柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

魔差

2010-04-30 08:14:13 | Weblog
スーパーで万引きしてそれを店の者に見つかって、そこの店長が悪で恐喝する、20万、50万と毟られたという記事です。どれほどパクッたのかと言えば、1900円の670円のだったそうです。こんなもんですわね。計画的に、組織的にやるのでなければ、目の前の品物一つ二つちょろまかすのが通常でしょう。で、小悪(性悪)に捕まる。犯罪ですからね、警察に突き出された方が実害が少ないのですが、そこはそれ法律的な罪の軽重ではなくて、風評体裁世間体です。そこにつけこまれる弱みがあって。これが社会通念なんですね。人の暮らし、社会生活は法律で規制されているんじゃなくて、その何重にも大きくて緩い(実は緩くはないのですが)社会の掟があるのです。道徳観念と言い換えましょうか。法律に書いてないこと、つまり法律では罰せられないけれどやってはいけないことはわんさかある、そこへの意識、日頃の怖れ(畏れ)、それが世間体という名の網であり、行動規範であるわけです。天網恢恢疎にして漏らさず、とはこういうシステムをいうのですね。違反しても罰せられるわけでもなく穴だらけの網に見えるけれど、誰かが見ている、社会から咎められる。天知る地知る我知る汝知る、です。法律に書いてないけれどやってはいけないこと、例えば狡いこと、卑怯なこと、裏切ることなんかがそうですね。人に迷惑かけることもそうです。法律でも罰せられますが、社会で生きていくうえで守らねばならぬ大原則は、人を傷つけてはならぬ、人のものを盗ってはならぬ、です。それはそのまま道徳観念ですね。規範意識ですか。人はこちらを咎められる方が効く、響く、性根が入るんでしょう。卑怯者呼ばわりされると人格否定されたような気になりますね。物盗りを相手にして、金なら呉れてやる、が、お前のその心根が気に入らぬ!なんてセリフが胸に響くのは誰にもそういう心の琴線をもっているからでしょう。その行為は法律違反です、なんて言われてもああそうですか、じゃぁこっちもそれなりに対応します、でいいわけですが、そんなことして恥ずかしくないのか?!と非難されるとグサっと刺さりますよね。そういう資質というか共通の反応様式があればこその社会の集団の安全維持なんでしょう。そしてそこを付け込まれて脅し取られる。悪はどこにでもいるんです。小悪はその何十倍も。魔が差す。さてさてそういう言い訳も甘いことだと思いますがね。いかがですか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

