ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

なう

2010年12月07日 13時03分47秒 | 雑感
流行語はすぐに廃れる。
それであまり使うこともないしたいして興味も無い。
ただツィッターなどで使われている「なう」という言葉には、違和感を感じつつも、興味を持っている。
案外この言葉はこれからも生きるかもしれない。
日本語は短縮化と曖昧化へ進化しているように思う。
そして短縮化はいいけど曖昧化は許せない。
です・ますをはっきりいわないで「・・・になります」などは曖昧化の例で、これはどうにも許せないけど、今ではみんな普通に使っている。
一方短縮化は、ただでさえ母音が多くしまりのないだらだらした言葉になりがちな日本語にはいいことだと思う。
それで「なう」はいいのだけどとても気になるのはその語順。
「今大阪にいるよ」というのを「大阪なう」
大阪、今~という言葉の順序にとても違和感を感じた。
しかし違和感を感じつつも、とても簡潔になっていいとも思った。
ツィッターの140字という制限がこの言葉を生んだのだろうけど、進化はしばしば制限の中から生まれる。
生物は温暖な環境からは種の反映が、厳しい環境の中から新しい種が生まれる。
これからもツィッターは造語を生んでいくだろうけど、そしてそのうちのいくつかは生き残るだろうけど、それはきっと日本語にとっていいことかもしれない。
そしてもしかしたら140字という制限で曖昧な表現も淘汰されていくかもしれない。
コメント
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