのお顔も見えました。プログラム後半は、シューベルトの八重奏曲です。

ステージには、左から第1ヴァイオリン:城香菜子さん、第2ヴァイオリン:中島光之さん、ヴィオラ:井戸健治さん、チェロ:渡邊研多郎さん、コントラバス:村上満志さん、ファゴット:高橋あけみさん、ホルン:岡本和也さん、そして右端にクラリネットの郷津隆幸さんが並びます。男性はいつもの燕尾服に白い蝶ネクタイですが、城さんはパール色?のドレスに短上着を合わせ、高橋さんは深くあざやかな青色のドレスです。

第1楽章:アダージョ~アレグロ、ヘ長調、4分の4拍子。室内楽におけるコントラバスの存在感!クラリネットが実にいい音です!ファゴットとヴィオラが交わす旋律がチェロへ受け継がれるあたり、シューベルトらしい、すてきな響きの音楽です。
第2楽章:クラリネットと弦楽で始まるアダージョ。変ロ長調、8分の6拍子。管と弦のハーモニーです。弦のカルテットのあとに、強烈に入るコントラバスのピツィカート。このときのお父さん(村上さん)の表情が印象的。
第3楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ、ヘ長調、4分の3拍子。軽快なリズムで、しかし重量感のあるサウンドのスケルツォです。トリオ部は穏やかに、再び軽快なリズムに戻ります。
第4楽章:アンダンテ、ハ長調、4分の2拍子。いかにもシューベルトらしい、歌謡性のある音楽です。シューベルティアーデって、きっとこんな雰囲気だったのでは、と思わせる親密感があります。渡邊さんのチェロがとってもよく歌い、クラリネットが応えます。
第5楽章:メヌエット:アレグレット、ヘ長調、4分の3拍子。弦と管が交互に。響きの色合いがやわらかく充実しているメヌエットです。そういえば、このメンバーは、クラリネットとコントラバスを除けば、みな若いなあ。いや、中島さんも含めて、「ように見えます」。多少の傷や困難も乗り越える、いい仲間なのでしょう。アンサンブルから、そんな感じが伝わってきます。
第6楽章:アンダンテ・モルト~アレグロ、ヘ長調。ロマン派のシンフォニーの始まりのような、激しいトレモロで開始。一転して主部は明るく喜びに満ちた旋律・リズムで奏されます。

事前に配布されたチラシでは、メンバーの数は七人でした。これでどうやって八重奏を?と不思議でしたが、お父さんの出演という奥の手があったのですね。なるほど、納得です。
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備忘録ノートをA5判にして変わったこと

2010年04月01日 06時14分37秒 | 手帳文具書斎
近年は、ほとんどブログのネタ帳と化している備忘録ノートですが、昨年12月に《澪》ペーパーを用いたA5判のキャンパス・ハイグレードに変更(*1,*2)してから、4ヶ月目にしてようやく2冊目に突入しました。これまで使ってきたコクヨのB6判らせん綴じキャンパス・ノートと比較して、この間に変化した点をまとめてみると、次のようになります。

(1) B6判のときは2ヶ月に1冊のペースでしたが、A5判にしたら3~4ヶ月に1冊のペースになった。年間で計算すると、6冊から3~4冊に減らすことができそうだ。
(2) 冒頭に準備している目次のページが、従来(B6)は3~4ページで足りていたが、こんどは5~6ページ必要になった。これは、A5判サイズのために、ページあたりの平均記事数が増加していることと、B6判らせん綴じノートが50枚であるのに対して、キャンパス・ハイグレードは80枚であることが原因だろう。
(3) 新聞記事等のスクラップがしやすく、購入した書籍や音楽CD等のレシートも貼り付けているために、テキストファイル備忘録への転記も忘れにくい。

冊数の減少は当初のねらいどおりでしたが、目次のページ数が不足するところまでは読みきれませんでした。結果的には、なるほど、当然の論理的帰結です(^o^;)>poripori



(*1):今年の備忘録は6冊を越えそう~「電網郊外散歩道」2009年12月
(*2):今年の備忘録ノートはA4判のSystemicとキャンパス・ハイグレード~「電網郊外散歩道」2010年1月
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