ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

玄冬

2014年12月20日 18時21分29秒 | 雑感
青春・朱夏・白秋・玄冬
春は青、夏は赤、秋は白、冬は黒・・・だという。
「青春」という言葉はここからきてるし、
北原白秋の「白秋」はここからきている。

またこの春夏秋冬は方角にも対応してて、
春は東、夏は南、秋は西、冬は北だという。
皇太子の宮を「東宮」というのはここからきている。

方角についてはたしかにそんな感じがする。
春は命芽生えるとき。
日が昇る東がふさわしい。
夏は命輝くとき。
真昼の南の太陽がふさわしい。
秋は命衰えるとき。
西日に輝く紅葉がふさわしい。
冬は命尽きるとき。
北風が吹き白い雪に覆われた無彩色の世界。
冬は北がふさわしい。

またこの春夏秋冬は人生の年代にも対応している。
春は10代~20代。まさに青春!
夏は30代~40代。もっとも充実した時
秋は50代~60代。熟成するとき。
冬は70代~   。命悟る時。
というわけでお祝いのときの紅白の垂れ幕や饅頭はここからきている。
葬式の白と黒の垂れ幕もここからきている。

ところで方角や年代はいいとして、昔の中国人の色の感覚、もう一つよくわからない。
春は若葉の季節、緑でしょう!
夏は輝く空と海、青でしょう!
秋は木の葉が色づく、赤でしょう!
冬は雪の世界、白でしょう!

というわけでこれからは、
紅白の垂れ幕の代わりに青と赤の垂れ幕。
う~ん、ちょっとどぎついかな。
白と黒の垂れ幕の代わりに赤と白の垂れ幕。
う~ん、なんか葬式をお祝いしてるみたいだね。

ところでどうして「玄」が黒かというと、
これは素人(しろうと)に対して、玄人(くろうと)。
あるいは白米に対して玄米。
からきている。

でもまあ、こんなことを知ってたからってそんなことはどうでもいいこと。
ほんのちょっぴり知ったかぶりができるくらいのことだ。
でもこの厳しい冬、こんなことでも考えて冬をやり過ごすほかないよね。
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灯油

2014年12月20日 07時41分36秒 | 田舎暮らし
ガソリンや灯油の値段がずいぶん下がった。
とりわけ灯油が下がったのはうれしい。
我が家は古民家、
床暖房なんてしゃれたものはなく、
オール電化なんてやってなく、
隙間風の吹く家の中で、
頼りは石油ストーブや石油ファンヒーター。
各部屋にごろごろある。
 *達磨ストーブはまだ煙突掃除をしてないので頼りにならない
それに風呂も灯油。
風呂は薪も使えるタイプにしたかったけど、風呂釜が痛むといわれてやめた。
でもやっぱり薪も使えるタイプにしておけばよかった。
薪だったらいつまでもぽかぽかが続く。

そろそろ煙突掃除しなければ・・・
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クリスマス

2014年12月18日 04時07分34秒 | 田舎暮らし
世の中はクリスマスムードにあふれている・・・
と思いきや、それほどでもなさそうだ。
街に出てもイルミネーションも以前ほどではなくなった。

ここは田舎。
いつもは夜は真黒だけど、今の時期場違いにイルミネーションがきらきらするのも悪くない。
でもなんか毎年さびれているような気がするのは寂しい。

でもまあ、別にクリスマスを祝わないといけない義理はない。
別に間もなくクリスマスと言って浮かれることもない。

ここは田舎。
「栗栖」という播磨風土記にも出てくるそれはそれは古い田舎。
昔は栗の木がいっぱいあった。
でもどこもほとんど古くなり枯れて少なくなってしまっている。
我が家のわずかに残された栗の木も枯れ死寸前。
「クリスマス」ではなく「栗住まず」になったようだ。

でもまあ、そこはともあれ、クリスマス!
別にクリスマスを祝わないといけない義理はないけど、
今の時期ついついバッハの「クリスマス・オラトリオ」とかヘンデルの「メサイア」とかを聞いてしまう。
聞くとそれはそれなりにいいものだ。

メリー・クリスマス!
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寒い!

