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2016年11冊目『人事の超プロが明かす評価基準』

2015-12-13 18:43:52 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

何をすれば評価が上がり、何をすれば評価が下がるのか、多くの会社では、その具体的な「評価基準」が明確になっていません。

新人、チーフ、課長、部長など、キャリアや職位に応じて会社が社員に求めていることは、どんな企業もほぼ一緒。つまり、明確に「見える化」されていないだけで、どの企業にも通用する普遍的な「評価基準」というものが、実は存在しているのです。

この本は、そのあらゆる企業に共通する、普遍的な「評価基準」を示し、徹底的に詳しく解説します。

具体的には、45のコンピテンシー(行動特性)が紹介され、新人~一人前~チーフ~課長~部長~役員のそれぞれでどのコンピテンシーが重要か分かるようになっています。

また、年齢によっても評価ポイントが変わるとのこと。

20代前半:明るく元気で素直なこと(上司や先輩にいわれたことを四の五のいわずに実行する)

20代後半:主体性(「こうしたいのですが、いいですか?」と自ら提案して承諾を得る)

30代:周りを巻き込んで目標を達成していくこと(「こうしようぜ!」と提案する)

40代:戦略を立てられること、決断力(仕事の意味を伝える)

評価は気づきの機会です。伸ばすべき点、改善すべき点を明らかにして成長を促す仕組みです。

どうか評価を前向きなものととらえ、評価基準を「自分に合った生き方を選べるキャリアステップの道標」として積極的に活用しましょう。

【my pick-up】

◎きちんと評価されるには?「働きかけ方」も大切

自分の評価に不満がある人、人事評価の低い人の特徴として、上司と話し合うことが苦手で、上司を避ける傾向が見られます。こういう消極的な姿勢は、さらに評価を下げてしまいます。‘一人前クラスで身につけるべきコンピテンシー’に、「主体的な行動」があります。自ら考えて、上司に対しても「こうしたいのですが、いいでしょうか?」と提案し、自分の考えを問いかける。

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