電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

果樹園の春~亡父に感謝

2013年05月07日 06時04分33秒 | 週末農業・定年農業
長い冬が終わると、東北の春は一斉に花開きます。とくに、梅や桜、椿が盛りとなる四月中~下旬頃は、実に見事な景色です。それが一段落すると、桃がピンクの花を付け、サクランボやスモモが白い花を咲かせる果樹園は、それはそれは見事な、ワクワクするような風景となります。目を下に向けると、たくさんの草が一面に繁茂するようになり、腰を下ろして一休みするのも気持ちが良いものです。



こうした果樹園は一朝一夕には出来ず、亡父が長年にわたって丹精した成果を受け継いだものです。週末農業経営者としての喜びの陰には、救援に入ったヒロシマで入市被爆し、その後何度も手術を繰り返す生活を余儀なくされながら、果樹園の手入れと収穫を楽しみにしていた亡父の苦闘がありました。見事な花盛りの果樹園の中で、息子は亡父に感謝しながら、平凡なふだんの生活の幸福を思うのです。

ちなみに、これが5月5日のサクランボの花。気温も上がり、訪花昆虫がブンブン飛んでいます。受粉も良好のようです。良かった良かった(^o^)/



そして次がスモモの花。リンゴとプルーンはもう少し後になります。



桃の花は、そろそろ終わりです。折を見て、果実の間隔をあけるために、まばらに花摘みをしておく必要があります。



こういう地味な手入れが、美味しい果実を収穫するための前提条件です。


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