柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

合憲

2011-05-31 08:17:24 | Weblog
君が代斉唱、国旗掲揚時の起立命令に対して最高裁が合憲判断しました。各紙一面トップ記事です。どうしてこういうことに反抗せねばならぬのか、こういうことに反感を持たねばならぬのか、そういう一番根っこの部分で本当に不思議な人達なのですが、これで懲りてもらいたいことです。あなた達が間違ってるんだと。少数意見を抹殺するなとか多数で抑圧するなとかあれこれ言い分もあるでしょうし、そういう反対意見は議論上大事なものだとは思いますが、常識でお考えなさいということです。卒業式や入学式といった儀式において君が代歌う国旗掲揚するなんてのは当然のことで、国旗国歌に敬意を表するのも極ごく当然のことでしょう。起立して「国旗に注目!」することがどうしてあなたを否定したりあなたの信条を害することになるんでしょうね。この根っこのところで本当に不思議です。こういう時のこっち側の反論として、そんなに日本が嫌いなら出て行けよ、そういう自由は100%保障されている国だよ日本は、というのがありますね。でも、この裁判の原告さん、高校教諭です、が最後っ屁ひってますが、国を愛する気持ちは石原さんに負けるものではないと自負しているんだそうです。愛国心にかけては人後に落ちないぞ、こんなに日本を愛しているんだから出ていく必要などない、出ていくつもりもない。こういう捻じれた、素直じゃない感情には普通の人間はついて行けないですね。屁理屈です。それ以外にはないですよね。純粋に単純に愛国心の発露ですよ、日本の国に生まれ生きている者として国旗国歌を尊重する。どうして日の丸君が代をすぐに戦争に繋げますかね。ここがおかしいです。軍国主義、皇国史観へと続きます。それこそ偏向した考え方ですわ。愛国心という言葉自体に忌むべきことというニュアンスを張り続けてきた連中です。そしてあれこれ他に理由をこねまわします。毎日新聞に左翼教授さんのコメントが載ってます、条例で教師に対する起立が強制され、それにより子供の学習・生活空間が一面的な価値観で満たされることは、子供の成長・発達の権利の侵害に当たる、と。まぁ、よくもこれだけ捏ねられること。風が吹いたら桶屋が儲かる式の理屈です。嗤うでしょう?おかしいのはあんたたちだ!ちなみに、この記事には子供と表記されてます。毎日ともあろう者が子どもじゃなくて子供と書いてます。ミス?毎日の見出しは「愛国思考「短絡的」」朝日は「現場萎縮の恐れ」「全国の教職員に影響」です。どうしてそうなるの?です。国民主権が泣くよ、と傍聴していた人が独りごちたそうで、政治家の圧力で強制的に曲げられるんだそうです。どうしてそうなるの?それがわからないんですよ、こっちの人間には。産経は至って冷静に淡々たる報告調です。ま、こっちが叫ぶ必要もないことですが。先生方、子供の心を思ってくれるなら、普通の考え方を教えてやってくださいな。あなた方の考え方が普通じゃないと、早く知りなさいな。ですね。
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稀代

2011-05-30 08:20:57 | Weblog
昨夜BSで筒美京平を特集してました。松本隆との対談形式のコーナーあり、歌い手達の感想を拾ってのコメントあり、とても面白かったです。たまたまチャンネルを合わせたら、の偶然でした、番組欄を探すのではありません。びっくりしたのは風貌です。ああ、私が知ってる筒美京平像はうんと昔のそれなんだと驚嘆するほどの老い。髪は薄くなり、痩せ、老人然とした喋り口。もうそんな歳?隣に居る松本隆も髭生やして恰幅のいい見栄えですがやはり老いが滲んでいます。勝手なもので、私が知ってる彼らはヒット曲を連発して平凡や明星、他の音楽雑誌にたまに載る写真や記事で見た彼らであって、それは私が高校生や大学生時代のもので、こちらが知らずに過ぎた何十年は修正調整されないわけです、で久しぶりに見てびっくりする。こっちも十分に(同じだけ)老いているのですが、それは棚に上げて。本当に勝手なもんですがしかし、びっくりしました。暫くどっちが(チャンネル合わせた時に二人の対談の場でしたので)筒美京平でどっちが松本隆かわかりませんでしたから。でも出てきますよどんどん往年の大ヒット曲が途切れることなく。このコンビでの代表作として木綿のハンカチーフが紹介されてました。これは私にとれば少し時代が下るんですね、もちろんこの二人の全盛期の曲の一つでしょうけれど。私に言わせれば筒美京平といえば、郷ひろみ、南沙織、麻丘めぐみ、岩崎宏美です。よろしく哀愁は名曲です!そして南沙織。当時は歌手と作曲家がほとんどコンビでしたからね、小柳ルミ子は平尾昌明(漢字が不確かです)、天地真理が森田公一、南沙織はこの人。南沙織も麻丘めぐみも難しい歌もらってましたからね。筒美メロディーの神髄はこの二人にありと、私は昔から思ってましたが、誰もそう言わないです。違うのかな?稀代のメロディーメイカーとクレジットされてましたが、この人にこそふさわしい称号でしょうね。次から次によくぞあれだけ・・です。ううむ、聞き直したくなりました。あなたも、でしょう?
