柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

度胸

2012-05-31 08:13:30 | Weblog
野田小沢会談、物別れです。一旦はこうせねばならぬでしょうね、ここまで世間の耳目を(マスコミの注目を)引っ張ってきたんですから。あっさり小沢さんが折れたんじゃぁ下手に過ぎます。一方、ここで野田さんがいきなり小沢さんを斬ったならそれはそれでおいしいことでしたが。野田さん、今次の会談を反芻して善処するんだそうです、あんたは牛か?(牛が気ぃ悪うする、という突っ込みがいりますよ)小沢さんは落し所狙いですね。党割っても、どれだけがついてくるのか、100人全部が来ても100人ですからね、またどこかと引っ付くしかないわけですこの人の数の論理に照らせば。割るのは次善の策でしょう。ではどこで落すのか。景気の悪い時にこんなこと(増税)やっちゃならぬという意見は安倍さんやみんなの党の江田さん達が盛んに言ってます。ここでしょうね。マニフェストとか国民との約束とかを前に出して反対してますが、彼らと方向は一緒です。増税するのは已むないにしても今ではないだろう。ここでしょうね。ここを呑ませて、景気の回復後に再考するなんて条件付けて衆院を通す。次期の代表選に出る(まだ刑事被告のままでしょうから、これはできぬことですか。党員には復帰してますからいいんでしょうか)。違いましょうか。野田さんに小沢さんを斬る度胸なんてありませんよ。ねぇ。
 大飯原発、いよいよ(もったいつけたことでしたが)再開でしょう。当然のことです。私はそう思います。壊れたのは福島原発です。他の原発は壊れもトラブルも起こしてません。定期検査して問題なかったら規則通り再稼働しなさいな。単純なことです。そこを危険だ危険だと言い募る。福島みたいなこと、千年に一度の大災害を怖れて今の暮らしなどはないわわけです。そう早く目を覚ませよと思ってます。先日首相がやっと私の責任で判断するなんてこと言って、それを受けてでしょうきっと、関西広域連合なんて広域暴力団みたいな知事の集まりがGOサイン出しました。早くやれっての!橋下が折れたんですか?期限を区切っての再開にしないと承諾できないと条件付けてます。節電だわ料金上がるわと、町の工場を叩き傷めつけても何も出てこないことがやっとわかったか。原発の安全神話をこれでもかと非難しながら、自分達はありえない100%の安全とやらを追いかけてる。all or nothing で世の中は回ってません。そういう常識に欠け過ぎです。確かにびわ湖が汚染されたらこりゃ大変です。でもその時はその時じゃ!と行くしかないじゃないですか。福井知事はこの期に及んで自分で決めません。国の責任をはっきりしろ、ばかり。きっと官僚上がりなんでしょうね。こういう決定の仕組みが骨にまで沁みてる。私は決めません、お上が決めることです。こんなのを戴いてる福井県民の不幸でしょうか。橋下みたいに言いっ放せばいいのでもありませんが、自分の言葉で自分の責任で自分で決めてごらんな、一度くらい。予定の進行なんでしょうね。原発動かさないわけにはいかないから、十分反対意見を言わせた後で、仕方ないなぁ国が言うから、という流れ。ケッ!手続きしすぎ、芝居が過ぎます。ですよね。
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曖昧

2012-05-30 07:55:59 | Weblog
松井松井とうるさいことです、TVも新聞も。やっとメジャーに上がれて、そりゃよかったことでしょうが、そんなにビッグニュースかい?ダルビッシュを事細かに報道するのもうっとうしいことですが、松井の方がもっとくどくてうるさいですな。イチローもさすがに前のように打てないようだし、人はやがて衰え退いていくわけです、そっとしといてやれよと思いますねぇ。上がった時に大騒ぎしすぎると落ちて行く時に引っ込みがつかなくなります。きっとすぐにマイナー落ちしますからね、それは本人も覚悟の上でしょうし。本人自身が引っ込みつかなくなってるところへこれでもかとライトを当てる。こりゃいじめですよ。もっとも球団とすればこれ以上の客寄せパンダはいないでしょう、メジャーへ引き上げるは戦力云々ではなくて経営戦略で。日本への報道が増えます、大宣伝効果です。日本からのツアー客も大勢見込めましょう。という実は悲しい物語じゃないんですかねぇ。あのTVに写る本人の浮かぬ顔が気の毒にも思えます。帰ってきなさいよ、オリックスでも楽天でも、阪神でも!
