厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2013年125冊目『3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由』

2013-06-25 14:23:00 | おすすめビジネス書

3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由―自由とお金を引き寄せるこれからの人づきあい 3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由―自由とお金を引き寄せるこれからの人づきあい
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2013-06-12

評価  (3点/5点満点)

これまでに世の中にあったキレイごとだらけの人づきあいの本とはまったく違う、非常識な人づきあいについて述べた1冊です。

現代社会において、いかに余計な人づきあいが多いか。著者の小玉歩さんがとった行動とは、とことん人づきあいを切るということでした。

人づきあいに割いていた時間をスキルアップのために費やし、人づきあいを切ることを徹底した結果として、人生で本当に大事な仲間との関係が、逆により強くなっていったそうです。本当の人づきあいというものはシンプルで、テクニックでは語れないということでしょう。

これまでの人づきあいに関する書籍は、「うまくやっていくこと」や「好かれること」にフォーカスしたものばかりです。しかし、これは表面を取り繕うだけであり、本質的な部分でいい人づきあいができず、それどころかストレスがたまります。

このように、従来の人づきあいの考え方が通用しなくなっていることを示す本が最近少しずつ出てきていますが、本書はその中でも、著者の実体験に基づく分かりやすい内容です。実践による効果をより実感できるかと思います。

【my pick-up】

◎会社から一歩出たら、仕事のことは忘れろ

あなたにとって重大事に思える会社も仕事も、広い世の中のほんの一部です。当たり前ですが、あなたの人生は会社の世界だけがすべてじゃありません。会社内のつきあいはむしろ必要最低限の時間に収め、オフ時間には仕事と関係ない人たちと会い、まったく違う種類のコミュニティに入り、脳と体をフレッシュに保つべきです。趣味、スポーツ、講座など、違う世界を持つことがあなたの人生を豊かにします。

◎輝いて見える人は何かに熱中している

地球上には70億を超す人間がいて、世界各国でまったく違う文化や価値観を持っています。どんなに交友関係が広い人脈ホルダーであったとしても、世界中のすべての人と知り合いその文化に接することは不可能です。そう考えると、私たち個人の生活は、なんてちっぽけなのでしょう。そんな小さい範囲でせっせと交友関係を広げても、同じ日本という国、文化の中で似たような考え方をしている人と出会うだけです。それならいっそ身近で多くの人・モノ・知識に触れることはあきらめて、狭い範囲でも自分のもっとも興味あることに熱中して極めていったほうが、ひとりの人間として価値があると私は思うのです。

◎目立てば向こうから見つけてくれる

あなたをより高いステージに引き上げる出来事には、必ず一定のパターン・秘密があります。それは、あなたが自分から会いに行くのではなく、相手から見つけてもらうこと。情熱を傾けている分野で、成功者や憧れの人のほうから、あなたに興味を持ってもらうことがベストです。ですから前提として、あなたが目標を持って頑張っていることが必要不可欠です。憧れの相手にあなたが知られるためには、ある分野においてあなたが特に目立っている必要があります。すると、勝手に相手はあなたのことを知ります。そして、あなたに興味を持ってくれるようになるのです。

◎極論で生きてみよう

人生の中で、曖昧なものは極力排除したほうが絶対にいい。迷っていても、直感で言い切ってしまう覚悟でちょうどよいくらいです。「私、肉が好きなんです」と言いたいのなら、「私は肉しか食べません」くらいに断言したほうがわかりやすいし、キャラがたつというもの。情報発信をするときも、他人と意見を交換するときも「ちょっと言いすぎかな?」と思うくらいの極論にして伝えたほうがいいのです。

コメント
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