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転換

2011-05-29 09:17:00 | Weblog
菅降ろし、どうなりますやら。不信任案が出るか出ないか、通るか通らないか。後者はもちろん多数派工作が要ります。衆院で圧倒的多数を誇る民主党ですが、小沢さんが反旗翻してます、渡部恒三との手打ち、前原さんの復帰(あの気持ちの悪い誕生会です)、小沢チルドレンたちはきっちり掴んでるのでしょう。そして一方でその若い陣笠達は自公の議員らと会合持って反菅運動してます。岡田さんは鳩山さんに会って(この御仁が組み易しと思ってるんでしょう)造反しない言質を取ろうとしてます。また鳩山さんが(新聞読む限りは)本領発揮の大玉虫色。小沢さんの後ろに居る時と一人でいる時とでこれだけ違うのも相変わらず。頼りにならないこと甚だしいのですが、きっとこの人にはお母ちゃんから貰う大資産をばら撒いて繋いでいる子分は多いのでしょう、岡田さんも無視できないということでしょう。小沢チルドレンも大勢いるのでしょうが鳩山ポチも多いのでしょうね。金と権力(恫喝)次第なのが陣笠ですから。どれだけ切り崩されるのか、岡田さん、どう読んでいましょうか。菅さんを降ろすことの意味は?この男ではダメだ、替われ!そこまでは皆認めますが、じゃぁ、次は誰がやる?ここでこれまた皆黙ってしまいます。いないんですから、民主党には。小沢さんしかいないでしょう?岡田、前原でもダメでしょう?きっと。でもここで菅さんの代わりに小沢さんとは行けない筋です、刑事被告人ですからね、地元建設会社が裏金渡したと次々と証言し始めてますから。内閣総辞職されても誰がやるの?lじゃぁ選挙?麻生さんの時と全くの真逆の状況、選挙したら必ず大負けします。チルドレンたちが全員落ちるでしょう。大波で打ち上げられた連中は退き波にさらわれるのみです。それも怖い。もちろんです。そういう負の均衡の元に、どっちもまずいから仕方ないから延命する、そう菅さんも踏んで居直っている、やれるものならやってみろ。野党に対しても、民主党の反菅勢力に対しても。そういう状態でしょう。でも仮に自民党に政権が戻っても五十歩百歩でしょうし、原発問題や被災地復興も同じスピードで進むしかないのも火を見るより明らかですが、でも、やはり左翼思想の気味悪さ、何考えてるのか理解できない気持ちの悪さは取り除きたいことです。地球市民思想、グローバル観に価値を置く噓、偽善を消し去ってもらいたい。谷垣さんでは多くを期待できはしません、これも確かなことですが、これまた消極的な消去法なのですが、それでも菅さん、民主党政権よりは安心しておれます(おかしな言い方ですが)。サミットで閲兵する、兵士達の敬礼の前を歩く菅さんが報道されてましたが、背を丸めて歩幅も一定しない、何とも情けない歩き方です。威厳のいの字もない姿、これじゃぁ舐められるはずですわ。自衛隊や軍隊を口をきわめて非難し排除しようとしてきた者に、どの顔下げて威厳ある閲兵などができましょうや。そして相変わらず口から出まかせを言ってる様子。太陽光発電の話は担当大臣(またまた海江田さんです)も知らないんだそうです。ソフトバンクの孫さんが後ろで糸引いてる図です、儲け話を作ってガッポリ懐に入れてやろうという魂胆ですよ、そうに決まってます。この野郎!どっち向いても誰も彼もが勝手にやってる。閉塞感。前にも書いたことがありますが、もちろん想像するばかりのことですが、昭和16年12月8日のラジオ放送できっと多くの国民が感じたであろう開放感、勇壮感、高揚感の舞台が整っているんでしょう。どうか本来の日本人に戻っていく方向に定めてもらいたい。そう願うばかりです。
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遅延

2011-05-28 08:07:50 | Weblog