 原発再開についてやっと首相がGOサインを表明したように朝日新聞に載ってますが(小さなベタ記事ですが)他の新聞には見えません。マスコミ挙げて脱原発ですか。そりゃ駄目でしょうに。原発事故調査委員会に今度は福島県知事が呼ばれて質問されてます。記事読んでると結局この人も国が悪いの一点張り、人の所為にするばかりです。どいつもこいつも肚の据わらぬ小物ばかりです。びっくりしたのはSPEEDIに対しての件です。これは放射線量を迅速に測定伝達するシステムでしたね、事故当初さかんにニュースに出てました、これがうまく利用されなかったことがわかって、高い金掛けて作っておいて何やってんのよ!という非難の的でした。避難指示の目安とかこれは利用価値が大きいのに(使われなかったから二倍三倍に咎められます)、どうして伝わらなかった?どうして隠した?そういう非難でした。アメリカや他の外国には早くに伝わってて、だから早急に逃げろと自国民にそれぞれが命じたことでしたね。逃げるとは何事?という外人たちに対する逆切れのような非難もありましたね。そのSPEEDI、ぬけぬけと言ってますよこの知事は。ちゃんと伝わっていたけれど「ついつい見逃した」って。おいおい。他に情報が多くて見逃したんだそうです。それで国に文句を言うってのはちと厚顔に過ぎねぇかい?メールはちゃんと届いてるんでしょうね。逃げられぬと観念してのことでしょう。でも、一方でこの人の釈明弁明は聞いてない、知らされてない、伝わってない、ばかりのようです。被害者意識、この表現が言葉狩りにあってる傾向を最近よく感じますが、これが強いんでしょうね。被保護意識というのをどこかで読みました、俺たちは保護庇護補償を受けて当然だという意識を指しますが、こっちの方がうまく言い当ててる感じです。早く住民を帰さなければ復興なんて何年待ってもできやしません。ゼロを目指す除染とやらの無意味さをきちんと説きなさいよ。意気地のなさ、肚のなさですか。自治体の首長や知事自らが汚染地区に帰るくらいの使命があると思いますけれどねぇ。普通の住民のように遠巻きに吠えていてどうするのよ。そう思いますねぇ。
 広島の黒い雨問題です。これは中国新聞に詳しいのですが、今一度その範囲を再検討しろ、黒い雨が降った範囲はもっと広かった筈だ、その地区の住民を被爆者認定しろという運動でした。厚労省の有識者会議が範囲の変更はしないと決定しました。科学的根拠に乏しいんだそうです。科学的根拠とは何か。土壌のセシウム量を測るんだそうです。でもそれは原爆の後に世界各地で行われた核実験の影響を除外できないのだそうです。ふうむ。科学的ねぇ。67年前の雨の降った地域の推定です。どうやって「科学的に」証明するんです?証言しかないですよね。セシウム量ってのは、つまり数字で出せるものは科学の匂いが強いのでしたが、これでもダメで。中国新聞は書きます、疑わしきは救う、援護の原則が貫けるのか、被曝者行政が改めて問われている、と。ですかねぇ。被爆者っても、67年も生きながらえてきた人達じゃないですか。そこのところどうなんでしょうね。私もいつも同じこと言ってますが、科学で解決できないことは政治的に決着するしかないのですね。それを曖昧のなぁなぁって言うんじゃないんでしょうか、あなた方の嫌う所の。いかがですか。
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茶番

2012-05-29 08:19:54 | Weblog