2014年12月17日 16時23分30秒 | 田舎暮らし
滅茶苦茶寒く風も強い。
メダカの水槽の氷も一日溶けなかった。
こんな時竹なんかやってられるかとばかり、竹細工教室も休み、
ひたすら家で耐えていた。
でも暖房の入ってない部屋は2度!
古民家住まいの厳しい季節。
こんな時は熱燗しかないよね。
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ヤギの友

2014年12月17日 04時47分43秒 | 山羊の話
全国山羊ネットワークの機関紙「ヤギの友」が届いた。
この機関紙が届くと思う。
ちらっと見て、ぱらぱらと見て、
今でも何とかこの山羊の会に繋がっているのだなぁ~と。

過去何度か投稿した。
例によっていい加減なたわいもない記事を。
でもそのうち、こんなこと書いていいのかなぁ~と思うようになって、
なんか居心地が悪くなって、投稿をやめた。
みんなとっても真面目な記事を書いているから・・・

今我が家では、山羊も鶏もいて当たり前。
別に記事にするまでもない。
山羊のことはブログにはほとんど載せていない。
でもみんな元気だよ。
毎日山羊にこき使われているよ!
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餅つき

2014年12月16日 19時25分18秒 | 田舎暮らし
代がわりして、我が家もやっと大正から昭和初期の農業からすっかり平成の農業になった。
・・・そういうわけで以前いろいろ集めた古農具も今では単に厄介もの。
人にやったり、農園の飾り物になったり・・・
でもただ一つ、今の時期・・・輝いているものがある。
それは杵と臼!
今引っ張りだこ!
毎週動き回っている!!
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選挙

2014年12月15日 09時20分24秒 | ニュースの中から
選挙の報道面白くなくなったね。
8時の時点で、まだ開票が始まってない時点で、
大部分の当選者が決まり、
大勢が決まっている。
それから数時間数が動かない。

昔ははそうではなかった。
開票が進むに連れて次第に当選や当確が決まった。
接戦のときは臨場感、緊迫感が伝わってきた。
でも今ではそうではない。
開票と関係なくすでに当選・当確が決まっている。
これでは選挙の報道が面白くなくなったのも当然だ、

いったい何のための出口調査か。
投票所の出口に待ち構えて他人に誰に投票したか、と聞く、
大きなお世話じゃないか。
どうして他人にそんなことを答えないといけないのか。

これはただマスコミが自社の利益のために他社よりも早く当選・当確を出したいというだけの話。
そのために無駄な金を使いお互いに足を引っ張り合って、選挙を面白くなくしているだけじゃないか。
マスコミは投票率の低さを批判出来るのか?
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熱燗

2014年12月14日 17時36分12秒 | 酒の話


冬は熱燗。
自分で作った徳利と猪口で熱燗です。
ういぃ~!
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思うは招く

2014年12月13日 18時24分40秒 | ネットの中から
教育って何なのだろうね。
学校って何なのだろうね。
もし学校に行かなくて、自分の好きなことだけ勉強してたら、もっとましな人間になってたのではないだろうか?
教育って人をあきらめさせること?
伸びる子を押さえつけること?

この「思うは招く」という動画を見るといろ考えさせられる。
長いけどぜひ見てほしい!

https://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY

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焚火

2014年12月13日 18時09分05秒 | 田舎暮らし
今日もとっても寒い!
今までで一番厚い氷が張っていた。
何もしなくても手がかじかむ。
それで一日焚火をした、
焚火をしたからと言って、ずっと焚火の前に立ってるわけじゃない。
ちょっと戻ってきては手を温めるだけ。
でも炎を見るだけで、ほんわか暖かく感じられる。

夕方、雪がちらほら降ってきた。
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2014年12月13日 05時16分57秒 | 酒の話
12月。
カレンダーをもらう季節。
カレンダーってたいていの人が買うものではなく、もらうものだと決めているようだ。
そう、もらうものは夏のうちわと冬のカレンダー。
うちわを配ったといって責められて大臣を辞任した人がいたけど、
その責めた人間もうちわを配っている。
やめる必要全然なかったのに・・・
きっと大臣の職責よりもうちわの方が大事だと思ったのだろうね。

いえいえ、うちわの話じゃない。
カレンダーの話。
ここは田舎なので毎年JAからカレンダーをもらう。
やっぱり田舎には農協のこよみがよく似合う。

このこよみにはわけのわからない太陰暦のことが書いてある。
大の月、小の月。
太陰暦では月の満ち欠けに合わせて1か月は30日、その真ん中15日目が満月・・・と思ってたけど、
実はそうではなく、1か月が30日と29日が繰り返す。
それが大の月、小の月。
それで15日目が満月とは限らない。
これは月がきっちり30日ごとに地球を回らないから起きたことで、
これは月が、そうあんたが悪い!

