電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

アホ猫が語る映画「沈まぬ太陽」

2010年01月26日 06時19分22秒 | 映画TVドラマ
あのね、このあいだね、ご主人と奥さんが、二人揃っておでかけしたのよ。なんでも、「沈まぬ太陽」とかいう映画を観てきたんだって。腰がいたいとかいいながら、エサも獲れないのに、三時間もかかる映画を観てくるんだから、まったく人間ってアホよね~。

それで、二人とも感動して帰ってきたんだけど、話を聴いていると、なんかおかしいところがあるのよ。恩地さんとかいう主人公が、御巣鷹山の飛行機事故の遺族係を担当するんだけど、遺族の気持ちになって対応してくれて、とっても心優しい人なんだって。だけど、その人は、ひどい会社のせいで、何年間もアフリカに左遷されていたんだって。そのあいだ、狩猟をしてうっぷんをはらしていたそうなんだけど、あたしのカンでは、エサにするわけでもないのに巨象を銃で一撃で撃ち殺す人が、心優しい遺族係と同一人物だなんて、信じらんな~い!ぜ~ったい違う人よねっ!

ご主人の単身赴任の経験からして、長い単身赴任生活は、楽しみがなければやっていけないそうよ。趣味・道楽よね~。アタシたちネコ族と違って、人間たちは弱いからね~。アフリカで、狩猟が楽しみだったんじゃない?アタシたちと親戚のネコ族を剥製にする?そんな、食べるわけでもない殺戮なんて、ひどい仕打ちよ!

アタシだったら、主人公を二人にして、びっくり行天さんを悪役にしないで、国内左遷で遺族係にしたほうが、はじめの優柔不断な性格とつじつまがあうと思うんだけどな~。ひどい会社が二人の友情をアフリカと国内に分けて押し流すけれど、大事故で再会する、みたいな~。

えっ?原作と違うって?原作ってなあに?人の名前?


をいをい、アホ猫よ、クルミの脳みそで、いい加減なことを言ってるんじゃないよ。二人とも、とっても感動したんだから、そんな水を差すようなことを言わんといて。ほらほら、イスが毛だらけじゃないか!
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