厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2013年123冊目『なぜか「応援される人」の習慣』

2013-06-22 15:16:15 | その他私が読んだ本
なぜか「応援される人」の習慣 なぜか「応援される人」の習慣
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2013-06-11

評価  (2点/5点満点)

・人を元氣にしてくれる行為はすべて「応援」である。

・「応援」は人を元氣にするだけではなく、その人が本来持っている力よりももっと大きな力を引き出す可能性を秘めている。

・「応援」は応援される人はもちろん、応援する人をも元氣にしてしまう。

本書は、そんな「応援」の素晴らしさを余すところなく紹介しています。人を応援することで、自分も元氣になり、人から応援される人になります。その結果、自分の夢や目標をかなえるハードルが相当低くなることでしょう。

応援力は感謝力と言い換えてもいいかもしれません。自分一人だけで生きているつもりでも、実に多くの人たちの思いが詰まった製品、サービス、モノに囲まれて生きています。そんなことに思いをはせると、自然に「ありがとう」の気持ち・言葉が出てくるはずです。

まずはあなた自身があなたの応援者になることから始めてみましょう。そして、他人の喜びを自分の喜びと感じることができるようになったら、それはあなたが大きく成長した証です。

ちなみに、この本では「気」ではなく「氣」という漢字が使われています。その理由については、ぜひ中身を読んでみてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年122冊目『成功者3000人の言葉』

2013-06-19 21:34:03 | おすすめビジネス書
成功者3000人の言葉 成功者3000人の言葉
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2013-05-31

評価  (3点/5点満点)

著者の上阪徹さんは、ライターとして3000人以上の方に取材をされています。その中で、多くの人が似たようなことを言っていた。もしかしたらそこには、成功の本質とでもいうべきもの、あるいは成功の要諦が潜んでいるのではないか、ということがこの本を書くきっかけになっています。

ただし、誰ひとりとして同じやり方で成功を手に入れた人はいないので、成功者になるための簡単な答えはありません。うまくいくために持っておいたほうがいい心構えや心がけなど、成功者の言葉の中からヒントを読者一人ひとりが見つけていくことが必要です。

本書は、そのヒントとなる、多くの成功者たちのメッセージが紹介されています。

全体を読んで感じたのは、上を向かない人生はうまくいかない可能性が高いということ。少しでもいいから自分を成長させようという意識を持ち、上を向いて、目の前のことに一生懸命に、誠実に、社会のために、誰かのために生きようとするだけで、必ずいつか報いは来ると思います。

【my pick-up】

◎〝苦しい〟がないと〝楽しい〟はない

苦しいことや嫌なことがまったくなかったとしたら、楽しさやうれしさをどう判定するのか。苦しさや嫌なことがあるからこそ、楽しさやうれしさが浮き立ってくる。もし、楽しいことやうれしいことばかりだったら、きっとそれを楽しいとかうれしいとか、と感じたりはしない。感じることもできない。人間とは、そういうものだ。

だとするならば、あえて苦しい思いに飛び込んでいったほうが、むしろ楽しさやうれしさは大きくなるかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年121冊目『社長は君のどこを見て評価を決めているのか?』

2013-06-18 20:59:37 | おすすめビジネス書
社長は君のどこを見て評価を決めているのか? 社長は君のどこを見て評価を決めているのか?
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-05-24

評価  (3点/5点満点)

この本のテーマは、「社員が知らない、評価と給料のホント」です。

著者の松本順市さんが、550社の中小企業の経営者たちと接する中で知った、彼らの本音と、評価における共通項がまとめられています。

人事制度が整備されていない数多くの中小企業に人事制度づくりのノウハウを提供してきた著者のコメントは、中小企業ならではの内容も含まれていますが、出世する方法などはその他の企業に勤めているビジネスパーソンにも参考になると思います。

また、中小企業であるがゆえに、若いうちから様々な幅広い経験ができ、大企業で勤めるよりも成長の速度が高いという点も、本書から窺うことができます。

【my pick-up】

◎歩合給の会社には絶対に入るな

歩合給の会社に入ると、人生をダメにします。どんな業種であっても歩合給の会社に入るのはやめておきましょう。

歩合給の会社に入ろうとする人は、成果さえ出せば収入が青天井のように勘違いしていますが、だいたいどんな業種でも成果を出すピークは35歳。体力が勝負なのです。

もう一つ、歩合給の会社を勧めない理由があります。それは、人間として成長しなくなるからです。仮に、ずっと体力が衰えず、高い成果を出し続けたとしても、人としてダメになります。歩合給で、いったい誰が人のために行動するでしょうか。自分さえ良ければいいと考え、周りに困っている人、苦しんでいる人がいても、絶対に助けようとしません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年120冊目『あたらしい働き方』