義捐金がまだ届かないそうです。貯金使いはたして、配給される鮭缶サンマ缶はもう見るのも嫌だ、早く回してくれと記事にあります。原発事故近くの学校校庭の許容線量を20から1ミリシーベルトにまで落して、土の入れ替えは98%国が持つんだそうです。内閣参与の涙の抗議が効いたのかどうか。国の基準、1~20ミリシーベルトを考慮したのだと相変わらず強弁してますが、なら初めからそうしろよであり、間違いを改めるに言い訳するなよであります。なにせ遅い。遅い。あの何千億の金をどうして止めてる?そのうちに誰かがピンハネしていきます、そんな奴がきっといます、国会議員、県会議員、市会議員、市役所役人、公共を騙ってそれにタカる連中が剥がして行きます、元の額が大きければ大きいほど何百万何千万くらいどうにでもごまかせましょう。金は腐りませんがいつの間にか減っていきます。そんなものです。やっと届いた金が3年後に一人頭五万円とかね、何?という話になって。小沢さんが外国プレス向けにはっきり倒閣を表明したとあります。坊ちゃん顔の、いかにも市民運動大好きそうな青二才風の被災地選出の民主党国対委員長が、体揺らしながら自信なさげに言ってます、そんなことはあり得ないけれど、万が一に内閣不信任案が通った場合、解散総選挙を首相に進言すると。明らかに小沢チルドレン達への脅しです。足元がグラグラの、風に乗って議員になっただけの陣笠連中を脅します、選挙になったらお前達落ちるよ、いいの?どうしてこんなに遅い?これは誰もが思っている感想だと思いますが、答えが読売のインタビュー記事にありました。よくTVに出てくる宮城県知事のそれです。財源がないのだ、それを国に要請しているが十分に呉れない。瓦礫の処理にも金がいる、できない、金がないから。国直轄でやってくれと要請しているがやってくれない。ずっとこの調子。ああ、これじゃぁ進まぬ筈。だって国がやってくれないんだもんと拗ねてるだけです。瓦礫の処理?地元の建築屋を総動員して、この時期だから力貸してくれと頼んで重機からユンボまで集めてやる、そして燃やす、灰を海に捨てるなり埋めるなりする。ダイオキシン?バカな。魚が腐って、何もかもが異臭の原因になっているそうじゃありませんか。燃せばいいんでしょうに。そこを決めるのが、そこを飛び越えるのが知事さん、あんたの役目なのよ。そこがわかってないんですね。役人官僚上がりにはそこん所の意気地や肚がないんです。この記事でよーくわかりました。どれもこれも国の指示待ち、国の態度待ち、そんなことで何ができますか。義捐金もきっとそうですよ。あんたの段取りで早く配って見せなさいな。そういう考え自体がないんですよ。自分が決める、そういう肚がない。法律や前例や上からの指示がないとぴたっと動けない。トホホです。悲しいのは県民たちですか。
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新顔

2011-05-27 07:59:15 | Weblog
55分の空白はなかった、そうです。まぁよくもこれだけ恥ずかしげもなくコロコロ変えますね東電。政府も班目さんもきっちりイカれてます。班目さん、薄笑いです、私は何だったんでしょうかって。笑うしかないでしょうね、政府にはコケにされるわ、東電には転がされるわで。で、新顔が出てきました、第一原発の所長、吉田某。本社や政府やの指示を無視して(なのかどうかがまた問題なんでしょう、誰がどういう指示したのかが争点のようですから)海水注入を継続したと。継続してよかったんですよね。中断したからあの惨事になったという筋でしょうから。だから誰が言ったかが、誰が止めたかかが問題で、首相が止めたに周りはしたいんですが本人が躍起になって否定してるの図でなんです。ずっと注入していたんならそれでよかったんじゃないの、の話で、そしてこれが三方得の妙案だったというわけですか。