電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

山本一力『ジョン・マン~波濤編』を読む

2015年01月02日 06時04分24秒 | 読書
初めて読む作家です。山本一力(いちりき)さんの名前を、一刀さんと勘違いして、笹野一刀彫か剣客の一刀斎みたいな名前だな、と思っておりました(^o^;)>poripori
Wikipedia(*1)で経歴とともに正しい読み方を認識いたしました(^o^)/

さて、その山本一力さんは、高知県にゆかりのある作家のようです。高知と言えば、黒潮と土佐の一本釣り。幕末のジョン・万次郎は、「郷土の偉人」でもあるわけです。近年、米国での万次郎の少年時代を取り上げた物語『ジョン万次郎~海を渡ったサムライ魂』(マーギー・プロイス著)(*2)を読んでおり、印象に残っていたために、初めて読む作家の作品として手にしてみた次第。そうしたら、まだ完結していないのですね! しまった、もう少し後に読むんだった!



土佐の万次郎は、遺伝的に驚異的に視力が良い家系に生まれた、利発で胆力もある少年ですが、父の死によってごく貧しい生活となります。母を蔑まれたことがきっかけで喧嘩となり、村にいられなくなって郷里を出ることになります。たまたま知り合った男・筆之丞の縁で、カツオ漁の新造船に炊夫として乗り組むことになりますが、運悪く嵐に遭遇し、難破漂流して鳥島に漂着します。やがて、米国の捕鯨船ジョン・ハウランド号が漂流者を発見します。

ジョン・ハウランド号のホイットフィールド船長は、立派な海の男でした。思わず続きが読みたくなります。

(*1):山本一力~Wikipediaの解説ページ
(*2):マーギー・プロイス『ジョン万次郎~海を渡ったサムライ魂』を読む~「電網郊外散歩道」2013年11月

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