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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2016年8冊目『20代の君たちへ、これだけはやっておきなさい』

2015-12-08 09:33:54 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

・サラリーマン生活数年で、仕事が辛いとか、人間関係で悩むなどといった贅沢をいう。何をもったいないことをいっているのか、と思う。

・お金をもらうことがどれだけ大変なことか、これが少しずつ身にしみていくことだろう。それが人生である。生きるということでもある。

・世の中、理屈どおりにはいかないことも学ぶだろう。そして人間は成長していくのだ。

・どんどんやりたいことをやってみるのが20代だ。まだこの年代は「若いから」という理由で許されることもある。

・仕事をしているときは、誰に対してもタメ口は使わないこと。

・ある程度仕事にも慣れて、ひととおりのことができるようになれば、20代の後半でもいい、人より抜け出すことも考慮すべきだろう。

‘はじめに’にから厳しい言葉が並んでいます。川北義則さんの最新刊は、結果を出す人の20代の過ごし方と思考を、あえて上から目線でアドバイスします。

川北さんは1935年生まれの80歳。人生を大きく左右する20代で、どう会社で生きがいを見つけ、どう過ごし人生を設計するか。大先輩のアドバイスは、身近な先輩とはまた違った視点で役に立ちますよ。

【my pick-up】

◎叱られ方をもっと工夫したい

人は褒めるより叱ることのほうに意味を注いでいるのだ。褒めるのは、適当なことでも可能だ。「一生懸命やっているから・・・」というだけで人は褒めてくれる。だが、叱るときはのっぴきならない理由のあることがほとんどだ。「ここでいっておかないと本人のためにならない」と思うとき、人は意を決して叱る。なかには気分で叱る者もいないわけではないが、基本的に叱るのは褒めるより切実な理由があるからだ。

◎実家暮らしがいいか、一人暮らしか

戦後の日本で、社会の中枢にいる人間は、なぜか地方出身者が多い。役所でも大企業でも、マスコミでも、出世した人間は地方出なのだ。その理由がわかるだろうか。地方の人間ほど、親離れが早かったからだ。せめて就職したら親元から離れるのが大人の必須条件だ。自分の給料で家賃を払い、もしそれでも食えなければバイトするなり、節約して自活する。そうでなければ一人前の大人にはなれない。

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2016年7冊目『出世する人は一次会だけ参加します』

2015-12-06 19:13:00 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、働き方や出世のルールの変化を、それぞれの会社のスタイルに合わせて、人事のあり方をもとに説明します。

≪ロイヤリティ型≫

経営層と従業員が一丸となって企業を成長させるタイプの企業。その代わり、従業員側の生活事情はあまり考慮されない。

≪環境適応型≫

環境変化にあわせて、個別の事情に対応しようとするタイプの企業。

≪自立型≫

会社と従業員とがそれぞれ自立した状態で成立している企業。

どのスタイルが良くてどのスタイルが悪い、ということではありません。重要なことは、それぞれの企業の人事マネジメントのスタイルによって、残業や転勤をはじめとする人事のルールが異なっているということです。それはすなわち、出世のルールの違いでもあります。

まずは自分のいる会社がどのスタイルなのか確認しましょう。それに応じた人事のルールを理解すれば、どのように働くと評価され出世できるのかが分かります。

タイトルの話で言うと、飲み会などの社内行事は出ないと出世できない、しかし二次会まで出るのはあまり意味がない。その間である、一次会まで参加するというのは、どのスタイルの会社であっても有効な落としどころでしょう。

【my pick-up】

◎会社行事に出席したくない、と思う心が出世を阻んでいる

会社行事は、新しいつながりを作る効果よりも、今存在するつながりを再確認し強化する効果の方を強く持つのだ。会社行事を重要視しないということは、あなたが会社でつながりを作れていない可能性がある。そしてつながりが少なければ、成果に対する評価はされたとしても、出世に必要な評判や推薦は得られない。会社行事に出たくないあなたは、会社に対する気持ちが冷めているのだ。そして会社に対して冷めた感情を持っている人が出世することはありえない。