2013-06-16 19:37:07 | おすすめビジネス書
あたらしい働き方 あたらしい働き方
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-06-07

評価  (3点/5点満点)

レバレッジシリーズでお馴染みの本田直之さんの最新刊は、すでに始まっているあたらしい働き方を紹介するとともに、どうすればそんなハッピーな仕事を手に入れることができるのか、そのためにはどんなことをしなければならないのか、について述べています。

実際には本田さんが、あたらしい働き方を実践したり、研究しているアメリカと日本の17企業に取材を行っています。

「会社はまさにプラットフォームだと気づければ、むしろ独立やフリーランスになるよりも、自分の仕事人生にはプラスになる可能性だってあるのです。そして、あたらしい働き方を取り入れている会社には、この感覚を持っている会社が多い。プラットフォームとして積極的に活用してくれ、という認識がある。だから、独立やフリーランスを選ぶよりも、こうしたあたらしい働き方に多くの優秀な人材が向かっているのです。会社から独立しないと自由はない、などという時代ではもはやなくなっています。会社を辞めなくても、理想を追求できる会社はあるのです。必要なのは、発想を変えることです。」(P.44)

あたらしい働き方は、過去からの連続性がなく、これまでの働き方は参考にできないのです。

また、本書で紹介されている17の会社は、それぞれがまったく別々の特徴や価値観を持ち、まったく違う仕事が行われています。自分に合う会社もあれば、合わない会社もある。つまり、自分で合う会社を選択する必要があるということです。

第3章のあたらしい働き方を手に入れる17の必要なスキル(①~⑨は仕事のスキル、⑩~⑰は思考のスキル)は、ビジネスパーソンにとってぜひ覚えておいて欲しい内容です。

①自ら考え行動できる

②コラボレーションできる能力

③時間効率がハイレベル

④あたらしいハードワークができる

⑤上下ではなく横のパートナーシップ

⑥クラウドなどITを最大限活用する能力

⑦売れる仕事のスキル

⑧考えているだけでなく、行動する力

⑨ボーダーレスに仕事をする力

⑩人間性が重要

⑪思考の柔軟さ

⑫不確実性を楽しめる

⑬暗黙知、明文化されていないルールを読める能力

⑭お金だけではなく、意義を感じて働く力

⑮自分自身をよく理解する能力

⑯常に進化し続けられる力

⑰自分のスタイルを持っている

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年119冊目『20代のうちに知っておきたい 読書のルール23』

2013-06-14 15:30:54 | おすすめビジネス書
20代のうちに知っておきたい読書のルール23 20代のうちに知っておきたい読書のルール23
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2013-05-21

評価  (3点/5点満点)

本は、買うだけでも意味があります。買った時点で、一味違うあなたがいます。さらに本を読むと、もっと違ったあなたが生まれます。良い方向に変わり始めるのです。

また、本を買う人が多いほど、世の中は面白くなり、活気が出ます。書店に行き、本を買い、読み続ける人は、自分を変え、成長し、そして世の中をも変えることに影響を与える存在となるでしょう。

この本は、『スラムダンク論語』(総合法令出版)など、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を世に送り出している遠越段さんが、人生の早い段階で気づいて欲しい読書の楽しさと、そのためのルールを紹介します。

20代・30代のビジネスパーソンは、とにかく書店に行く回数を少しでも増やして欲しい。また、40代以降は、若い人が好む本も、昔から読み継がれている本も、抵抗なく読んで欲しい。

読書が一番、費用対効果の高い自己投資であることを、私も強く実感しています。

【my pick-up】

◎雨の日も、晴れの日も、週末もウィークデイも本を読もう

夜寝る前のわずかな時間か、早朝の30分くらいを毎日読書にあて、週末や出張時の移動時間などに本を開く習慣を身につければ、必ず何事かを成し遂げるほどの人間となっていくことはまちがいない。

◎抜き書きノートのすすめ

抜き書きノートの効力の大きさとして、第一にあげられるのは、著者の思考パターンが自分のものとしてとらえられることである。

抜き書きのもう一つの効果としてあげることができることは、他人の文章を抜き書きすることで、かえって自分の思考がまとまり、自分の考え、言いたいことがはっきりとしてくることである。

◎アウトプットのすすめ

読書を続けている者の強味は、文章が一味ちがうということだ。とくに抜き書きノートをしている人の文章は、していない人とのそれとまったくちがう。決して人まねではない、自分オリジナルの文章として出てくることに驚くだろう。

例えば、社内の企画書において、あるいは他人へのメールにおいて、人は、あなたを、「できる」「よい文章、何か他人とちがう説得力のある文章」「暖かさを備えた思いやりある文章で、かつ読みやすく訴えるものがある」と評価するだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする