ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

陶芸

2017年03月30日 18時12分29秒 | 陶芸
次年度から陶芸の先生が変わる。
今日その陶芸の先生の初お目見え。

今までの先生は芸術家肌の人。
教えたいことはたくさんあっただろうけど、
講座はなんせ月に2時間だけ。
これじゃ高台も削れない。
(高台とは器の底の部分。普通は作陶の翌日、生乾きの状態で削って高台を作る。
高台を作るときはライトを当てて明るくしないといけない。
「高台もと暗し」・・・というから、ん?違ったかな?)
というわけで高台を作らなくてもいい、たたら作りを主に教わった。
たたら作りというのは粘土をローラーで伸ばして、薄い板状態にして、切って組み立てる技法。
これだと2時間でもできる。

それから粘土はまず菊練りで練るのが基本。
でもこの先生からは粘土をつかんでたたきつけて練ることを教わった。
これだと初心者でもできる。
「菊練り3年」というらしい
それで素人が、わずかな時間に練るにはこの方がずっといい。
この粘土をつかんでたたきつける方法で失敗したことは一度もない。
先生もそこら辺をよく考えて教えてくれたと思う。
ところが菊練りだけを教わった人間は菊ねりじゃないとだめだと思っている。
陶芸のいいところはいろんな方法があるということ。
こうしないとだめだ、なんていうことは一つもない。
自分にあったやりかたをやったらいいのだ。

それからもう一つの基本の「紐づくり」
縄文の昔から作られてきた技法。
紐を積み上げて小さな鉢から大きな壺まで作る技法。
これも教わったことはない。
そのかわり短冊作りを教わった。
紐でなく短冊状態にして積み上げていく。
確かにこの方がずっと作りやすい。

自分自身としては、形が整ったものよりも歪んだものが大好き人間。
その点でも先生の作品(・・・はあまり好きじゃなかったけど)感覚的にはとても共感を持てた。

そしてこんどの先生の作品を見せてもらったけど、形が整っている。
それで、きっと基礎を学ぶことはできるだろう。
それで、まったく基礎ができていないのできっちり基礎を学んで、
これからもその枠から外れた自分なりの面白いユニークな作品を作っていこうと思っている。
コメント
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