毎日何百本も水仙の球根を植えかえしている。
野良仕事は怠けてばかりなのに、
こんな何の役にも立たないことならまめにやる。
われながら呆れている。
なんせ水仙を1万本にするのが夢。
今、ここには何千本かあるので多分3年後には1万本くらいにはなるだろう。
個人の敷地に1万本の水仙!
これは結構見ものじゃない?
きっと隠れた市の名所になるだろう・・・
そんなこと期待してる。
もうすぐとはいっても、別に水仙はそんなに好きなわけではない。
田舎暮らしをたとき始め~nのリフォーム中、ときどき大阪から進捗を見に来てた。
そのとき水仙が何10本か植わっていたので、
咲くな・・と楽しみにしてたら、皆とられている。
誰がとったのだろう?
この集落にそんな人間がいるのかな?・・・と、先行き不安。
ここで暮らしていけるのだろうか?
すっかり落ち込んだ。
でも後で知った。
鹿の仕業だ!
だって水仙って有毒。
まさか鹿が食べるとは思わなかったから。
というわけでほぼ絶滅状態のなかでもわずかに生き残っていた水仙がいた。
そんな水仙ってとっても健気、なんとか蘇らせてあげたいなぁ・・・と思った。
ちょうどそのころ山羊友からたくさんの日本水仙が送られてきた。
これはきっと何かの縁。
これは増やしていかねば。
でもそこはまあ、根がぐうたらな人間。
気合を入れて増やすのでなく、ゆったりまったりのほほんと増えていったけど、
集落の柵ができてから急に増えだした。
というわけで間もなく3年後くらいには1万本になるだろう。
1万本?・・・それに何の意味があるの?
と聞かれたら、何の意味もありません。
・・・と答えるほかない。
単にきりがいい、という他ない。
でもね、実は絵本の「木を植えた男」を意識している。
荒れ果てた僻地に、
ただただ木を植え続けてきた。
そして、そのうち自然がよみがえり、人が帰ってきたという話。
この人って、きっと集落の人から疎外されてたんだろうね。
家族からも馬鹿にされてたんだろうね。
それで、きっとそのはけ口に好きだった木を育てることで憂さ晴らししたかったんだろうね。
その偏屈な男の気持ちよ~くわかるよ。
「木を植えた男」その絵本のような綺麗ごとではなく、
きっと言いたかったんだよね。
「ざぁ~まみろ!」
野良仕事は怠けてばかりなのに、
こんな何の役にも立たないことならまめにやる。
われながら呆れている。
なんせ水仙を1万本にするのが夢。
今、ここには何千本かあるので多分3年後には1万本くらいにはなるだろう。
個人の敷地に1万本の水仙!
これは結構見ものじゃない?
きっと隠れた市の名所になるだろう・・・
そんなこと期待してる。
もうすぐとはいっても、別に水仙はそんなに好きなわけではない。
田舎暮らしをたとき始め~nのリフォーム中、ときどき大阪から進捗を見に来てた。
そのとき水仙が何10本か植わっていたので、
咲くな・・と楽しみにしてたら、皆とられている。
誰がとったのだろう?
この集落にそんな人間がいるのかな?・・・と、先行き不安。
ここで暮らしていけるのだろうか?
すっかり落ち込んだ。
でも後で知った。
鹿の仕業だ!
だって水仙って有毒。
まさか鹿が食べるとは思わなかったから。
というわけでほぼ絶滅状態のなかでもわずかに生き残っていた水仙がいた。
そんな水仙ってとっても健気、なんとか蘇らせてあげたいなぁ・・・と思った。
ちょうどそのころ山羊友からたくさんの日本水仙が送られてきた。
これはきっと何かの縁。
これは増やしていかねば。
でもそこはまあ、根がぐうたらな人間。
気合を入れて増やすのでなく、ゆったりまったりのほほんと増えていったけど、
集落の柵ができてから急に増えだした。
というわけで間もなく3年後くらいには1万本になるだろう。
1万本?・・・それに何の意味があるの?
と聞かれたら、何の意味もありません。
・・・と答えるほかない。
単にきりがいい、という他ない。
でもね、実は絵本の「木を植えた男」を意識している。
荒れ果てた僻地に、
ただただ木を植え続けてきた。
そして、そのうち自然がよみがえり、人が帰ってきたという話。
この人って、きっと集落の人から疎外されてたんだろうね。
家族からも馬鹿にされてたんだろうね。
それで、きっとそのはけ口に好きだった木を育てることで憂さ晴らししたかったんだろうね。
その偏屈な男の気持ちよ~くわかるよ。
「木を植えた男」その絵本のような綺麗ごとではなく、
きっと言いたかったんだよね。
「ざぁ~まみろ!」