行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2010年9月29日(水)の日記

2010年09月29日 | 日記

今日は年休。朝から病院へ定期の健康チェック。健康診断や人間ドックではいろいろと言われるが、今のところ特に大きな問題はないようだ。

1日休みをとったので、病院のあとは上野の国立博物館へ行ってみる。

国立科学博物館はもう2、3回行ったので、今回は「科学」でないほうの博物館へ行く。国立博物館は6年ぐらい前に平日に年休をとったときに行ったことがある。過去分の日記で残っているのは2004年3月中旬まででその中にないから、おそらくは2004年の3月上旬か2月だったのだと思う。

今は特別展はなく平常展示だけで、しかも平日だから空いていた。外国人観光客のほうが日本人より多いのではないかと思えた。

本館へ入って目の前の大階段に「おおっ!」。建物の作りも豪勢だ。

本館の1フロアをゆっくり見たら昼飯の時間。東洋館の1階には上野の精養軒がラコールというレストランを出しているが、東洋館はここ2、3年の間、耐震強化工事で休館中。レストランは仮店舗になっている。

ハヤシライスを食べる。イベントの模擬店で出てきそうな容器だがこれで900円。

見た目はそんなだが、味は昔からの洋食屋のハヤシライスだった。

1日ですべての展示を見ようとは思っていないのでゆっくりと見て行く。気持ちが引かれたものはじっくり見る。この18世紀の薩摩焼きの茶入れには気持ちを引かれた。有名なものらしいが、ほとんど黒一色というのがインパクトがあるからだろう。

ゆっくり見るとすぐに午後3時ごろになる。法隆寺宝物館へ行き、まずは1階にあるホテルオークラガーデンテラスへ。

ホテルオークラが出しているレストランで、食べ物は高いから昼飯には入らなかったが、コーヒーぐらいは飲んで行くことにする。でも、コーヒーも550円。

昔からの喫茶店だとそれぐらいはすると思うが、安めのコーヒーチェーンで飲むことがほとんどだから400円ぐらいのコーヒーでも高いと感じてしまう。酒を飲んでおいしいものを食べるときはもっと使うのに。

法隆寺宝物館1階は小さな仏像がガラスの展示ケースに入ってずらりと並ぶ。

この法隆寺宝物館は前に来たときも気持ちが落ち着く場所だと思った。仏像を見るからではなく、照明を落としていて暗いところに展示物が浮かび上がるようになっていて、しかもカーペット敷きで静かだからだ。照明を落としているのは、展示物が古いので保護のために強い光を当てないためだということ。

博物館は閉館時間までいて、そのあと上野広小路の行徳へ行く。

最初はビール大瓶。この店は中瓶、それに生ビールも置いていないので、これまではほとんど最初は小瓶にしていた。でも、小瓶だとそのあと樽酒を3杯は飲みたくなって、そうすると翌日も平日だと影響が大きい。なので、樽酒2杯ですませるために最初のビールを多めにする。今日のお通しはきぬかつぎだった。

まずはたこの刺身

そしてかれいの煮もの。ビールの次は白雪の樽酒。

締めはあらわん。樽酒はもう1杯飲む。

この店に初めて来たのは2001年6月の下旬だったから、この店との付き合いも丸9年が過ぎて10年目に入ったことになる。早いものだ。今日食べたのは同じ年の秋に、2度目に来たときと同じだったと思う。まだ日記はやっていなかったから、2度目のときのこともトップページレポートに書いていて、かれいの煮物は食べていた。

前回来たとき、おかみさんが今年初めに亡くなっていたことを聞いたが、親方と修行中の息子さんの2人で頑張って店を続けている。自分が最初に来たのが土曜日で、そのあとも土曜日に来ることが多かったからたいてい空いていたが、平日は混雑しているということはないものの、そこそこお客さんは入っている。今日も入ったのは開店時間の20分後の午後5時50分頃だったが、すでに一組先客がいた。グループの予約も2組入っていたようで、しばらくすると予約のお客さんたちがやってきた。安めの居酒屋ではないし、お品書きにも値段は書いていない、つまりは時価の店だが、やっぱりいい魚を出すからずっとついているお客さんたちも多くいるのだろう。