昨日とは打って変わって快晴になったが、低気圧の影響がまだ残り北寄りの風が強い。
東日本大震災から10年ということで、行徳雑学館のトップページレポートでも取り上げようと当時、液状化の被害が多かった行徳臨海部へ行ってくる。
液状化の修復自体はとっくに終わっていて、今行われている工事は臨海部の整備のもの。
ただ5年前でも漁港(市川漁港)脇の漁業協同組合の建物が液状化で傾いているのは残っていた。そこは今どうなっているか見にいく。
遠目に見ると建物の傾きを戻したのではと思えた。
ところが近づくとやはり少し傾いている。
そして、帰ってから過去に写した画像を見て分かったのだが、前にあったのとは別の建物だった。
こちらが5年前の2016年3月12日に写したもの。今よりも大きい建物だった。
この建物を取り壊して、土台の海側へ突き出した上に新しい建物を建てたようだ。
今ある建物を反対側から写したもの。
同じ側からの5年前の写真。
いずれにせよこのあたりだけが震災の液状化の名残になる。
さて、行徳臨海部へ来るのは去年の5月末以来8ヶ月半ぶり。気になる場所を回ってくる。
まずは京葉線市川塩浜駅前のCVS・BAY・HOTEL。去年5月末は10階建ての新棟がまだ内装工事中だった。
手前が新館、そして新棟、奥が本館。
新棟がもうまもなくできるときにコロナ禍に襲われたわけで、どうなっているか気になる。去年5月末は新館の玄関に臨時休業の貼り紙があったりしたが、今はそういうものはなかった。
そして10階建ての新棟。ホテルの公式サイトによると本館、新館に対して「ベイタワー」という名称ということ。そしてオープンが去年の10月16日だったとのこと。建設工事のお知らせ看板では工事完了予定が去年5月31日だったから、やはりコロナ禍でオープンも遅れたのだろうと思う。
そのベイタワーは本館直結なので、新館にあるような建物固有の玄関はない。そして、1階にはレストランがあった。
中華レストランで登尚園という店。
市川塩浜駅南口とCVS・BAY・HOTEL。写真で右は東京ベイファッションアリーナ。
市川塩浜駅北口側へ回る。
震災直後は液状化で歩道の路面がコブのように盛り上がっている場所があったが、とっくに修復されその面影もない。
その北口にあるのがマンションの造りの建物を使ったナイスインホテル市川東京ベイ。コロナ禍の名かで続いているだろうかと気になったが、看板もちゃんと出ているし営業しているようだ。
ホテルの公式サイトもちゃんと予約受付できるようになっていた。
CVS・BAY・HOTELのベイタワーもオープンし、ナイスインホテルのほうも続いている。活況がどのぐらいかまでは分からないが、コロナ禍でもこのエリアの経済活動は続いているようだ。今日は日曜だから平日よりはずっと少ないのだろうけど、物流施設が並ぶ海にかけての道を行くと大型のトラックがけっこう走っていた。
そしてもう1箇所、塩浜二丁目の海側に公園整備が行われている場所へ行く。一昨年作られたラウンドアバウト(環状交差点)のそばから入るようになっている。
ところが去年5月には入れたのが再び立入禁止になっていた。
すぐ近くには工事案内の看板。
この公園は「市川塩浜三番瀬海浜公園」という名前だということ。
検索すると市川市公式サイト内に「塩浜地区まちづくり基本計画」ページがあったが、この公園名が出てくる資料などは見つからなかった。
また工事は3月19日、つまり次の金曜までということだが、工事終了で即、開放されるかどうかという情報もなし。
去年5月に来たとき、市川塩浜常夜燈と名付けられたモニュメントが建てられていたが、赤い矢印を付けたのがそれ。
京葉線沿いに新浦安方向へ向かい、南行徳からの大通り(南行徳駅前通り)の延長が海に突き当たる部分で護岸へ出る。
そこから市川塩浜駅方向。
さっき巡ってきた塩浜一丁目の漁港は大規模物流施設が並ぶそば。そして、写真で左のほうが整備中の公園になる。
行徳雑学館トップページのレポートは夕方にUPする。
晩飯は松屋行徳南店で鶏のじゃがバター炒め定食。
そのあと行徳駅のほうを回ってくる。高架下の去年までカスタードなかむらだった区画は、ネット上の地域に関する情報によれば新しいベーカリーができるらいし。窓はシートで塞がれていたが、中は灯りが点いていた。恐らく新しくできる店の工事をやっているのだろう。
高架脇の商業用建物のほうだが、工事用囲いの内側では基礎工事などをやっているのかもしれない。でも、外から見る限りでは特に動きらしいものは見られなかった。