維持

2010-04-29 09:17:33 | Weblog
鳩山さん、この人の交渉術はおかしいですね。術なんて大仰なことでもなく、単に考え方がおかしい、順番がおかしい。徳田さんは一時有名な人でした、私と同業です、徳洲会という全国チェーン病院の頭として名を馳せた人です、議員にもなりました、徳之島の大買収選挙で有名でした、医療機器の購入は半値の六掛けなんて豪語してた人でした。鳩山さんが直々に会いに行ったという記事で久しぶりに見た名前でした、記事によると車椅子生活で言葉が不自由だということです、脳卒中患ったのでしょう、もうすっかり「過去の人」のはずです、そんな人に、昔からの知己であったにせよ、記事によればいまだ徳之島に影響力のある徳田さんに直々に会いに行くという行動や如何。八方塞がって、昔の権力者にすがってるという図です。口先八丁ですからあれこれ言い訳するのでしょうが、交渉手続きの順番が違うのは明らかです。腹案なるものを隠しに隠して、結局沖縄県外に移転できない、辺野古沖に滑走路を造るとやら徳之島に部分移転させるとやら、奥の手でも秘策でも何でもない、誰もが考えそうな、とうの昔に反対否定された案を今さらのように蒸し返す。記者会見しているのが徳田さんの次男で現役の衆院議員というのが、徳之島の(ここだけに限りません、日本中どこにでもある地盤・看板・鞄の継承です)今を物語ります。だから親父に直談判したのでしょう。長年積み上げ築いてきた権力構造の証明であり、政治はそれに依存するしかないという証明です。国会議員・首長・地方議員・選挙民というヒエラルキー、がんじがらめの地縁人脈利害関係、そして何より強いは社会的圧力を掌握していること、言うこと聞かぬと干すぞ!さらには簀巻きにしてフカの餌にしたろうか?コンクリート詰めにして沈めるぞ!という脅し。鶴田浩二や高倉健かが出てくる炭鉱町のやくざ映画のごときシーン。なんとも自民党的で笑ってしまいます。あなた方はそういう体質を糾弾し続けてきたのではなかったのか。そういうのを古い政治、密室政治と叫んできたのではなかったのか。一国の首相ともあろう者が過去の権力者にノコノコと会いに行くというのも情けないこと、またその場で即座にダメ出しされたというのも恥ずかしい話。男を下げるというのはこのことだと思うのですが、この人にはそういう感覚がないのでしょうか、それとも下げるだけの「男」がないのでしょうか。と、個人を謗っても事は解決しません。この男に解決できないことがはっきりしました。じゃぁ誰?小沢さんは起訴相当と判を押されて今は動けませんさすがに。じゃぁ誰?菅さん、やっと出番?でもこの男じゃもっとダメみたいに思いますね。社民党が連立離脱すると脅かしますが、こちらは大した「抑止力」にならないんじゃないですかね。国民も何の役にも立ってないことが分かってますから。国民新党は、亀井さんの小型のような議員が沖縄選出でしょう、亀井さんはこっちには何の興味もないからこの若い衆の言いたい放題です、でも亀井さんは郵便局がちゃんとなるまで(何がどうなったらちゃんとした処理なのかよくわかりませんが、少なくとも小泉への個人的復讐が終わるまでは)政権側にいなければなりません、こちらは簡単には連立離脱は言い出さないでしょう。夫婦別姓法案やら永住外国人への地方選挙権付与法案などへの反対急先鋒といしての存在は貴重ですから、外野としても亀井さんには国民新党には政権与党内にいて欲しいのです。でも何と言っても情けないのは自民党でしょう。これだけ民主党がボロボロガタガタになっているというのに、一向に反転攻勢に出られない。何のアピールもできない。俺たちに任せろ!と言えないんですかね。アメリカと交渉して信頼関係を先に築いてしまえばいいのに。鳩山さんが失着を重ねるごとに自民党の無策も強調されるという、皮肉や嘲笑ではない、正味の政治的危機ではないのでしょうか。つまり亡国の危機。自民党を嫌い民主党を選んだ皆様。中庸の如何に難しいかの実験はこれで終わりにしましょう。謙虚さや寛容を否定する「進歩的」リベラルには所詮破壊することしかできないのです。維持創造はできぬ業なのです。よくわかったじゃありませんか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時効