暫くは轟々の非難でしょうが、こうすれば、こういうことにしとけば、犯人探しは治まるし、落ち度はなかったということになるし、対外的(IAEAとか近隣諸国)にも顔は立つしですか。この所長の所為にしてしまえです。で、流しますよ月旦を。ワンマンで、傲慢で、本社の言うこと聞かない奴で、評判の悪いオッサンで・・。論点をすり替えます。この男の性格や見てくれが問題じゃないんです、なのにこういう時は必ずプロフィールのアラ探しから始まります。関係ないっ!つうの。骨のある奴だから自分の判断でやったんだろうという推測もできるわけですが、それをも見越しての場面転換でしょう。こいつを悪者にしておこうと。ひとつ前の発表の時にはこんな話はなかったわけです、副社長もふてぶてしい横着な態度で言葉だけ丁寧に答えてます「この前には知らなかった」、ということはこの所長が黙っていたということになって、悪者はこいつだというシナリオですな。このまま犯人探しに足踏みしておれないわけです、フランスで菅さん、現状と違うことを吹かねばなりませんから(実際吹いてるようですが)。でこういうシナリオに変更する。終息させる筋書き。誰が書いた?驚いて見せてる枝野さんでしょう、後ろで操る仙石さん。東電も毒も食らわば皿まででしょうから。開いた口を早く閉じなさいよ、間抜けな谷垣さん。ったく。
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無能

2011-05-26 08:06:01 | Weblog
社民党の爺さん幹事長が言ってます、この時期に司令官の首をすげ替えるは永田町では通用しても被災地の人達や国民の感情に反することだろう、ここは国を挙げて困難に立ち向かう時だと。自民党公明党が出そうとしている内閣不信任案への意向です。頓珍漢。国民の意に反する?あんたこそが国民感情から遠く乖離しているっての。誰でもいいからもっとかっちりきっちりやってくれる奴が出てこいよ!というのが国民感情です。まだ政権にすり寄る気持ちが強いんでしょうか、ヨレヨレの菅政権だから今恩を売っておけなんでしょうか、旧社会党の尻尾をくっつけての抵抗ですか、ダメと言ったらダメ、あんたたちにはとにかく反対!って。いずれにせよ、弱小政党の下手くそな見え見えの世渡り工作ですな。民主党内部で公然と菅降ろしが叫ばれているのに、これですか。原口、鳩山、小沢があれこれ言い始めています。麻生降ろしの時と全く同じ風です、デジャブー。未だに党利党略振り回す奴らです。尤も、だから政治屋なんですけれどねぇ。渡部の爺さんと小沢さんのあの気持ちの悪い手打ち式はどうです?恥も何もないんですね連中には。渡部恒三はもうすぐ逝くんでしょう、人は死ぬ前の三年間は無茶するとよく言いますから。でもこういう豹変(これは原義は過ちを認める速さを讃える意味ですから、ニュアンスが違うのですが、通例で)変節(こっちが正しいと思うのですが、それほど太いしっかりした節を持っている人でもないのでしょうけど)するのが政治屋であって、長くこの業界に生きてきたしたたかさなんでしょう、こちらは呆れるばかり。ご意見番、水戸黄門が聞いて呆れらぁ。にこにこ笑って握手して、またそれを取り巻く陣笠どもの多いこと。ベタベタに群れて嬉しがってるバカどもです。胸が悪い光景です。バカを集めて、子分を揃えて、数は力だと嘯いてる。何とかなりませんかねこの民主主義とやらは。衆愚とはこのことだと、民主主義の最大の欠点がそのままに露呈していることに気づかねばなりません。多数決の怖さ(馬鹿馬鹿しさです!)を実感せねばなりません。バカが集まると道理もクソもなくなるんですよ。でもそれに対するべき「賢帝」が見当たりません。一人のバカ(愚かな独裁者専制者)による悲劇を避けるための民主主義でしたが、バカの集団(政党、内閣)に取って代わられた日には頭を抱えるしかないですか。そのバカを選んだのはあんたたちよと言われてチョンです。一人のバカなら殺せもするが・・ですか。嗚呼。神よ!