音楽評論家の吉田秀和さんの訃報を受けて、読売のコラムをはじめ各紙に追悼記事が載ります、そのいくつかにホロビッツの事が出ています。83年と86年に来日したとあります、そこまでは覚えていませんが何故かこの人の演奏をTVで見ていたのでした、よく覚えています。天下の大ピアニストという触れ込み、例によっての宣伝の大煽り、それで見たんだと思います。父親がショパンが好きで、父親から聞いたのかもしれませんがそこのところのいきさつは忘れました。で、その演奏。ああ、ピアノってこんな堅い音も出るんだという印象でした、強く堅く弾くという印象でした。本人は大老人です。こんな爺さんがきつい音出すんだなぁと驚いたという記憶です。そしてミスタッチの多いこと。あ、間違えた。あっ、また。へぇ、こんなもん?そういう感想でした。間違えたのがわかったのですから、私はクラシックはショパンしか聞いたことがないので多分ショパンの曲だったのでしょう、覚えてませんが。で、その業界の大御所つかまえてこの吉田という人が「ひびの入った骨董品」と評したという昔話です。そう言えば後日の新聞にきつい評論を読んだ記憶があります、ああ、俺が聴いた印象は間違ってなかったんだと思ったことまで覚えてますから。ホロビッツという名を久しぶりに聞いて思い出したことでした。吉田秀和さんには記憶がありません。すみません。
 何をもったいつけてるんでしょうね、余程に怖いんですね、どせう宰相は小沢さんが。暫く刑務所に入っていた奴が出所してきてそのお礼参りを怖れている態です。お縄が解けていきなり向こうさんがワーワー吠えてるもんだから、余計に怖いんでしょうね。ゴジラかキングギドラかの風情です。乾坤一擲とやら一期一会とやら、そうやって自分を奮い立たせねば会えないんですね。まぁこのオヤジもいい歳して本気でビビってるというわけです。自分は総理大臣で党代表で一番偉いのにです。ここがわからぬ所ではありますが、ここが民主党の本質、正体であるわけですね。所詮は数の勝負してるだけ、身内の権力闘争しかしない。菅さんがうまく鳩山さんと抱き合わせて退場させたはいいけれど、出てくるとたちまちこの為体です。こういう時には出てきませんよルーピーは。口を拭って見てる。この人も小沢親分が怖い口ですから。高見盛のあの時間前のパフォーマンスそのままです。襟巻きトカゲがパーっと広げているのと同じ。やる前から勝負見えてますか。俺は反対だ。こんなとこをやろうとして政権獲ったんじゃない!言い続ければ終わりです。どぜうさんにはそれで十分でしょう。さてさてこの茶番、どう〆ますか。
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花火

2012-05-28 08:10:39 | Weblog
秋の大型連休を法律で決めようとしてます民主党。何?それでなくても祝日が多いんですよ、しかも土日が休みの所ばかりで。いえ、自分の職場が土曜日が休みじゃないからとやっかんでるわけではありません。土日、祝日、夜間に開けてこその仕事があります、休日が多くなれば利益を得る業種も多いことです、そういう業界の力が大きいんでしょう、国会議員を動かしているという(陳情、献金、選挙協力等々による搦め手で)事実であるわけですが、そんなに働かなくでどうするよ?低賃金で無茶働かされている、それはほんの何十年前の日本そのままであるのですが、一方でエネルギー(乱暴さ、粗雑さとも言えますが)に溢れた右肩上がりのアジア諸国にとって代わられようかという危機なのにです。もっと働けよ。働かせば賃金がかさむ?だから安売り合戦せずに、そこから離れて、もっと売れる製品を作るようにみんなで知恵を出し合って、それを仕事に据えたらいいじゃないですか。どこかの学者がまた掛け算と足し算するだけで経済効果ってのを出してます、一兆円超えるんだそうですよ。行楽地に金が落ちて行く、金が回るは(それこそが)経済効果であり、景気浮上ではありますが、一方で働かなくてもいい、働くなという対応ですからね、デフレからの脱却という意味では、もっと国民が気合いを入れて働いて金儲けししようと(給料上げよう)という方向とは逆ですね。一時の快楽というか、休日増やしますから遊んでください、金使ってください、では、もちろん金は天下の回りモノです、回りまわって自分の所へは帰ってきますが、いかにも安直、その場限りです。