2010-04-28 08:15:02 | Weblog
殺人罪の時効が廃止されました。四週間の審議で即日施行という異例ずくめだそうです。逃げ得を許すなという世論が、もちろん被害者遺族の訴え働きかけの結果ですが、陣笠どもを動かしたという顛末です。これは一般感情に沿いますね。法律的に逃げおおす、なんてのはおかしいことですわね。警察が追い切れない、捕まえ切れないというのはあり得ることです、それは誰もが理解します(もちろん被害者遺族は腹が立つばかりでしょうが)、でもそれを法律までが認めるのはどうかなです。被害者感情(被害者意識ではありません)を軽んじた法律と批判されても仕方のないことです。もちろん時効制度を推す意見もあるわけです、時間が経てば経つほど新しい証拠の発見などは困難になる、捜査へのモチベーションが落ちる、捜査の質も落ちていくだろう、すれば冤罪の虞も高まっていく、そして時間がたてば被害者感情も薄まるだろう、などなど。一番最後の理由は全く学者の考えそうなことで当たらないでしょうね、でも延々とこういう理屈が一般論として通ってきたんです、学者の世界の、机上の空論の世界、概念の世界の空っぽさです。それらしいことを時の権威が口にすれば皆が従い、総論としての話の枕になっていくわけです。被害者感情が薄まる?んな馬鹿な。その間違いを正すのはやはり当人方の生の声であったわけです。でもそれらの理由も、昨今の理不尽な殺人事件の増加、未解決事件の増加、足利事件の実例から、本物の悪を逃がすなの世論が押し切ったという結末です。でも、殺人罪すべてに時効廃止が適用されるわけでもないようです。強制猥褻致死、強姦致死、集団強姦致死、傷害致死、危険運転致死、業務上過失致死には時効の延長のみです。時効がなくなったのは殺人、強盗殺人、強盗致死、強盗強姦致死、汽車転覆致死の五つだそうです。「殺人」にも色々の場合があるのです、それはわかりますが、強姦致死と強盗強姦致死とどれほどに違うんでしょうね。物盗りの意思があったら重くて、強姦の意思だけなら軽いということですね、そんな馬鹿な。傷害致死もそうです。殴りすぎて殺しちゃった、と殺人罪の違いは?これは今次の鳩山さんの逃げ方見ていたらよ~くわかりますね。罪を問う基本は本人にその気があったかどうかなんですね。殺そうと思って殺したら殺人罪、殺す気はなかったけど死んじゃったは傷害致死です(きっと)。結果は一緒ですよ、、それに殺す気があったかどうかなんてのは後でどうにでもごまかせることですわ。だから弁護士は当人に喋らさないんですね。言質をとられたら終わりですから。鳩山さんの弁護士もずっとその戦略だったんでしょう。どんな理由にせよ人を殺めたら死刑。これが一番単純でいいことですよね。そうか仇討ちを許す。一番の抑止になりますよ、危ないですか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公共

2010-04-27 08:06:12 | Weblog
皇居の周りの歩道(行ったことないのですがそう言えばよくここの映像が流れますね、ジョギングしている人を写した)が、全国のジョギング愛好家、ランナーたちの人気スポット、憧れのスポットになっているそうで、なんでも4,500人が走ってるんだそうです。皇居がどれくらいの広さで、歩道が全周何キロあるのか、もっとも数字見ても行ったことがないですからイメージも湧きませんが、知らないので、4500人が一斉に走ってる、どのくらいのランナー密度になるのかそれも想像できませんが、記事はいずこも同じのマナーの低下を嘆く論調です。ゆっくり歩いている人や、お上りさん達がたくさんいるわけですよね、そこへハッハッと足音も高く誰かが走ってくる、歩いている間に一人や二人ならそれもここの背景でしょうが、次々にやってきて道をその度に明けて、記事によると舌打ちして走り去っていくんだそうです連中、こりゃいかがなものか、ですわね確かに。ランナーズステーションやらランナーズチームやらの主催者の言も載っていますが、東京と言う街の雑多性(これはどのコミュニティーにおいても同じことですが)そして人の多さを感ずることです。圧倒的な人口。こここそが田舎と違うところです。色々おるわな。これに尽きるのですが。
 読売の四コマ漫画「コボちゃん」のコボちゃんにもうすぐ弟か妹が生まれるんですが、その名前を紙上で応募してます。それだけ人気の高い漫画ということなんですが、平和な時代ですね。笑いながら、ほほえましく思いながら、ええんかいなこんなんで・・という気持ちも同時に起こってます。亡き枝雀が言ってました緊張と弛緩、さすがに最近はあれこれの不安定世情に対して緊張感は高まってますがね。ううむ。いいんですけれどね、いいんですけれど・・です。
 新しい公共、という言葉をお聞きになったことがありますか。保守系論壇誌では以前から亡国の思想として取り沙汰されていますが、鳩山さんが提唱してる新しい運動です。公共というのは今までは(今も)国家が統制していたことだが、そうではなくて教育や介護、保育などの領域に地域の人達を配して、その人たちの運営でやっていこうとするものです。一見(一聞)いいようですが、とんでもないのです、その「地域の人」に問題があったらどうしますかということです。そうでしょう?話はとても簡単で過激な思想で、端々から日本文化を壊していこうという悪だくみです。住民、市民、地域の力、なんてのはすべて甘言でして、この言葉でごまかされるのです。市民団体なんて肩書きの気味の悪いこと。ご経験のある方々多いのではないですか。職業欄に団体職員なんて書く、あの感覚です。国境をなくしましょう、私たちは地球人なのです、地球市民なのです、ってね、聞いたことあるでしょう?とんでもない!!そんなことできるはずのないこと、できはしないということを、人類は何千年もかけて繰り返し経験してきているのです。「地域の人」達が善良でいい人だからという前提です。いい人悪い人と他に正しい人邪な人の違いもあるのです。ここを忘れてはなりません。新しい公共。絵に描いたごときリベラル、左翼思想です。そう思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

