電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

雪の山形道と藤沢周平記念館、致道博物館

2011年02月11日 06時04分51秒 | 散歩外出ドライブ
先日、山形道を西に向かい、雪の月山を越えて鶴岡に行きました。西川町あたりはだいぶ雪が降っておりましたが、幸いに山を越えたら雨降りで、道路は黒く濡れておりました。早朝にライブカメラで見た時は白かったので、たいへんありがたかった(^o^)/banza-i

そんなわけで、少々時間に余裕ができましたので、せっかく来たのだからと、藤沢周平記念館と致道博物館をさらりとハシゴしてきました。




藤沢周平記念館は、これで三度目になります。今回は第二回目の企画展で、『春秋山伏記』と庄内というテーマで特集を組んでいました。『春秋山伏記』は、雑誌「家の光」に連載された、地元庄内弁が満載の作品ですが、単行本になった後も方言などを少しずつ直していたのだそうで、文庫本ではそれがだいぶ直っているそうです。そのあたりの経過も、なかなか興味深いものがあります。今回は、同名の図録が発行されていましたので、1冊400円で購入してきました。




致道博物館では、「古絵図の楽しみ」と題して企画展を実施しており、なんと全部で34畳もあるような巨大な出羽国絵図がすごかった。山形大学名誉教授の故・柏倉亮吉さんによる解説文によれば、幕府の命により秋田の佐竹藩が作成することとなり、庄内藩や新庄藩、山形藩、米沢(上杉)藩などが語らい、作成したものらしい。なかなか見ごたえがありました。

それだけでなく、展示された複数の古絵図に、私の故郷の村の名前もちゃんと出ておりました(^o^)/
当方は日本史はまったく弱い分野でありますので、嘘かまことか定かではありませんが、一族の先祖の言い伝えによれば、当地は庄内藩領だったことがあるのだとか。なんでも庄内藩・酒井候より苗字を拝領したのだそうな。なるほど、符合するものがありました。もっとも、言い伝えというのがどこまで当てにできるのか、裏付ける実証的な証拠がない限りは確実とは言えませんが、若いころには鶴岡市民でありましたので、庄内とのご縁はけっこう深いものがあります(^o^)/



帰りは途中まで月山道ルートを取りましたが、対向する車線を走る車もごく少なく、暗い道がやけに心細く感じられました。たぶん、車中でショスタコーヴィチの交響曲第8番なんぞを聴いていたせいもあるかと思います(^o^)/
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