電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ベートーヴェン「ロマンス第1番」と「同第2番」を聴く

2014年02月23日 06時02分00秒 | -オーケストラ
最近は、通勤の音楽として、グリュミオー盤でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いておりましたが、当ブログ記事としてはすでに取り上げております(*1)ので、フィルアップされた「ロマンス第1番」および「同第2番」について、記事にしてみようと思いました。



「ロマンス」といえば、熟年世代ならば、若かりし時代を思い出して思わず胸をときめかせてしまうような語感(^o^;)ですが、曲の題名としての「ロマンス」は、もちろんそんな艶っぽい意味ではなくて、「自由な形式の、甘美で抒情的な曲」の意味だそうです。シューマンやドヴォルザークにも美しい曲がありますが、ベートーヴェンの「ロマンス」は、このジャンルの代表的な曲と言えましょう。

ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス第1番 ト長調 Op.40、4分の4拍子、小ロンド形式。重音奏法による独奏ヴァイオリンの開始に続き、オーケストラが同じテーマを奏でます。ちょいとバッハ風の印象さえありますが、実は1802年の作曲だそうです。

同じく第2番 ヘ長調 Op.50、a-b-a-c-a-コーダの小ロンド形式。作品番号は第1番より後ですが、4年前の1798年に作曲されたものだそうです。旋律がとても流麗で美しいのがとっても印象的。

■グリュミオー盤(GCP-1017)
No.1=6'45" No.2=7'58"

(*1):ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」を聴く~「電網郊外散歩道」2011年5月


YouTube にこんな動画がありました。まずは「ロマンス第1番」。その名の通り、独奏ヴァイオリンとオーケストラで。


Capuçon - Beethoven - Romance No.1


次は「ロマンス第2番」、独奏ヴァイオリンとオーケストラで。




写真は、過日の某菓子業界の陰謀に協賛した記録です(^o^)/

【追記】なお、ピアノ伴奏のものを貼り付けていましたが、よく聴くとどうも音程に不安があるのと、なんとなく楽器の宣伝臭いので、削除してしまいました(^o^;)>poripori


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