電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

パソコン及び周辺機器の継続使用期間

2009年05月06日 05時19分20秒 | コンピュータ
先に、各種アプリケーション・ソフトウェアの継続使用期間を記事にしました(*)が、その続きとして、パソコン及び周辺機器の継続使用期間を調べてみました。次の表がその結果の一部で、上位のものから29位までを並べたものです。ただし、本体に拡張したメモリ等については、パソコン本体とほぼ同じ年数のため、省略しています。



ソフトウェアと比べて、継続使用期間が長いものが多いようですが、ソフトウェアとはまた別の要因もありそうです。

パソコン本体の場合、単一のOSで使っていた機械は短命で、異なるOSを併用していたものの継続使用期間が長い、という傾向があります。たとえば、私が使った Windows は 3.1→95→98→2000→XP とめまぐるしく変化交代しました。FM-Towns II Fresh という機械は、当初から TownsOS と MS-DOS と Windows3.1 を再起動で切り替えて使えるものでしたが、その後 CPU やメモリを拡張し、Windows95 を経てついには Linux まで投入しました。映像入力と画像編集なども楽しみましたし、ずいぶん長く使いました。十分に元をとったハードでした。また、FMV-6450CL2 も、320MB という、Windows98 全盛の当時としては破格の搭載メモリを生かし、Windows を引退後 Linux 専用機として、単身赴任のアパートの主力機として現在に至っています。
EPSON の VT516SR は、HDD を追加し、Windows95 と VineLinux1.1 のダブルブートで愛用しました。また、DEC の2台のマシンのうち、Venturis のほうは、やはり HDD を追加し、Windows95 と Linux のダブルブート機として使いました。一方、digitalPC5100 のほうは Windows98 専用機として使いましたが、いずれも筐体が大きすぎて場所ふさぎなため、早々と引退願いました。

このあたり、デスクトップ機を主として使い、ノート型はサブノートを愛用するという当方の流儀が明瞭です。CRT も 14" から 15" さらに 17" と大型化したために置き場所に困り、液晶ディスプレイの進歩は大歓迎でした。三菱のRD17は、早々と故障もしましたが、置き場所の問題が短命の最大の原因でした。

プリンタの場合、ドットインパクト方式のものからインクジェット、レーザープリンタへ、という変遷をたどってきています。Windows の普及で、プリンタ選択の自由を味わった記憶があり、これはたしかに Windows の功績だと思います。現在の Linux は、プリンタの選択という点ではまだまだ制約が大きいと感じます。

また、これまで変化の大きいものとして、通信回線があります。当初のアナログ回線から ISDN にしてターミナルアダプタをしばらく使い、常時接続の普及でダイヤルアップ・ルータに変え、ADSL を経て光接続になりました。ターミナル・アダプタとダイヤルアップ・ルータは自前で購入しましたが、結局はレンタルの方が安上がりだと気づき、ADSL に変更したときからレンタルにしてしまいました。

記録によれば、これまでに購入し使ってきたすべてのハードウェア及びソフトウェアの継続使用期間を平均すると、およそ 4.7年 となります。これは、実感とほぼ一致します。OS が大きくバージョンアップするごとに、ハード・ソフトともに何がしかの変更を余儀なくされてきましたが、こうして見ると、いいものを長く使う、ということを実践したければ、コンパクトで良質のハードウェアにフリーまたはオープンソースのソフトウェアを併用するなどして、企業主導で進められるハードの陳腐化を防ぐことが必要条件のようです。

(*):アプリケーション・ソフトの継続使用期間~「電網郊外散歩道」
コメント