行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2008年10月29日(水)の日記

2008年10月29日 | 日記

会社の、もっと年休を消化しようという方針で月一回の年休を取るのだが、それが今日。

それで上野へ出かける。

午前11時過ぎに上野に着く。上野公園を歩いていくけど、平日というのに人が多い。年休でなくても、サービス業で土日に仕事をして今日が休みという人も多いのだろう。

国立博物館や西洋美術館には入ったことがあるが、まだ入ったことのない施設に行ってみようということで東京都美術館に行ってみる。ちょうどフェルメール展をやっている。

フェルメールは人気があるようで、週中の水曜日で午前11時台というのに会場へ入るのに40分待ちという。とにかく入場券を買って並ぶ。会場内も当然人が多いが、自分の親ぐらいの年のおじいさん、おばあさんが多い。今のおじいさん、おばあさんは元気で、自分の親も含めてどんどん外へ出て行っている。その親-自分の祖父母は、あまり外へは出ず、1日家でテレビを見たりしていた。朝はNHKの連続テレビ小説で、昼の再放送もまた見て、午後は時代劇の再放送。

それが、今はおじいさん、おばあさんもどんどん出かける時代なのだから、連続テレビ小説の視聴率が下がるもの当然だと思えた。

東京都美術館は基本的に貸し会場なので、常設展示などはない。フェルメール展を見終わったら出てくる。不思議なことに、午後1時前に出てくると、なぜかフェルメール展入場待ちの行列が消えていた。ランチの前に見てしまおうという人が多かったのだろうか。

上野公園を歩き、不忍池のほうへ下ったところにある桜木亭という店で昼飯。今日の昼間は晴れて穏やかな天気で、しかも平日だったためか、建物内のレストランは空けず、オープンテラスのテーブルだけだった。

うどんやそば、カレーなどしかないが、その中で目に付いた焼そばで昼飯。

午後はどうしょうかと思ったが、国立科学博物館に行く。ここもまだ入ったことがない場所。古い洋風建築の建物が目に付くが、そこの車寄せは扉がしまったままで、脇に入口がある。

今は「菌類のふしぎ」という企画展をやっているので、入ってみる。

「菌」というと、細菌、ばい菌、病原菌なんかを思い出すが、「菌類」というときのこ類や麹も菌類。最初のほうは、菌類とは何かということの説明があって、そしてきのこ類の標本展示がずらっと続く。知らなかった話が多くて、なかなか面白い。

そのあと、科学博物館の常設展示に行く。この博物館は古い洋風建築だというのは知っていた。そのイメージがあったので、そんなに大きくないと思っていた。ところが、企画展をやる部分も含めて、後ろに新しい大きな建物がある。そこを加えて全体を見れば、1日あっても足りないぐらい。

常設展示の最初のほうを見てみると、これが意外に面白い。小学生の頃、好きだった図鑑の世界が目の前に展開している。動物図鑑、植物図鑑、魚の図鑑、恐竜図鑑などなどに載っていたことをずらっと並べたというイメージだ。また天気のよくない休日にでも来て、ゆっくり見てみたいと思えた。

午後5時の閉館まで科学博物館にいる。出てからはアメ横を歩いて上野広小路へ。

広小路横町にある魚料理の行徳に半年余りぶりぐらいに行く。実は今日、上野に来たのは帰りにこの店に行こうと思っていたからでもある。午後5時半に開店だけど、そのすぐあとぐらいに入る。

最初はビールの小瓶。お通しはもずく酢

最初は生ガキ。たしか、去年もシーズン最初の生ガキはこの店だった。

最初にこの店の来たときは、「行徳」という店名に興味が湧いたからだった。そして、ここ何年か今の時期に来るときは、その年の行徳地区の祭りを写した写真をプリントアウトし、ミニアルバムに入れたのを持ってきて、ご主人や奥さんに見てもらうのが習慣になっている。今回も、他にお客さんが来る前に見てもらう。

この店にくるのは土曜日ということが多かった。なので、カウンターの上のケースにそんなに魚が入っていないというイメージがどうも頭にあった。だけど、今日は平日だけに入っている魚が多く、食欲をそそる。何にしようか迷う。

赤いきんき鯛などは目立つから食指をそそる。ほかにもおこぜ、カワハギ、ひらめもある。

その中で身が肥えたさんまが目に付いた。そういえば、この店でさんまを食べた覚えがない。なので次はさんまにして焼いてもらう。

やはり脂が乗っておいしいさんまだった。瓶ビールが終わったあとは白雪の樽酒。計2杯飲む。

そして締めはあらわん

樽酒はもう一杯ぐらいいきたかったが、明日のことを考えて2杯にしておく。この日記を付け終わりつつある今でも、酔いつぶれていないからそれで正解だ。

この店に来るときは財布の中身には余裕が必要だが、さんまが豊漁で安いためか、樽酒を2杯だけにしておいたためか、お会計は6,000円だった。