電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

仁木英之『薄妃の恋~僕僕先生(2)』を読む

2011年02月09日 06時05分42秒 | 読書
前著『僕僕先生』から、お話の中では五年の月日が過ぎ、頼りないプータロー青年王弁も、僕僕先生に教わった薬丹の処方を生かし、未熟ながらも薬師として励んでいるところから、仁木英之『薄妃の恋~僕僕先生(二)』は始まります。

始まった途端に、僕僕先生と旅に出ることになり、しかも料理コンクールに出場するというのですから、相変わらず能天気なストーリーです。料理というのは、競うものではないと思うのですが、世の中にはすぐ競いたがる傾向がありまして、だから現代は資格や級の認定だとかいうビジネスが成り立つわけですが、ここではうまく友情に転化したようです。

このあとも、雷やら「薄~い妃女」の恋やら、酒癖の悪い女神に仇討ちや歌姫など、多彩なお話が詰め込まれています。なんとか最後までおもしろくたどり着くことができました(^o^)/
コメント