まあそれはおいといて、こよみの話。
一白・二黒・三碧・・・なんて書いてある。
これが順番通り並んでいるけど半年したらこの順が逆転する。
これって何だろうね?
意味不明。

暦のなかで最もなじみが深く、意味不明なのが大安とか仏滅とかいう言葉。
意味不明の割に今でも強い影響力を持っている。
友引には葬式をしない。
仏滅には結婚式をしない。
・・・などと。
大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅・・・この繰り返し。
こんな意味のないこといい加減やめたらどう?
といいたいけど、しきたりってもともと大して意味のないこと。
意味のないからこそ残す意味があるのではないか・・・?
とわけのわからないことを考えたりする。
でもまあまったく意味がないわけではない。
6日に一度結婚式の会場や葬祭場の多くの従業員は休める。
それに新しい意味をつけることもできる。
酒のみにとっては・・・

大安・・・とってもいい日、一日飲み明かそうね!

赤口・・・昼食にワイン。口元がほんのり赤らむ日。

先勝・・・朝から飲む日。あるいは飲み会では呑みすぎて酔いつぶれる日。早く酔ったほうが勝ち!

友引・・・いつも一人で飲むのではなくたまには友達を誘って呑もうね。

先負・・・先に酔ったら負け。ここはじっくり腰を据え夜遅くまで飲み明かそう!

仏滅・・・何を呑んでも美味くない呑んだら酔いつぶれる日。たまには休肝日にしようね。
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選挙

2014年12月12日 19時39分49秒 | ニュースの中から
もう十数年選挙の日に選挙に行ってない。
といっても選挙を棄権してるわけじゃない。
いつも期日前投票に行っている。

あの選挙の投票所の重苦しい雰囲気好きじゃない。
近くの知った人が立ち会ってる投票所でなく、
市の分所で投票するほうがとっても気分的に楽。

というわけで、いつもわざわざ近くの投票所でなくちょっと遠いところに期日前に投票に行く。
というわけで今日投票に行ってきた。
誰にしようかなぁ~
実は投票するまで決めていなかった。
そしてちょっぴり迷って小選挙候補は決めた。
比例は、さらに迷って決めた。
最高裁判事は・・・これはぜんぜん迷わなかった。
面倒くさくなって全員「X」
いつもはかかわった裁判をチェックして決めるのだけど、
最高裁に不信を持ってるので全員「X」
でもいくら「X」をしても圧倒的多数で信認になってしまう。
所詮みんな最高裁は他人事なんだよね。
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望年会

2014年12月11日 19時01分23秒 | 田舎暮らし
あるブログで「望年会」という記事を見た。
これとってもいい言葉だね。
嫌なことを忘れるのではなく、
来年もいい年でありますように!
これからは「忘年会」ではなく「望年会」で行きたいものだ。
これから・・・忘年会の季節。
じゃなくて、望年会の季節。
これからみんなで大いに望年会しようね!
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山羊の発情

2014年12月11日 18時09分17秒 | 山羊の話
冬の雨は冷たく侘しく心がいじける。
山羊のカモメが発情したので、雄山羊のところに連れて行こうと思ったけど、
他に用があったこともあり心が萎えた。

次の発情予定は1月1日ころ!
さすがにこの日は連れていけないね。
その次は1月20日ころ。
雪が心配だね。

冬になるといつも心が落ち込む。
いったいいつまで山羊と暮らすことができるのだろう?
山羊がいなかったらもっと楽に冬越しできるのに・・・

でも・・・
昨日知らない人から電話をもらった。
我が家のヤギ石鹸を使ってみたいので送ってほしいと・・・
山羊石鹸って山羊ミルクを水で薄めて作っているのが多いらしい。
それで100%の山羊ミルク石鹸を使いたいということだった。
まあ、確かに、そうだよね。
嫌がる山羊を宥め賺し騙し、無理やり(?)絞ったミルク。
それを100%使った山羊ミルク石鹸。
とっても大切に使ってくれる人がたくさんいるので、
気を取り直してもうちょっと山羊を飼ってみようかなぁ~という気になる。