◎なぜ自己評価は高めにした方がいいのか

強くアピールする方が短期的には得をすることが多い。まず、自己評価はなるべく高めにする。目標が未達成であったとしても、達成として記載する。達成していたのなら、さらに上位の評価になるような記述をする。次に、理由をしっかりと書く。未達成を達成とするのであれば、周囲の環境やクライアント側の事情などを理由として記述しよう。達成をさらに上の達成とする場合にも、どれだけ厳しい環境の中で達成したのか、ということをアピールすればいい。そして面談の場で、そのことについて再度話すのだ。「評価は会社がするものですからお任せします。でも私自身は自己評価に書いたような理由から、十分に認められるべきだと考えています」と。

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2016年6冊目『大前研一 日本の論点 2016~17』

2015-12-05 01:16:46 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、大前研一さんがプレジデント誌で連載している「日本のカラクリ」の1年間のストック及び特集記事から、読者の反響が大きかった稿をピックアップし、加筆修正して再構成したものです。

本書で取り上げている論点はいずれも、大前さんご自身が集めた事実をベースに論理構成して結論付けたり、大前さんなりの考えを導き出しています。

日本人は議論を尽くして相手に自分の言い分を理解してもらう、相手を納得させることにそれほど執着しません。それは「論理」で思考を組み立てる訓練を教育課程で全く行っていないことに原因があるとしています。

きちんと議論をして、自分の考えを堂々と述べて、それを補強する証拠を出してこそ賛同してくれる人の輪が広がるのです。

アベノミクスのまやかしは見透かされている、TPPが成立しても日本の農業は変わらない、被災地の復興を遅らせているのは誰なのか、アメリカが弱体化 世界の勢力図が変わる・・・

最近の政治・経済・社会事情のトピックをもとに、現状・問題そして解決策、今後の方向性を自分で考える訓練となる格好の1冊です。

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2016年5冊目『「ムダ斬り」できたら一流!』

2015-12-04 08:26:36 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

優れたビジネスパーソンとは「ムダ斬り」名人である。

不必要なものを捨て去って、本当に大切なことを活かしきっている。仕事・人間関係に関する問題解決の鍵は「ムダ斬り」にある。

この本は、現場第一線で仕事をしている方々へ「もっと軽くなって、あなたにとってもっと大切なことに集中しようよ」と語りかけ、そのための具体的手法を紹介します。

ムダな行為や思考、感情、常識、キレイごと・・・そういった目に見えないものに対し、仏教・禅などの考えからアプローチしています。

文章も本書の趣旨に基づいて、ムダな言い振りを用いない分かりやすい内容で、すらすら読める1冊です。

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【番外】2015年 年間ベストセラー発表

2015-12-02 15:16:38 | お知らせ

12月1日、日本出版販売とトーハンはともに、2015年 年間ベストセラーを発表しました。

今回は、両社の単行本ビジネス書のベスト10を紹介します。

両社で微妙に違いますね。ちなみに集計期間は同じです。ビジネス書としてのカテゴリーの違いもあるのでしょうか?

【日本出版販売】

1位 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見一郎・古賀史健、ダイヤモンド社)

2位 お金が貯まるのは、どっち!? お金に好かれる人、嫌われる人の法則(菅井敏之、アスコム)

3位 身近な人が亡くなった後の手続のすべて(児島明日美・福田真弓ほか、自由国民社) 

4位 平常心のコツ(植西聰、自由国民社)

5位 超一流の雑談力(安田正、文響社)

6位 まんがでわかる7つの習慣(小山鹿梨子・フランクリンコヴィージャパン、宝島社)

7位 伝え方が9割(佐々木圭一、ダイヤモンド社)

8位 結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方(茂木健一郎、学研プラス)

9位 マンガでよくわかる 教える技術(石田淳・temoko、かんき出版)

10位 トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術(浅田すぐる、サンマーク出版)

【トーハン】

1位 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見一郎・古賀史健、ダイヤモンド社)

2位 夢をかなえるゾウ(3)ブラックガネーシャの教え(水野敬也、飛鳥新社)

3位 お金が貯まるのは、どっち!? お金に好かれる人、嫌われる人の法則(菅井敏之、アスコム)

4位 平常心のコツ(植西聰、自由国民社)

5位 超一流の雑談力(安田正、文響社)

6位 まんがでわかる7つの習慣(小山鹿梨子・フランクリンコヴィージャパン、宝島社)

7位 伝え方が9割(佐々木圭一、ダイヤモンド社)

8位 結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方(茂木健一郎、学研プラス)

9位 トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術(浅田すぐる、サンマーク出版)

10位 読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑、サンマーク出版)

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