混迷

2010-04-26 08:17:11 | Weblog
沖縄の反対運動すごいことになってきました。徳之島も大勢集まってましたが、さすが本島には9万人だそうです。例によって開催者発表の数字ですから眉唾ではありますが、こういう時にはきっと誰も噛みつきません、あんなアクセスの悪い所(だそうです、沖縄知事の言葉です)に9万人!でいいわけです。知事もその地の市長もこぞって普天間からの移設を強く要求します。知事はもう一つ、県内移設にも反対せねばなりませんから、あまり強くには拳を振り上げられない事情もありますが、ここは政府の鳩山さんの不安定さ(不誠実さに変化してますが)に対しては態度示しておかねばなりません。どうするんでしょうね鳩山さん、というか民主党の参謀たち。鎮火しようとする手だてを打たないばかりか、ずるずると後手後手に回ってしまって、まるで反対運動を待っているような、わざと起こしているようなそんな流れです。こんなことで他所に持って行くなんてことは、腹案たる徳之島移転もとても無理でしょうに。外野が見ていてもそう思います。強権発動しますか。させていただく首相に友愛首相にとてもできる業じゃないでしょう。国民の皆様、市民の皆様のご意見が第一の人達ですから。国益の前に個人の意思意向を置く人達です。野党時代にあれだけ住民投票やら地区地区の首長選の結果を振り回して血相変えて叫んでいた人がそれに首絞められている図です。国家の防衛、外交は国の、国会の専決事項なのだと、バッと線を引くべきなんでしょう。自民党は根回しを何年もかけてやりながら最後は専決事項!で押し切ってきたわけですね。この手順は決して間違っていなかったのです。沖縄ばかり、だったのですが、大金も沖縄に落ちてきたのですから。いえ、これも外野にいるからの気軽さなればこそです、そこも認めます。だから岩国に持ってこい、とは言えませんから。だからこその政治決着なんです。そこの重さを鳩山さんはわかってなかったということなのでしょう。早く沖縄に行って話をしなさいよ。交渉事を人の顔を見ないでやろうとは政治家の風上にも置けない・・じゃないんでしょうかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思惑

