電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

地区の剪定講習会に参加する

2011年02月21日 06時02分05秒 | 週末農業・定年農業
冬は雪に閉ざされ、週末農業もお休みとなっておりますが、早春の息吹とともに、畑の作業も動き出しました。この日曜日には、地区の剪定講習会があり、雪の園地に集合し、剪定作業の講習を受けてきました。妻は昨年も受講し二度目ですが、私は今年が初めてですので、何から何までみな面白い。

要するに、樹形全体を見て、光が全体に行き渡るように整えるわけですが、その際に、頂芽優勢ですので垂直に伸びようとしている幹は枝をごく少なくして成長を抑制し、横に伸びて生殖成長をし花芽を付ける幹は、枝を付けて葉面積を多くするようにする、というのが大原則で、幹を馬にたとえれば、馬乗りになった枝は払い、主幹よりもずっと細い枝を残す、ということでしょうか。あとは、良い花芽を付けた枝を残すことと、幹から出た成長枝は払うが、枝から出た成長枝は将来を考えて残すことなどでしょう。



言葉ではなかなか伝わりにくいのですが、畑で実際に樹木を剪定しながら整えていく様子を見ていると、空間的・立体的な位置関係に、なるほどと納得します。このあたりも、経験を通じて体得するものが多いと感じます。我が家の週末農業では、雪解けを待って剪定に取りかかろうと思っていますが、当地の篤農家では、かんじきをはいて雪で真っ白な園地に入り、すでに剪定が始まっているようです。
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