ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

田舎暮らしの厄介者

2019年09月20日 17時09分04秒 | 田舎暮らし
田舎暮らしを始めてもう17年過ぎた。
もう今では田舎暮らしの「田舎」がとれて、単に「暮らし」になっている。
都会に住んでてたら、とうてい年金だけでは暮らしていけなかっただろう。
でも里山で自給自足的な暮らしをしてたら、それなりに暮らしてはいけるのだよ。
...
 でもまあそんな話じゃなくて、田舎暮らしの厄介者の話。
そうそう、蛇の話。
だって蛇が大嫌い!
もっとも、たいていの人は蛇が嫌いだろう。
人だけじゃない、たいていの哺乳類も蛇が嫌い。
馬だって猿だって、蛇がとっても嫌い。
蛇を見るとたちまちパニックになる。
ところが、なんと!こんな進化から取り残された人間が、人類がいる。
 蛇をペットにして遊んだり、あろうことか蛇を食べたり!
 幸い日本には蛇を食べる文化はない。
一部の変態的な人間は別として・・・
しかしそれをとやかくいうつもりはない。
中国や東南アジアの食文化をとやかく言うつもりはない。
きっと蛇は鶏肉のような淡白な意外と旨いのだろう。
蛙を一度だけ食べたことがあるけど鶏肉のように蛋白で美味だった。
すっぽんも食べたことがあるけど、こちらは濃厚でとっても美味かった。
きっと爬虫類は美味いのだろう。
いえいえそんな話じゃなくて、食文化の話。
他人が何を食べようとそれをとやかく言うつもりはない。
そう、日本人はまったく大らか、クジラも食べる。
欧米やオーストラリアの偏狭な人間とは違う。
カンガルーを食べるオーストラリア人を野蛮だと非難はしない。
犬を食べる南北朝鮮人を非難はしない。
(かって人肉を食べた中国人を・・・これは非難する!)
それが食文化なのだ。
いえいえこんな話じゃない!
蛇の話だった。
今日変な蛇を見た。
まるで大きなミミズのような、明るい茶色。
ぬめぬめ感のある表皮、でも絶対これは蛇!
これ何だろう?
今まで一度も見たことがない。
でもすぐ「じむぐり」という言葉が浮かんだ。
後で図鑑でしらべてみたら、やっぱりきっと、じぬむぐり。
図鑑では普通に日本全土にいると書いてあった。
でも見たのは初めてだった。
 草野 心平の詩の一篇が頭に浮かんだ。 
  蛇が俺の口に食われおるは
 ぬるぬるして美味しいは
 でもこの詩なんか変。
蛇ってぬるぬるしてるか?
きっと、触ったことないけど、ひんやり、すべすべしているんじゃないか?
きっと、草野 心平は蛇が大嫌い!触ったこともないんじゃないか?
でも今日見た蛇は、もちろん触らなかったけど、ぬるぬる感満載だった。
としたら、草野 心平はじむぐりを見て「ヘビ」の詩を書いたんじゃないか?
いえいえそうじゃない、やっぱり蛇が嫌いでその触感を想像だけで書いたのだろう・・・
 なんて、思った。
 初めて見たじむぐり。
いろいろ想像の世界を広げたのだった。
ともあれ、やっぱり、蛇はお断り。
 何年田舎暮らししても、やっぱり蛇とはお友達にはなれない。
コメント
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