2010-04-25 09:42:31 | Weblog
舛添さんがフジの日曜朝の報道番組に出ていて(朝7時半からの番組です)話してました。特定企業や労働組合や団体からの金をもらわない、そこの縛りを受けない、国民のための政治をする。今の民主党の小沢独裁が日本を潰すので闘う。と、まぁ建前として勇壮な話ではあるのですが、確かに世論調査すると、街行く人たちに次の総理は?と聞くと、この人が圧倒的にポイントを上げるのですが、どうしてマスコミまでが立ち枯れさん達ではなく、また先に実績を上げつつあるみんなの党渡辺ジュニアでもなく、厚労相としての実績はあるとは言え舛添さんに関心を集中させるのは何故かなと訝しく思うところが消せないでいたのですが、この番組で急所の質問が出てああ、そうなのかと合点がいきました。こういう理屈のようです。凡百の評論家たちが口を揃えるように今夏の参院選は民主党の長期政権なるか否かの岐路、民主党が単独過半数を獲るか否かというのが今後の日本を決める、大袈裟でなく国家の興亡を決める「天下分け目」なのですが、今の鳩山さんの迷走、小沢さんの強権発動が続けば参院選で勝てぬばかりでなく負ける虞も出てきた、となれば連合政権の組み換えとなる、ではどこと組むか。その選択肢として、人気の高い舛添さんの党を抱き込んで、さらに舛添さんを首相にして「安定性」を得るという目が大きくクローズアップされるというものです。おお、なるほど。そう振られると舛添さん、首相になりたいんですからまんざらでもない表情を浮かべますが、小沢さんと鳩山さんが議員辞職するならその話に乗ってもいいを条件を付けてました。もちろんそうは進まないでしょう、舛添新党に連合話が行き、あなたを首相にしてあげるからここは何とかやってくれと言われれば、突っぱねられる筈もないことです。その為に自民党飛び出したんですから。議員の選挙でのみ総理になれるんです。住民投票ではありません。数(駒)持ってるのは民主党です。答えは単純です。今ここではあくまで反小沢反民主党で突っ張らねばなりません、そういう手続きです。亀井さんにはほとほと困ってますから、国民新党とは予定通りこの参院選までのことでしょう。社民党も何の役にも立たないことが、初めから数合わせだけが目的だったにせよ党首はじめどいつもこいつも能無しであることがはっきりしましたからこれもここまでです。公明党はその気十分なんでしょう。どこにひっついてでも与党側に居ることが創価学会の安泰につながることは自公政権で学んだ利点でしたでしょうし、小沢さんが池田会長に話を持っていけばすぐじゃないんでしょうか、そんな気がします。子供手当なんてのは公明党が言い出しっぺという「共通点」が強みですかね。後は新党少数党の取り込みです。で、数見たらどれちょぼちょぼ、となればこっち(民主党)の都合のいいのはどれか?で選べばいいわけですね、吉原の冷やかしのように(失礼ながら)。田中康夫がいいか、渡辺ジュニアがいいか、あるいは河野ジュニアがいいかという選択です。政権の安定、つまりは世論を黙らせる為には、世論に沿ったという形が必要でしょう、そういうところを選挙屋小沢さんが考えない筈もないこと、ならば人気のある舛添さん。とても合点が行きましたね。おどろおどろしい、のですが、とても分かり易いです。面白いんですが、国民相手にした大きなゲームですね。さてさて、国民が思うように動きましょうか、小沢さん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

溺策

2010-04-24 08:15:07 | Weblog
新党ばやり、といってもまだ三つ目ですけど、覚える気がないのも理由なんですが、どれもこれも新鮮味がないので区別できません。立ち枯れさんはキャッチーでしたが、日本創新党、今度が新党改革ですてって。5人しかいない党ってどうよ?です、このツッコミに尽きますね。舛添さんには、国民人気の高い、首相候補NO1なんて枕が振られます、本当かい?新聞でしたかの世論調査の結果がそうだったんですが、それは鳩山さんにがっかりしたから、谷垣さんじゃとてもだめだと知ったから、小沢さんに任せたら日本が潰れると皆わかったから、菅さんじゃ鳩山さん以下だろうと簡単に想像できたから、あれもダメこれもダメと極めて良識的に且つ正しい判断でもって消去して残ったのがこの人だったという、とても単純な結果でした。この人が良い、んじゃなくて、この人くらいかなぁ、全国的に知名度があって、こういう選択肢に残る人の中では、という結果です。疾風に勁草を知ったわけではないのです。薫草を見つけたわけじゃないのです(その昔、江藤淳が小沢さんを評して、一見どこにいるかわからないこともあるが、風が吹けばその香りで存在を知る、そういう人だと産経抄で褒めていたことを思い出します)。その舛添さんのチームも変わり映えのない、パッとしない面々です。立ち枯れさんたちの方が印象いいですかね。自民党の参院議員の関西弁のいかにも古狸然としたお爺が言ってました、世論調査とやらに舞い上がったんやろ、と。その通りですかね。金魚顔というか爬虫類顔で、ギョロ目でかい口薄い頭、せめて見た目を調えればいのに、亀井大臣ほどではないにせよ、気の届かない格好そしてバタバタ歩き。せめて颯爽と歩きなさいな、まだそんな年寄りじゃないんでしょうに。お定まりの前でクロスさせた握手の似合わぬこと。マスコミ慣れが策に溺れましたか。そういう評価も確かに当たってますかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼畜

