行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2007年8月18日(土)の日記

2007年08月18日 | 日記

今日は少し涼しくなったのはいいけれど、曇りで不安定そうな天気。なので、洗濯は2日に分けてやって、脱衣場の突っ張り棒干し。除湿器の速乾モードで乾かすことにする。

午後1時頃に日比谷へ映画を見に出かける。その前にえじそんで昼飯。つけめんを食べる。

映画を見たのはシャンテシネ。そばの広場には有名な俳優の手形パネルが地面に埋め込まれているのだが、ここへ来るとやはりこいつ↓(笑)。今回は顔アップ。

フリーダム・ライターズを見る。

あらすじは簡単に言うと日本の昔の青春学園ドラマみたいでもあるが、舞台はアメリカの高校で人種間の対立が深刻なもっとシビアな状況の物語。その中で金八先生のような役割を新米情勢教師のエリスが果たすわけである。しかもこれは実話の映画化という。

自分も若い頃ならともかく、40代後半ぐらいの歳になってしまうと、エリスと対立することになるベテラン教師の姿が身につまされてくる。舞台の高校はかつては優秀な生徒が集まった進学校だったのが、1992年のロス暴動で差別撤廃政策が行われさまざまな人種が集まった結果、荒廃した状態。ベテラン教師たちはその状況に対応できず、無難に日々を過ごすだけの状況。そう、若い頃から続いてきた状況が変わっても、対応できなくなってくるわけだ。

若いエリスの際立った情熱で荒れていたクラスが家族のようになるのだが、最後にベテラン教師が問いかける。「どこでも、そんな家族を作ることができるのか?」

それに対するエリスの答えは「分かりません。(I don't know.)」

若い情熱は恐るべきポテンシャルがあるけれど、そのまま続けていたらこの人、燃え尽きてしまうんじゃないかと見てる方としても思えてきた。

最後に映画の元になったエリスのその後が紹介されたが、やがてカリフォルニア大学で教鞭を取り、そして、高校の生徒たちが書いた日記を「フリーダム・ライターズ」として出版した利益で、高校の教育を改善するための基金を設立したということだ。映画やテレビドラマなら「金八先生」のように続編が何本も作られ強い情熱を失わない教師像が描かれ続けるわけだけど、現実の生身の人間はそうはいかない。映画の最後の部分を見て、エリスが燃え尽きてしまったわけでないことに妙に安心感をおぼえた。

 

映画が終わったのは午後6時ちょっと前。銀座四丁目交差点まで歩き、五丁目側ビル地下1階にあるサッポロビールのビアホールライオンへ。短い列が出来ていたので10分程度待つ。待つのはあまり好きではないが、ライオンに来たかったのは、前回に大ジョッキフェアというのをやっていて注文するとくじ引きのくじがもらえ、8月末まで有効の計1500円分のサービス券をもらったから。ビールがおいしい季節だし、使わないのはもったいない。

通された席はビアカウンターのすぐ前。

暑い日が続いたのでビアホールのジョッキを飲みたかった。最初は黒ラベルの大ジョッキ(800ml)。

食事類はまとめて注文。最初に来たのは鶏の唐揚げ。皿も大きいが、付け合わせのポテトチップスの量にも驚いた。

次に来たのが”炎の”ジャーマンポテト。メニューを見ても「”炎の”」と書いてある。出てきてその意味が分かる。載っけたバターに火がついた状態で出てくるのだ。

唐揚げ付け合わせのポテトチップスとこのジャーマンポテトで今日はずいぶんとじゃが芋が多くなった。昔、大学の第二外国語でドイツ語を取ったが、教科書にドイツ料理はじゃが芋、じゃが芋、またじゃが芋だというのが出ていたのを思い出した。

それから昔ながらのチキンライスが出てくる。それにしても量が多い。2人前はありそう。そうか、ビアホールの料理はだいたいが、2人以上で取り皿に取って食べることが前提になっているということだ。

最初の大ジョッキを飲み終えて、次はエビス樽生の大ジョッキ。こちらは大瓶と同じ程度の分量。

前回来たときは、同じ量飲んで、最後にまだ余裕があったが、今回はもうごちそうさま。一昨日も酒を飲んだからか、暑さの疲れか、それとも今回は食べ物にボリュームがあったからか。