厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2016年9冊目『仕事と人生で成功するために本当に必要なこと』

2015-12-10 16:07:18 | 日記

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

40歳の人が80歳まで生きるとすれば、今はちょうど半分の曲がり角。さらに、ビジネス人生を40年とすれば、これまたまさに半分。

この本では、40代からの人生を充実させるための原理原則を説いていきます。

著者の新将命さんは1936年生まれの79歳。これまで外資系企業3社の社長などを経験されていますが、自己流が通用するのは20代までで、人生にも原理原則があるということを学んで欲しいとのこと。仕事ももちろん大事ですが、もっと広い視野で人生の創り方、生き方に関する示唆、提言と元気付けを与える1冊に仕上がっています。

これからの自分の市場価値は何か?40代は「もう」ではなく「まだ」です。

40代、50代の中高年の部長・課長クラスに元気がないという方もいますが、それはその世代が今の自分について多くの迷いや悩みを抱えているからではないでしょうか。40歳からの選択、意識改革でまだまだ残りの人生を謳歌できるのです!

【my pick-up】

◎時間の奴隷になるな

40代になったら、やってほしくない習慣が1つある。それは、飲み屋に行って、ああだこうだとムダな話をすることだ。そういう光景を数多く見てくると、私は1つの提案がしたくなる。それは、もう少し健康的な気分転換をしてはどうかということだ。私は1つ、30代後半でやめたものがある。ゴルフだ。理由は簡単で、ゴルフは1日仕事になってしまうからである。また、宴席も数多くある中で、2次会には行かない、と決めた。1次会だけなら、終わって帰宅すれば、本を読む時間がつくれる。これも大きな決断だったと思う。ジム通いも移動する時間が惜しくなってやめた。結果、今の私は、自宅でトレーニングをしている。特別な理由がない限り、1日40分、自宅近くを早足で歩く。1日、腕立て伏せを500回する。これなら、せいぜい1時間ですむ。同僚と飲みに行ったところで、大した気分転換にはならない。何かまったく別の、もっと前向きで健康的な気分転換を考えてみることだ。それだけで、人生の様相は一変する。

◎読書習慣は、一生の財産になる

これは私の印象だが、優れた経営者で、あまり本を読まないという人に会ったことがない。読書により心の栄養を摂取しないと人は、成長しない。当面はうまくいっても、活字のメシを食べて心の栄養をとっていない人は、結局は長続きしないのである。1日に1時間くらいは読みたい。これを1年間続けると、365時間になり、1冊読むのに10時間かけるとしても、おおよそ36冊程は読める。私は、本を読むという習慣そのものが、あなたにとっての貴重な財産であると考えている。私は、若い頃から、1つ自分に義務づけたことがある。それは、ウイークデーは1日1冊、本を買うということだ。これを30代から習慣化してしまったのである。本というのは宝くじと同じで、買わなければ読まないのだ。本の中には、書いた人の数十年の経験と叡智がぎっしり詰まっている。それが1500円程で手に入るのだ。世の中に、こんなに安い買い物はない。本を買い続けていたことが、本を1日1時間でも読むという習慣を後押ししてくれた。読書週間という財産にはずいぶん「利子」がつくのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする