厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2016年7冊目『出世する人は一次会だけ参加します』

2015-12-06 19:13:00 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、働き方や出世のルールの変化を、それぞれの会社のスタイルに合わせて、人事のあり方をもとに説明します。

≪ロイヤリティ型≫

経営層と従業員が一丸となって企業を成長させるタイプの企業。その代わり、従業員側の生活事情はあまり考慮されない。

≪環境適応型≫

環境変化にあわせて、個別の事情に対応しようとするタイプの企業。

≪自立型≫

会社と従業員とがそれぞれ自立した状態で成立している企業。

どのスタイルが良くてどのスタイルが悪い、ということではありません。重要なことは、それぞれの企業の人事マネジメントのスタイルによって、残業や転勤をはじめとする人事のルールが異なっているということです。それはすなわち、出世のルールの違いでもあります。

まずは自分のいる会社がどのスタイルなのか確認しましょう。それに応じた人事のルールを理解すれば、どのように働くと評価され出世できるのかが分かります。

タイトルの話で言うと、飲み会などの社内行事は出ないと出世できない、しかし二次会まで出るのはあまり意味がない。その間である、一次会まで参加するというのは、どのスタイルの会社であっても有効な落としどころでしょう。

【my pick-up】

◎会社行事に出席したくない、と思う心が出世を阻んでいる

会社行事は、新しいつながりを作る効果よりも、今存在するつながりを再確認し強化する効果の方を強く持つのだ。会社行事を重要視しないということは、あなたが会社でつながりを作れていない可能性がある。そしてつながりが少なければ、成果に対する評価はされたとしても、出世に必要な評判や推薦は得られない。会社行事に出たくないあなたは、会社に対する気持ちが冷めているのだ。そして会社に対して冷めた感情を持っている人が出世することはありえない。

◎なぜ自己評価は高めにした方がいいのか

強くアピールする方が短期的には得をすることが多い。まず、自己評価はなるべく高めにする。目標が未達成であったとしても、達成として記載する。達成していたのなら、さらに上位の評価になるような記述をする。次に、理由をしっかりと書く。未達成を達成とするのであれば、周囲の環境やクライアント側の事情などを理由として記述しよう。達成をさらに上の達成とする場合にも、どれだけ厳しい環境の中で達成したのか、ということをアピールすればいい。そして面談の場で、そのことについて再度話すのだ。「評価は会社がするものですからお任せします。でも私自身は自己評価に書いたような理由から、十分に認められるべきだと考えています」と。

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