2010-04-23 08:16:28 | Weblog
子供の薬物中毒死に虐待の影、という新聞見出し見てゾッとしました。おお、ここまでやるのか鬼畜たちは。殴る蹴るも、どんな精神構造してるんだ?と心底腹が立ちぶん殴ってやりたい気持ちが湧き上がりますが、それでもこの馬鹿親が!!と唾吐きかければ気が収まるように思いますが、こっちはそうはいきません。気味が悪い。化け物を見る思いです。こいつら人間か?子供に、自分の子に薬品、毒物、飲み物ではないものを呑ませて、苦しむ姿を見るんですよ。こういう奴らは抹殺するしかありません、なにをしでかすかわかりません。そしてこういう鬼畜を作ったその親たち出てこい!!です。一番の責任は鬼畜の親です。でも、もっとすごい奴だったりするんですねこれが、そうなるとこっち口あんぐりして肩をすぼめて「お手上げだぜ」と、この子の不運を一緒に嘆いてやるしかなくなるわけですけれど。子供が間違って飲んだ、というのが鬼畜たちの言い草です。ネグレクトneglectという言葉もよく聞くようになりました。無視するという意味ですが、育児放棄(なんて動物園のゴリラみたいなこと言ってますが)ですか訳すると、でもこんなニュアンスじゃないですね、母性欠落というのか。子の世話ができないんです。食事を与えない、病気や虫歯の治療しない。これは病人として認定すべきなんでしょう、そうすれば子を引き離せます。もっともそれを子が望むかどうかという大きな壁が立ちふさがります、子にとっては鬼畜であれ悪魔であれたったひとりの母親です、その母親が連れてきた見知らぬ鬼畜Bです。だから爺さん婆さん、兄弟姉妹の役が大きくなると思うんですが、不思議に新聞やらマスコミはこうは言いませんね。こんな鬼畜のいる家系はどいつもこいつも同じ穴の狢なんでしょうか、それを知ってるから敢えて言わない、行政にせいにするしかない、のでしょうか。どう悪態ついて口汚く罵ったところで、結局は死んでいった(殺された)この不幸を不運を嘆いてやるしかない無力感です。次に生れる時は違う親の元に生まれなさいよ。かわいそうだったね。なんとも悲しいことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脱党

2010-04-22 07:56:29 | Weblog
東海沖など、来るぞ来るぞと脅かされている地震が最大規模で一気にやってきた場合の推定死亡者数なるものが発表されてます。各県別にえらく詳細です。静岡が八千人、当地山口県は10人ですって。10人?わからないでしょう?どういう根拠でしょうね。想像するに、最大震度と人口密度や建物の密集度とを変数にした被害推定数を出す数式があって、それぞれ県別に平均値をあてはめて算出するといった手順ですかね。平均値。これが一番の食わせ物です。当地山口県のような人口まばらな田舎県に、平均もくそもないんですね。東京や大都会のようにどこ行っても同じような造りの街なら意味がありましょうが。もちろん人口が多ければ被害も大きいでしょうけれど、10人?考えれば考えるほどわからないですね。滑稽に変わっていきます。自然災害に対する注意喚起が目的なのは理解しますが、徒に「科学」を強調すると現実離れした笑い話になってしまう好例ですか。
 天声人語が「らしい」記事書いてます。トキをケージの中で食い殺したテンを悪者にするなと言います。本能に従う獣たちを、人の都合で善悪に分ける身勝手、と書きます。何でも未だに佐渡の保護センターでは犯人探しが続いていて、問題のテンが捕まってDNA照合しているんだそうです。これも馬鹿馬鹿しい話ですね。合致したら殺すんでしょうか、見せしめのために。でも天声人語コラム子が心配するほど一般常識は幼稚じゃありません、今回の事故の原因(責任)をテンだと誰も言ってないでしょう。テンがウサギや鳥を食うのは当然のことですわ。ケージの造りに大問題があった、隙間だらけだったということにこそ原因があり、咎められるべきは役人のやっつけ仕事だと皆思ってますよ。リベラルさんたちの決めの文句で締めます、いっそのこと人と動物、人と自然といった対立軸を捨ててはどうだろう、と。とんでもない。動物こそが被害者だ!と愛護団体が叫ぶの趣旨は理解しますが、安全や環境を維持する働きかけなしに社会は保たれません。境を取っ払え、人類いやこの世の生きとし生けるもの全て兄弟なのだというのが友愛博愛を盲信する彼らの空想理念なんですが、人種民族間の壁を未だに越えられない人間様が動物や自然に対しては優しくなりなさいと。それは相手が物言わぬからですね。こちらが優位という前提ですね。どこにも公平平等なんかはないのですね。ただ憐みをかけて一段二段と降りてやりましょうということです。乱獲や虐殺やらそういう無茶を止めればいいだけです。そう言えば終わりなのです。ちゃんと共存できてるじゃないですか。それより馬鹿親の子への虐待に対して物言いなさい。人間様同士の馬鹿事を先に咎めなさい。そして役人の馬鹿仕事を叱りなさい。問題すり替えの最たるものですか。
 舛添さん、とうとう出てしまいました。ダメですね、失礼ながらこんな短慮者とは思いませんでした。落ちてくるのを待てばいいのに、と以前にここで書きましたが、待てなかったというかはじき出されたというか。世論調査では次の総理の一番候補ということで結構舞い上がったんでしょうね。所詮議員による選挙で選ばれる地位なのに。住民投票では総理になれません。渡辺ジュニアは二言目にはアジェンダアジェンダと言ってますが、全然一般に浸透しません。でも存在感は今はこの人です。田中康夫がすっかり霞んでます。大同団結できるかどうか。自民党を嗤うか、脱党の軽挙を謗るか。いかがですか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

