気ままな思いを

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綴る雑日記です 

早熟の天才・パスカル

2012-02-01 | 言葉の意味は


「人間は考える葦である」、という有名なパスカルの言葉は知っていますが、
その才能は、他分野に及んだそうです。

フランスの哲学者、思想家、数学者、物理学者、宗教家でもあり、
早熟、早世の天才でもあります。


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父の方針で一度も学校の通わず、自宅で学者から学んだ。

11歳で音響に関する小論をまとめ、16歳で「円錐曲線試論」を発表し、
当時の幾何学の先端に達した。

19歳で計算機を開発。「静止した液体では、圧力はあらゆる方向に
均等に伝わる」という「パスカルの原理」を25歳で発見し、
気圧の単位ヘクトパスカルに名を残した。

生来病弱で、「18歳の頃から一日も苦痛なしに過ごしたことはない」
と姉に漏らした。

彼の名を不朽にしたのは、「葦」「クレオパトラの鼻が低かったら・・・」
でおなじみの「パンセ」だろう。

思考の人と思われがちだが、最後は実業も手がけ、特権階級が独占していた
馬車を乗り合いにし、利益を貧民救済にあてた。

欧州初の乗合馬車が走った数カ月後
「神様、私を見捨てないでください」 と言い残し39歳で逝った。

( 歴史研究家・渡辺修司氏 )


*** 朝日新聞・歴史ファイルより抜粋にて   ***


パンセ=パスカルが生前に構想していた、書物のための原稿やメモ書きの断片が
死後整理されて、出版されたものである。(検索にて)




フラワーパーク大温室にて