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相反

2011-05-25 08:03:09 | Weblog
原発事故の事故調査・検証委員会のトップに畑村洋太郎さんが就いたとどの新聞も大きく採り上げてます。新聞にもこの人のプロフィールが載ってますが、失敗学というジャンルを作ってあれこれ本を書いている人です。事故が起こった時にとかく犯人探しして、つるしあげて、個人の責任、能力欠如、注意不足に事を収束終息させがちだが、ハインリッヒの法則などを引用して失敗(事故)は個人の問題ではなくシステムの問題だと言う説です。To err is human,to forgive is devine.これです。選考理由についての仙石さんのコメントが載っていて、この分野(失敗学でしょう)の権威であり、原発と利害関係のない人だからと。今までは金も何も貰ってないということですけれど、さてこの地位に就いたらどうなりますやら。思いもよらぬ手口で言い寄り搦め捕り籠絡していくのが敵さん(原子力村構成員)の手口ですからね、今後を保障するモノでも何でもないことなんです、所詮はこの人も学者さんに違いないので。で、中国新聞の記者はこの人の論調を取り上げて、個人の責任を追及しすぎると本点を逃してしまうという人である、つまり却って責任の所在が曖昧になってしまうかもしれない、国民感情に沿わぬ(誰かをつるしあげろ!という感情ですかね)結果になる危惧もあると書いてます。産経新聞は社説で、この委員会の強制力のなさを指摘しています。何だかこういうのが多いことですね。調査しても直せと言えないとか、悪いとわかっても罰せられないとか。そんな会の言うことを誰が聞くのよという話です。今回のこの委員会もその類のようで、社説が指摘糾弾するのは、委員会の委員任命が国会の承認不要で首相にその権利があることで、つまり、今首相の事故当初の指示や判断が問題になっているところです、それを調べる委員を首相が選んだんじゃぁダメでしょうにということです。至極真っ当。原子力村とは利益相反しないけれど、首相とはきっちり相反するんですからね。首相に都合のいいような結論が出易いわけです。もっとも、そんなこと疑われながらこの学者もやりたくないでしょうけれどね。さてこっちも涙の(怒りの)辞任劇に移りましょうか。まずはお手並み拝見といったところですが、システムの不備、それはそのまま原子力村のズルズルさなのですが、そこに斬り込むって言ってもこりゃものすごい抵抗勢力(これも何だか懐かしいフレーズになってしましました)に挑む仕事です、多くは期待できません、だって大した強制力ないんですから。誰々が悪かったとやった方が簡単ですけれど、それじゃぁ天下国家の計を立てられぬわけです。次の事故を起こさぬための徹底解明。言葉にするのは容易なことですがとてつもなく高い壁が聳え立ってます。嗚呼。
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諍事

2011-05-24 08:03:59 | Weblog
まだらめ。斑目とばかり思ってました、班目でした。訂正してお詫びします。3月12日の出来事、誰が悪かったのかの犯人探し、どいつもこいつも真剣に言い訳して俺じゃないと言ってます。菅さん、海江田大臣、枝野官房長官、そしてこの原発委員長。再臨界の可能性はゼロじゃない、という政治的文言で収めようとして、委員長も素人扱いして専門家を侮辱したと振り上げた拳を降ろしたことでしたが、じゃぁ誰があの空白の55分間を命令したんだ?とマスコミのうるさいこと。谷垣さんまでが出てきてやってます。ええ?こんなことに大将が出てくるの?安モンじゃのう。国会です。結局追い詰め切れなかったと新聞は厳しい評価です、昨日はTV見なかったですからわかりませんがご覧になった方、いかがでしたか。あらかた想像はつくのですが・・事の焦点は、どこにでも転がってる諍い事と全く同じところで燃えてます、言った言わない、聞いた聞いてない。