規制

2010-04-21 08:05:34 | Weblog
日経を除く全国紙四紙共にコラムで中国上海万博テーマソングの盗作問題を採り上げてます。何でも岡本真夜の何とかいう曲(知らないので・・)そっくりだそうです。そこまでは著作権なんてどこ吹く風、海賊版なんて生易しいものではなくてパクリそのものが溢れる盗作天国の常態、別に驚くほどのことでもなし、こいつら・・と呆れて唾棄しておけばいいのですが、今回は妙に手続き踏んで、本人に使用許可を求めてきたというのです。やっとわかったか!?と記事は説教調歓迎調なのですが、コラムそれぞれにオチのつけ方が違います、社風でもありコラム子の色でもありで読み比べるのも面白いです。しかし懲りぬ国柄、民族柄ですね。盗作をなじる意見が中国国内のインターネットに溢れたんだそうです、日本の文化は中国の隅々にまで拡散しているのだ、知らぬは頑迷固陋な政府幹部ばかりだとの評論もあり、人(民)の口に戸は立てられぬとまとめるものもありで、それぞれに結構深い話につながります。便利さ、安易安直さ、快楽は一旦人が知ると後戻りはできません。知らない時代、それがない時代には決して戻れません。酒たばこ麻薬等の嗜好品の類、携帯電話やインターネット、規制緩和(道徳観念の崩壊)と、その例は挙げるまでもないです。だから北朝鮮や中国は情報管理するのです、愚民政策に走るのです、社会主義共産主義にはない快楽、便利さ、安直さ、そして安全が資本主義社会にはあるからです。TVや新聞をいくら検閲して統制しても、それしか情報源のなかった時代じゃないんですね。追えば逃げる。取り締まればそれだけ地下に潜る。アメリカの禁酒法がその象徴ですが、それで国全体を統べるは不可能になっているわけです。自由と規制。この均衡を上手にとれば国は保たれるのでしょう。それが人間の共通した社会性に適っているからです。日本はその実験、資本主義とは何ぞやの実験を何度もしてきてます。自由が制限されることによる不都合、規制をなくすことによる不都合(小泉改革)、規制の中で制度が腐ること。人間の本性をその度に思い知ってきています。だから今度はリベラル、社会主義、ではなく、資本主義のより良い形に戻す方向付けでしょう。人間の本性や社会の基本的構造にわざと知らん顔して理想を振り回す夢見るリベラル達、つまり夢見る民主党には、ソ連崩壊の時点にまで時計の針を戻してしまうことしかできないでしょう。つまり亡国です。保守とは何か。私たちが日本の来し方を十分に理解して、行く末を再構築すべきなのです。盗作事件がえらく大きな話になりました。すみません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする