電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

アプリケーション・ソフトの継続使用期間

2009年05月02日 05時45分27秒 | コンピュータ
あるソフトウェアのバージョンアップの案内があり、そういえば最近は、市販ソフトのバージョンアップを申し込まなくなってしまったなぁと感じました。いささか思うところがあり、当方の備忘録等をもとに、OSとプログラミング言語を除くソフトウェアの継続使用期間を調べてみました。あくまでも「継続的に使用していた(る)」期間、というもので、断続的に使用することもある、程度のものは省きました。プライベートで使うソフトウェアの変遷に、時代を写すものがあるなぁと感じたしだいです。

昭和の頃は、自作のソフトで表集計しておりましたし、プログラムは自作するものでした。それが、MS-DOS上で動作する各種アプリケーションやフリーのテキストエディタを愛用するようになり、FM-TOWNS で TeX や Linux を知り、Windows と Linux を併用する現在のスタイルに落ち着きました。
平成の初期には、まだ FM-OASYS などを主体としており、忠実にバージョンアップをしておりました。Windows に移行してからは、MS-Works や LotusSuperOffice から MS-Office へと変わっていきました。このあたりは、自分で選んだというよりは、むしろ時代の流れによるものです。



これに対して、いわゆるフリー・ソフトウェア、オープンソース・ソフトウェアの使用期間は、全体に長めのものが多いことに気づきます。うっかり忘れて名前を挙げていないものもある(*)かと思いますが、大勢はこんなものでしょう。OS の変化に伴い、使わなくなってしまったものも多いのですが、TeX や awk のように、環境が変わっても共通に使えるために、ずっと使いつづけることができたと思います。

大企業がバックにあるから安心して長く使いつづけられるわけではなく、むしろ企業の栄枯盛衰のほうが早い。プライベートで長く共通に使いつづけたいのなら、むしろフリーあるいはオープンソース・ソフトウェアを選択するほうが良い。あらためて、そんな感想を持ちました。

(*):そういえば、FM-Towns で愛用していたテキストエディタで、HEwin というのもありました。4年くらい使ったかな? DOS の64KBの制限もなく、メモリが許す限り大きなファイルをたくさん取り扱うことができ、途中で「落ちた」経験もなく安定していて、あれは便利だったという記憶があります。

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4 コメント

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お初にカキコします・・・ (南八尾電車区)
2009-05-02 22:16:57
 こんばんは、初めまして。
 ピースうさぎさんのブログ経由にてお邪魔しました。


 それにしても、記事本文中にて、懐かしいコンピュータ名称やソフトウェア名称を目の当たりにして、ふと私自身のコンピュータ(というかパソコン)との出会いの頃を思い出しました。

 まだ高校生の頃だったか〔もしかしたら大学進学後だったかもしれませんが…〕、「PC-9800シリーズ」等が全盛だった頃、父親からのお下がりで「PC-9801CV」を使い始めたのが最初だったのですが、あいにくソフトウェアを作る腕は持ち合わせていませんでした。
 せいぜいBASICのプログラミングをテキスト見ながら少しずつしていた程度です。
 とはいえ、その後、大学の施設などでいくつかのパソコンを触る機会を得ることが出来たので、徐々にパソコンに対して親しみを持つようになっていったように思っています。

 ところで私自身、その「PC-9801CV」を使っていた時分からの「一太郎」ユーザで〔その当時はVer.3でした〕、新しいPCを使っている今でも最近のヴァージョン(ちなみに「一太郎2004」)にて愛用し続けているわけですが、機能がどんどん充実する一方で価格が相対的に下がっているような印象を受けています《父親からの話で、Ver.3だった当時の値段は6万円台だったそうです》。


 とりとめのない文章で失礼しました。
 今後ともよろしくお願いいたします。
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南八尾電車区 さん、 (narkejp)
2009-05-03 13:43:42
いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。PC9801CVですか。3.5"FDDを2基搭載したコンパクトな一体型だったという記憶があります。当方、仕事ではPC98シリーズもだいぶ使いました。一太郎V3は、NEC版は58,000円でしたが、富士通版はたしか68,000円でした。昔のデータの中に、.jxwという拡張子のファイルを見ると、懐かしさがいっぱいですね。私の自宅の古いパソコンにも、一太郎V8や一太郎Homeなどが入っています。出番は少ないのですが、今でも知人同僚から操作を聞かれることがあります。それに逐一答えられるのに、昨日のことを忘れてしまっている私の記憶は、いったいどういう構造をしているのかと、家内に呆れられます(^_^;)>poripori
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懐かしい名前! (安倍禮爾)
2009-05-03 14:54:49
narkejpさん

 一太郎!懐かしいですねえ。DOSの頃のJXWORD太郎の頃からずっと使っていました。WINDOWSに切り替わった時、DOS出身ソフトウェアは致命的に壁にぶつかり、WORD、EXCELに徐々にとってかわられたんですね。私もその頃ドイツに住んでいて、周りがみな(ドイツ語版)WORDなもので、切り替えざるを得ませんでした。それ以降は一太郎はV.9でおしまいになりました。日本では、役所が国産品愛用で一太郎を愛用してますね。
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安倍禮爾 さん、 (narkejp)
2009-05-03 19:29:57
コメントありがとうございます。昔話だと、いくらでも出てきそうなのは、年齢のせいでしょうか(^o^;)>poripori
>JXWORD太郎の頃からずっと使っていました。
うふふ。管理工学研究所の「松」ユーザーには、恨み重なる名前でしょうね。当時、「松」は12万くらいしていましたが、太郎君は半値でしたから。当時は、テラなどというワープロソフトもありました。さらに半値くらいだったようですが、ATOKの変換効率との連携プレーにはかなわなかったのでしょうね。
当方、DOSの時代が過ぎ、Windows3.1の時代には、TeX for Windows を主に、OASYS/Win+Lotus1-2-3 を併用していましたが、プライベートで MS-WORKS が気に入って、ずっと使っていました。Windows95 以降は、もっぱら LotusSuperOffice 及び WORD/Excel/Publisher を使いましたが、Works からの類推で、ほとんどが大丈夫でした。その点、なかなか立派でしたね。
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