でもね、山羊飼いにとって厳しい冬が終わり、
若草が芽生える頃、
山羊を久しぶりに野原に繋ぐと、
山羊たちはみな尻尾を振って大喜び!
こっちを見て「めぇ~!!」

それを見てると、
山羊を飼ってよかったなぁ~、と思う。
今年もまた山羊たちと暮らそう!と。
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城山城(7)

2014年12月09日 13時18分32秒 | 田舎暮らし


やっとたどり着いた。
周りは木が茂り湿っぽく薄暗く見晴らしはよくない。
でも昔はもちろん木は茂ってなく見晴らしはよかっただろう。
木はほとんど針葉樹。
それも大きな木はなく何十年かの間に植えられたようだ。
せっかくの史跡なのにどうして景観を破壊したのだろうね。

標識も倒れていた。
すっかり落城の雰囲気だ。
そう、ここで赤松一族69人が自害し落城した。



小さな供養塔がわびしげに立っていた。

なぜこのような事件が起きたのだろう?

6代将軍足利義教はくじ引きで選ばれたために「籤引き将軍」といわれ、もともと権力基盤は弱かった。
ところが次第に権力を強化していった。
そして次々に敵対する勢力を駆逐し領地を没収した。
それは武家だけでなく公家にも容赦なく行い、比叡山とも対立してこれを屈服させた。
その結果比叡山の僧侶たちは根本中堂を焼き払って自殺した。
このように恐怖政治をしたので多くの人から憎まれた。
そして幕府の最長老格となっていた赤松満祐も次第に義教から疎まれるようになってきた。
そこで赤松の領地が没収されるという噂話が流れるようになった。

単なる噂話・・・でも赤松にとっては死活問題でそこまで追い詰められていた。
こうして嘉吉の乱が起きた。
将軍を自邸に招きそこで殺した。
そして自邸にこもって戦おうと思っていたところ他の将軍の家臣たちは慌てふためき誰も攻めてこない。
そこで赤松満祐は将軍の首をかざし京からこの城山城に引き上げて籠ったのだった。

この事件のことを思うともう一つの大きな事件のことが浮かんでくる。
そう、本能寺の変。
光秀も追いつめられていた。
領地を没収されるといううわさが流れた。
それは多分単なる噂、事実ではなかっただろう。
中国攻めの大事な時に没収されたら兵も出せない。
しかし光秀も追いつめられていた。
そこで裏切り。
赤松満祐のときと同じように・・・

足利義教はとても有能な人間だったと思う。
もし殺されなかったら、足利幕府はもっと続いただろう。
しかし信長と同じく高転びに転んだ。

人を追いつめてはいけない。
近世の城でなく中世の城のようにどこかに逃げ道を作っておかないといけない。
裏切った人間だけが悪いのか?
しかしそこまで追い詰めた人間も悪いのだ。

足利義教は信長と違い歴史的な評判は悪い。
では義教が戦国時代に生まれてきたらどうだろう?
きっとまったく違った評価をうけただろう。
もし足利義昭というわけのわからない人間の代わりに義教が将軍だったら信長との間に面白いドラマが展開しただろう。

・・・なんていろいろ考えながら、再度山頂まで戻り、そして下山したのだった。
下りはもちろん登りよりもずっと楽。
でも普通の靴で登ったので滑る!
危ないところはロープが張ってあったので何とか降りてきたけど、
やっぱり普通の靴ではなく、軽登山靴みたいな靴で登ったほうがいい。

というわけで単に近くの山に登っただけなのに、
それもたかだか450メートルくらいの山に登っただけなのに・・・
たいていの人は写真を何枚か載せるだけで1回で終わる程度の記事なのに・・・
それを7回も連載する。
まさに省エネブログ、ぐうたらブログ。
うんうん、こうでなくっちゃ!
一人で納得している。
一人だけ納得している。
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