聞いているのが疲れる論争、言い争い。東京都のレスキュー隊員に、原発現場の処理させるのに「言うこと聞かねば処分する」と言った言わないの不細工事例がありましたね、石原都知事が官邸に乗り込んでねじ込んだあれ、これも首相が逃げてこの時は海江田さんが謝って場をとりなしてましたが、今回は海江田さんも怒ってましょうか、俺ばかりが損な役やってられるかと。そんなこと国会でやり合うことかい?という呆れなんですが、衆目の一致している能無し(ここまで延命しているところは能はそれなりにあるということなんでしょうが)内閣をどうして倒せないのかという馬鹿馬鹿しさでもあります。事故の検証は別のところでやれよ、きちんとした報告をそれをちゃんと読める奴が評価すればいいこと、今は復興計画とかの喫緊の事案があろうにという呆れです。手続きの問題ですか?違いますね。ここで何度も書いてますが、俺にやらせろ!と誰も言わないことなんです。責任は負いたくない、だから文句ばかり言う。それじゃぁ今までの民主党そのままじゃないかい。谷垣さんは仕返ししてるつもりなんでしょうか、さんざにやられてきたその仕返し。そんなことやってる場合じゃないですね、当然のことです。日本が沈もうかという時に仕返しだ?俺にやらせろ。頼むからそういう肚を見せてくれ。亀井のオヤジもどうして黙ってるんでしょうね。この人が俺にやらせろと叫び出したらTVが宣伝してくれましょうに。いえ、黙ってませんでした、でたらめ委員長は辞めさせろと言ってます。そんな受け狙いのフレーズは今はいいから、俺にやらせろと、言ってくれないですかい?あなたにとっても最後のチャンスでしょうに。与謝野さんよりうんと元気に見えるあなたなら行けるかもしれないですよ。
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糊塗

2011-05-23 08:06:27 | Weblog
原発事故当初に冷却水注入が55分止まってたことに対してあれこれ揉めてます。何~にやってんのよごちゃごちゃと今更。調査と検討は詳細にごまかさずにきちんとやらねばなりませんが、内輪もめまで公表する必要がどこにあるのよ?相手が斑目さんというのがまた笑う所で。週刊誌や月刊誌をお読みの方なら一度や二度はこの人の無茶さをご存知でしょう。もちろん私とてそれを読んでそのまま理解してるだけですからその真偽のほどは不明ですが、よく書いてる文章がないです、この人こそが原子力村の筆頭悪のような。よく国会に出てきて答弁しているオッサンです。その人が、原子力のゲの字も知らぬ素人のように侮辱されたと怒ってます。安全安全とあれだけ嘘で嘘を固めてきた張本人がよく言うわ。素人よりタチの悪いこととは本人は感じてないというわけです。私は専門家中の専門家だというものすごいプライド。枝野さんの代わりに細野大臣が謝って、言葉だけごまかしてチョンです。再臨界の危険があるから可能性があるに。この野郎!どこまで行っても住民は置き去りで。お前達の面子の立つ立たぬで振り回すんじゃねぇ!専門家が聞いて呆れらぁ。本当にそうですね。
 長門裕之さんの死亡記事です。日活映画華やかかりし頃の大スターです。南田洋子との夫婦ぶりも売り物でした。シオノギ・ミュージックフェアの司会(夫婦でやってました)がこの人のキャリアで必ず出てきます。30分番組、音楽番組でした、誰か一人を呼んでたっぷり歌わせる。でも30分ですからね、当時の基本ではありましたが。当時の歌番組と言えば夜のヒットスタジオですか、芳村真理の「どーもぉ~」のあれです。これは一時間モノ、沢山の歌手呼んで順番に歌わせる、普通の歌番組。ベストテンやらに繋がる定番。これとは一線画した、いわば大人の歌番組風の色付けでした。でもどうしてこの二人なの?という違和感はいつもありましたね。歌番組の司会という雰囲気じゃないですもの。昔の映画見ていると結構出てくる人です、主役でなくても。勝新太郎の「悪名」にもインテリやくざ役で出ていたり。でもこの人の映画歴でクレジットされるのは太陽の季節です。これ、石原慎太郎の小説、石原裕次郎のブレイク作という印象が強いのですが、実はこの人が主役なんでした。南田洋子やら北原(裕次郎の女房)さんの若いことです。白黒映画や昔~と感じさせる天然色映画(ギラギラして独特の映りの)に存在感を見出す俳優さんです。もっとも、これは昔好きの私のバイアスそのものではありますが。合掌。
 
