行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2008年9月10日(水)の日記

2008年09月10日 | 日記

今日は仕事は休み。別に体調を崩したわけではない。最近、新聞なんかでもワーク・ライフ・バランスという言葉を目にするが、勤め先でもその流れを受けて、もっと年休を消化しようという動きがあるためである。これも、いつまで続くかは分からないが...

まあ、いずれにしても休めるなら、休めたほうがよい。

午前中は都内で野暮用を済ませてくる。すると、もう午前11時半近い。いろんな店のランチタイムが始まる頃だ。JR神田駅近くでランチをやっている居酒屋がぱっと目に付いたので、そこで食べることにする。麹蔵という奄美・鹿児島・沖縄料理の店。オフィシャルサイトはこちらで、Ramlaという会社が経営しているようだ。

今週のサービスランチでビントロの東丼を食べる。セルフサービスだがアイスコーヒーまたはアイスティーが付いて、780円。

ビントロは知らなかったが、調べるとビンチョウマグロのトロということ。ビンチョウマグロは刺身には向かないらしいが、トロはそれなりにいけるし、安めらしい。

東丼(あずまどん)というのもあまり聞いたことのない名前だったが、マグロの漬け丼のことのようだ。この名前の由来とか発祥までは、調べても見つけられなかったが。

午後は妙典のワーナーマイカルで映画を見るつもりで、昨夜、ネット予約しておいた。午前の用事が長引けば、直接、妙典に行くつもりだったが、早めに終わったので一旦、家に帰って荷物を片付け、昼飯を撮ったデジカメ画像をパソコンに移す。

一時間ぐらい家にいたあと、電車で妙典のワーナーマイカルシネマズへ。

見た映画はイントゥ・ザ・ワイルド

裕福な家庭で育ったものの、親との関係に悩む繊細な若者クリスが、若い人間にはしばしばあることなのだろうが、社会の中で生きることを拒絶して放浪の旅に出るという物語。そして、最後はアラスカの大自然の中で社会と隔絶した自給自足の生活をしようとする。アラスカにたどり着くまでの旅の途中で、さまざまな人と出会い、アラスカで生活をしながら人間は社会の中でしか生きることができないということを悟るのだが、そのときすでに手遅れという結末になる。

これは実話を映画化したという作品。この映画の情報は先週金曜の日経新聞夕刊に載った「シネマ万華鏡」の記事で知って興味を持った。

主人公クリスが憧れを抱いてたどり着いたのがアラスカだけど、アラスカという共通項から写真家の星野道夫さんを思い出す。

星野道夫さんが市川市の出身なので、市川の文化会館などの施設で写真展が開かれていて、自分もこれまで数回見に行っている。今年は1月2月に見に行った。星野さんが写真という形で切り出したアラスカの光景は、確かに見ると魂を揺さぶられる。アラスカに行ったことなどないだけに、そうした写真で見た光景が美しいアラスカのイメージとなっていることも確かだ。

クリスがなぜアラスカを目指したのかは作品中では語られない。ひょっとすると星野道夫さんが写した写真を見たことがあるのかもしれないと考えてしまう。でも、アラスカの大自然がそれだけ人をひきつけるものなら、アラスカを描こうとする写真家や映像作家は世界中にいくらでもいるだろう。クリスはそうしたものから影響を受けたのかもしれない。

この映画で見たアラスカの大自然は、星野道夫さんが残した写真の中のアラスカと同じものだと思った。アラスカに着いたばかりのクリスが、鹿の群れが通り過ぎていく光景に歓喜の表情を見せる場面があったが、その鹿の群れが行く光景は星野さんの写真展で見た作品を思い起こさせた。

しかし、大自然は人間に決して甘くない。クリスがどうしてアラスカに惹かれたのかは分からないが、憧れだけで安易に入り込んだ人間に大自然は残酷な仕打ちをする。クリスも自然の中で自給自足するために、それなりの準備はしていったのだが、大自然はそれをはるかに上回って人を圧倒するものだったのだ。

アラスカという共通項があっても、そこに向かった動機、そしてたどり着くまでの経緯、たどり着いてからそこですごした時間も、人が違えばその物語も全然違ってくる。当然といえば当然なのだが。だけど、人を圧する大自然はどちらにも同じように存在していると思えたのだった。

映画が終わってから行徳まで一駅乗って、駅前のしちりんに入る。

カウンターのある焼肉屋で、一人焼肉には都合がいい。7月にも一度来て、気に入った。最初は生ビールと、牛ハラミ豚のナンコツシロ

それと季節メニューで秋刀魚の姿造り

食べて飲みつつ、今さっき見てきた映画のことをゆっくりと思い出しながら、この日記にどういうふうに書こうかと考える。

最初に注文した肉類が終わったあと、秋刀魚造りの残りの部分をしちりんで焼く。焼くと骨も柔らかくなるので、頭以外はそのまま、バリバリと食べる。これが、つまみになかなかいい。生ビールは計2杯飲む。

後半は荒挽きウィンナー厚揚げじゃがバター。飲んだのはチューハイとライムハイ。

2時間ぐらいいたが、映画についてこの日記に書く文面がまとまったら、店内のテレビでやっている番組が目に付いた。といっても、平日、テレビは朝起きてから出勤までの間に見るぐらいで、帰ってからはつけないことがほとんどなので、どういう番組かは分からない。芸能人がゲームやクイズをやっていたが、その中に黒部進と森次晃嗣、つるの剛士が出ていた(つるの剛士はレギュラーっぽかった)。

3人ともウルトラマンに変身する役をやった俳優だけど、そうか、今週末にウルトラマン映画の最新作の大決戦!超ウルトラ8兄弟が公開だから宣伝のためか。

今回は見に行くつもり。前にウルトラマン映画を見に行ったのは2004年の12月に「ULTRAMAN」を見に行って以来。去年かおととしもウルトラマン映画はあったけど、今ひとつ興味が湧かず見に行かなかった。今回は、作品世界が違うウルトラマンがパラレルワールドという設定を使って集結。しかも、歴代俳優やヒロイン役の女優、そのほかの出演俳優も出るという、お祭り的というかウルトラマン大感謝祭的な映画だ。難しいことは考えず、とにかく楽しんでこよう。

次の週末は3連休だけど、どうも台風が日本列島に近づきついてきそうな予報が出ている。なら、アウトドアには向かないから、却って映画を見に行くにはいいかもしれない。

この記事についてブログを書く
« 2008年9月9日(火)の日記 | トップ | 2008年9月11日(木)... »