休みが増えれば直接に労働者の休息の確保につながる、リフレッシュ効果は心のケアにも適当だ、その後の労働意欲の向上にも資するだろうとか、屁理屈はいくらでもつけてきます学者どもは。が、怠け心の誘い水にもなりましょう。働けど働けど給料上がらず、こういう労働に対するモチベーション最小状態において、デフレで萎えさせられてる状態に、こういう手段が効果的なんでしょうかね。親の敵のように民主党が非難してた公共事業はきちんとした仕事ですからね、誰かを遊ばせて誰かを利するという「あっちからこっち」策ではないです、皆を働かせる。財政出動。金利をいじってもこれ以上下がらない所まで行ってるんですから、新たに出さないといけないでしょうに。右から左に移っても、右に次が入ってくるかどうかわからないでしょうに。花火のような効果じゃ、油に火を注ぐことになりませんか。またまた皆働かなくなりますよ。違いますかね。
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慙愧

2012-05-27 06:52:55 | Weblog
昨日ここで書いたことが聞こえたのかどうか、光の母子殺人事件、量刑確定した死刑囚(の弁護団)が再審請求するんだそうです。冤罪だと?。バカな。もちろん無罪を要求するのではないのでしょう、罪一等減じろの請求でしょうが、この野郎!です。手続きとして認められていることはたとえ社会通念に反することでも平気でやる。これが法律家たちの本性(というかそういう風に長年教育されて、それが正しい業界に生きてきて、手垢や慣習にまみれて正誤を疑いもせず、習い性となって、世間もそれなりに認めているからですが)ですから仕方ないですが。特にこの例は、他の冤罪例(それが本当にそうだったとしたら、ですが)とは全く違います、こいつしか犯人はいない、二人も殺して、しかも赤ん坊と若い母親を・・ほじくればほじくるほど同じ怒りと憎しみが湧き立ちます。社会の安全の維持というう一番の大事は、個人の権利とやらに必ず優先することです。そう思います。法匪。三百代言。なじられても仕方ないですな。
 漫才師が槍玉に挙げられて、生活保護制度にメスが入りそうです。可哀想にスケープゴートにされてしまいました。格好の対象でした。いくら叩いても噛みついてなんかきませんから。連中は謝るばかりです。そういう仕事です。事をねじれさせると干されます。それこそ自分が生活保護の身に堕ちます。もっとも、あれこれの今更のように噴出してきている報道からわかるように、生活保護を受けることを恬として恥じぬ輩ばかりですからね。仕事なくなったらこれがあるわいって安易に走る、心根の腐ってる奴らが本当に多いのでしょう。生活保護受給者なんてのは関係なく暮らしている人達にはきっと病気で動けない人とか、働けど働けどといった困窮状況を想像されましょうが、いいえ、どこが悪いの?どうして働かない?という風情の連中が多いのですよ。十分の身なりして、顔色もよく太って、ニコニコ笑ってる。つまり審査そのものが甘いってわけでしょう。イメージ通りの人なんてのは滅多にいないんでしょう。イメージ?襤褸着て、申し訳なさそうに肩身狭く倹しく暮らしている人です。そうでしょう?とんでもない。で、連中口だけは達者で、きっと役人には烈火のごとく食ってかかるんでしょうよ。憲法何条だかの生きる権利とか生活保障だとかを盾にしてね。働けよ。ただ一点、ここですがね。せめて目を伏せて世間様に申し訳ないといった態度をとったらどうだい?税金も納めずに貰う一方ってのは、そうじゃない人達に対して十分な負い目がある筈だ。そこのところの意識、感情に欠けるか否かを受給資格の要件に入れるべきでしょう。かの漫才師はしおらしくひたすら謝ってましたが、母親が生活保護を受けていることを恥ずかしく思っていた、人に知られてくなかったと何度も言ってましたね。こういう気持ちでしょう。こういう気持ちがあればこそのこの制度だと思うのです。外車乗りまわして羽振りのいいやくざが仕事してない(正式な収入がないというねじ込みでしょう)のをいいことに何年何十年も生活保護を受給していたなんて話が昔ありましたね。その辺りの恥の気持ちが、生きるた上での矜持というか誇りというか、そういうものがなくなってきたんでしょうね。堅気として真っ当に生きることの価値観の失墜。全ては戦後の教育の堕落に起因することと思います。日本人の精神に背骨がなくなった。溜息が出ますね。