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看視

2011-05-22 06:51:09 | Weblog
女で躓いたIMFの専務理事、フランスの大統領候補にも取り沙汰されていた御仁だったそうです。それが今や足首に探査機つけられて24時間被監視の身です。危ない奴の監視体制は西洋に徹底されてます。この手の性犯罪者に特に強いようです、罪の量刑が少ない分、ですかね。殺人や強盗と比べれば当然でしょうが、しかし、再犯の虞という意味ではこっちの方が危険ということになります。死刑や終身刑にできないということはまた野に放される、ということはまた誰かが餌食になる。死刑になればそれで終わりですから話は早いのです。だから監視する。性犯罪は性格・趣味の問題ですから、矯正とか修正とかの次元事ではありません。直りません。だから監視しろ。またやる前に潰せ、捕まえろ。正しい処置ですね。日本の甘いこと。人権がどうのこうので。人権といえばフランスですが、その本家本元でもこの厳しさです。犯罪者の人権なんてのは偽善、嘘っぱちなんですねきっと。「冤罪をなくせ」は「犯人を逃がせ」に繋がります。罪人の待遇改善は罪人を増やします。臭い飯なんてのはとうの昔にないそうですから。監獄で不自由の極みで臭い飯を食わされて、もう二度とやらぬぞと改心させるしかないのに、全く逆をやってます。そして再犯の繰り返し。犠牲者を次々に生みだします。社会の安全安寧こそが最優先されるべきです。むろんそこには排除の論理が存在しますが、不適当を排除するは社会という不特定多数集団を保つためには必要不可欠な処理です。誰が決める?誰にそんな権利がある?なんてのが人権至上主義者(いつも言いっ放しでこんな無責任な奴らもいませんがね)のお定まり反論ですが、社会がきちんとしていて初めて個人の生活なのだというのが一点、人間は無条件に公平平等だという論を叫ぶ権利と少なくとも同じだけの価値を持って能力差貴賎差を言う権利はあるし、不適当を排除する権利もあるのです。誰が決める?国民ですか?いいえ。大衆ですか?いいえ。みんなが決める(それは多数決という最も劣悪な決定方法ですが)のが一番いいというパラダイム、ドグマをこそ潰さねばなりません。その選択をするのは常識です。お天道様です。なんて書くと、何それ?と呆れてしまわれるかもしれませんが、天の神様なのです、全てをお見通しのお天道様こそが選択決定の主なのです。法律や憲法より何重にも広い(緩い)日常生活上の、人間関係上のルールを元にそれを看視体現する誰かなのです。常識人、良識人です。盗人猛々しく叫ぶ権利とやらがあるのであれば、盗人を抹殺する権利も同じようにあるわけです。そこを日本は押しきれてないのです、盗人が猛々しいだけなのです。内田裕也を潰せたら違うんですがね。できないのでしょうが。英雄色を好む。もう今の時代、こんなことで済ませられませんよ。男はそんなもんで、仕事のできる男はこっちも強いもんで、それは男のこの手の不始末を許してきた文化なのですが、こんなこと今時言ってたら、上野千鶴子あたりにコテンパンにやられますよ。「女ぎらい」という新刊本、お読みになればいい。これでもかと、男に都合のいいように作りあげられてきた性の歴史を抉ってます。もっとも、どうけなされようと非難されようと、男はバカとの相場は変わりませんが。
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