電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

最近、手書きがマイブーム。

2007年03月23日 05時13分25秒 | 手帳文具書斎
最近、手書きに凝っております。絵画とか書道とかいうものではなく、手帳やノートに書く、普通の文字の普通のメモです。ただし、筆記具が従来と違います。先日も記事にしました、1本100円のPilotのG-knockというボールペンでゲルインクの書き味を知り、今度は1本150円の、同じくゲルインク(*)を用いた三菱のJetStreamというボールペンに挑戦。1本100円だとか150円だとか、「なんともみみっちい挑戦だね」と鼻で笑われてしまいそうですが、これがまた微妙に違うのですね。並べて書くと、たしかに違う。

■Pilot G-knock 書き心地はスムーズで、線は同じ0.7mmでもやや太めに出ます。書いた直後は筆ペンや墨汁のようなテカリが出ますが、乾けばテカリは消えます。色は紙の上に浮き上がって見えます。赤や青はあざやかで派手な色。全体として水性に近い印象です。

■三菱 JetStream 書き心地は大変スムーズです。黒も赤も、油性に近い色合い。特に赤は落ち着いたオジン・レッドで、黒と同様に、紙に沈んで定着するように見えます。線はにじまず、太字(1.0mm)は太く、細字(0.7mm)はきちんと細く出ます。全体として油性っぽい印象。細かな字を書く手帳用には、こちらのほうが良いかもしれません。

50円の差か、書き味では三菱のJetStreamがスラスラ度は上に感じますが、しかしどちらが好みとは言い切れず。むしろ、ボールペンには珍しいブルーブラックというG-knockのインクの色に魅力を感じます。当地の店舗での普及度は圧倒的にPilotのG-knockが多いようですが、システム手帳用にはJetStreamも魅力的です。

【追記】
(*):JetStream、実は油性インクだそうです。BUN2 2007/4月号(Vol.11)の「ヒット商品こぼれ話」によれば、油性インクの重い書き味に閉口していた開発者が、数十種類の溶剤と潤滑剤等の組合せを試して確立したものだとか。たしかに、自分で感じた特性の方があたっていました。(2007/04/08)
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