20代のうちに知っておきたい読書のルール23 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2013-05-21 |
評価 (3点/5点満点)
本は、買うだけでも意味があります。買った時点で、一味違うあなたがいます。さらに本を読むと、もっと違ったあなたが生まれます。良い方向に変わり始めるのです。
また、本を買う人が多いほど、世の中は面白くなり、活気が出ます。書店に行き、本を買い、読み続ける人は、自分を変え、成長し、そして世の中をも変えることに影響を与える存在となるでしょう。
この本は、『スラムダンク論語』(総合法令出版)など、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を世に送り出している遠越段さんが、人生の早い段階で気づいて欲しい読書の楽しさと、そのためのルールを紹介します。
20代・30代のビジネスパーソンは、とにかく書店に行く回数を少しでも増やして欲しい。また、40代以降は、若い人が好む本も、昔から読み継がれている本も、抵抗なく読んで欲しい。
読書が一番、費用対効果の高い自己投資であることを、私も強く実感しています。
【my pick-up】
◎雨の日も、晴れの日も、週末もウィークデイも本を読もう
夜寝る前のわずかな時間か、早朝の30分くらいを毎日読書にあて、週末や出張時の移動時間などに本を開く習慣を身につければ、必ず何事かを成し遂げるほどの人間となっていくことはまちがいない。
◎抜き書きノートのすすめ
抜き書きノートの効力の大きさとして、第一にあげられるのは、著者の思考パターンが自分のものとしてとらえられることである。
抜き書きのもう一つの効果としてあげることができることは、他人の文章を抜き書きすることで、かえって自分の思考がまとまり、自分の考え、言いたいことがはっきりとしてくることである。
◎アウトプットのすすめ
読書を続けている者の強味は、文章が一味ちがうということだ。とくに抜き書きノートをしている人の文章は、していない人とのそれとまったくちがう。決して人まねではない、自分オリジナルの文章として出てくることに驚くだろう。
例えば、社内の企画書において、あるいは他人へのメールにおいて、人は、あなたを、「できる」「よい文章、何か他人とちがう説得力のある文章」「暖かさを備えた思いやりある文章で、かつ読みやすく訴えるものがある」と評価するだろう。