電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

もしタイムマシンで過去に戻れたら~聴いてみたい演奏会

2009年05月08日 20時46分18秒 | クラシック音楽
以前、「もしタイムマシンで過去に戻れたら~音楽編」という記事(*1)を書いておりますが、その続編です。もし、タイムマシンで過去に戻れたら、聴いてみたい演奏会は?

(1)1824年5月7日、ベートーヴェンの交響曲第9番の初演(*2)。ミサ・ソレムニスと一緒という、強烈なプログラムの演奏会。
(2)アーネスト・サトウが一時帰国していたときにむさぼるように聴いた音楽会の中から、1876年3月23日のフィルハーモニック・コンサート(*3)。メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」序曲、ウェーバー「オイリュアンテ」序曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、シューマンの交響曲第2番、ショパンのノクターン嬰へ短調など。ピアノ演奏は、クララ・シューマン。
(3)ボロディンが妻となる女性と知り合った、サナトリウムにおけるピアノ・リサイタル(*4)。
(4)米国に亡命する途中に立ち寄ったプロコフィエフが帝国劇場で開いたピアノ・リサイタル(*5)。
(5)ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の来日演奏会(*6)。モーツァルトの交響曲第40番とシベリウスの交響曲第2番を中心とするプログラムは、NHK-FMで実際にリアルタイムで聴きましたので、このほかの、「英雄」交響曲やグラフマンとのプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」、あるいはシューマンの2番の交響曲などが中心の演奏会。
(6)われらが山響の記念すべき第1回定期演奏会(*7)

そのほか、実際は話題作りのための「やらせ」による混乱もあったらしい「春の祭典」の初演とか、ベルリンの壁崩壊後の記念すべきバーンスタイン指揮「第九」演奏会だとか、もっと話題性のある演奏会も少なくないわけですが、当「電網郊外散歩道」の過去記事を中心に、いくつかを拾ってみました。

(*1):もしタイムマシンで過去に戻れたら~音楽編
(*2):実際は魅力的な女性写譜師はいなかったようですが~電網郊外散歩道「敬愛なるベートーヴェン」の記事
(*3):アーネスト・サトウが聴いたクララ・シューマン~「電網郊外散歩道」より
(*4):愛妻に捧げる夜想曲~ボロディン「弦楽四重奏曲第2番を聴く」
(*5):大田黒元雄の回想による来日時のプロコフィエフ~電網郊外散歩道の記事より
(*6):セル/クリーヴランド管の来日公演ライブ録音のこと~電網郊外散歩道の記事より
(*7):タイムマシンで実際の演奏会に行くことは無理でも、録音か録画がありそうな気もします。山形放送あたりのライブラリに、保存されてはいないのでしょうか。一度、山響のあゆみを、定期演奏会の録音や録画で、見て(聴いて)みたい気がします。
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