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差繰

2012-05-26 08:15:52 | Weblog
名張ブドウ酒事件、50年前の殺人事件、最高裁が差し戻し審理を命じたのでしたが高裁が再審を受け付けませんでした。これ、どうなんでしょうね。光の母子殺人事件は同じように差し戻して(こっちはまだ未決の状態で再審請求を受けてのことではなかったのでしょうが)高裁が死刑に判決し直して最高裁が抗告を却下したという経緯でした。つまり最高裁が高裁に差し戻したら判決が覆るという前例、流れですね。でもだめだった。死刑囚は獄中で80歳を越えてるそうです。報道によるとまだ「意気軒昂」だそうです。再審請求していれば死刑は執行されないんでしょうね(詳しく知りません)、50年も獄中にいるんですから。普通に考えて、単に生きながらえるために無罪を言い続けるってのがこんなに長く続くかしら、でしょう?つまりこの人は本当にシロじゃないのかって。何十年の冤罪から解放された男が一時話題になりましたね、あの記憶です。でも如何せん、50年前です。今更証拠がどうのこうのってむづかしいでしょうに。DNAがどうのこうのなら、今の技術でサンプルが残っていさえすればその間違いを指摘もできましょうが、それ以前のことですわね。そしてDNAがどうのこうのとその人が罪人かどうかはこれ別モノですしね。再審するって言っても何をやり直すの?新事実なんか出てきませんよ。そういうことですね。本人がもうすぐ死んでしまう、だからここのところ「政治的」にやってくれないか?ですか。新聞にオームで有名になったジャーナリスト江川紹子が書いてます、こんな決定は当人の獄中死を待っているようなもんだと憤ってます。語るに落ちちゃった。死ぬ前に無罪にしてやれよ、なんでしょうな。司法の死、なんて怒ってます。そうかなぁ。
 こんにゃくゼリー、これも一時槍玉にあがってましたね、年寄りや幼児が咽を詰まらせて窒息する事件が相次いで。マンナンライフは製造一旦止めたんでしたか。いや、注意書きを大きく書き替えて販売を続けたんでしたか。でもまだ売れてるということは買う者も多いってことですわね。1歳の赤ん坊が死んでその訴訟、原告敗訴だそうです。製品安全法PL法に著しく違反しているとは言えない(ここですわ、法律用語の、法律の言葉遣いの曖昧な所です)、食品の問題ではなく食べ方の問題だと。おお。子供の火遊びをライターの所為にしてよしとする現代の幼稚な過保護な風潮に一喝です。そういう食べ物と知っていてそういう事故を起こすは、製品の責任ではないよと、これは明確な線引きです。食べたあんたが悪い。食べさせたあんたが悪い。注意して見ていなかったあんたが悪い。と、こう書くと、ちょっと違うかなぁとも思いますが、この線引きは意義深いんじゃないですか。もちろん揺り戻しがありましょうが、この幼稚な風潮に対して一旦向こう側へしっかり押し込んだという意義は大きいでしょう。赤ん坊亡くした親の悲しみには十分に同情しますが。
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隠蔽

2012-05-25 08:15:18 | Weblog
昨日の中国新聞の「オピニオン」欄に、隠された地震という見出しの一文読みました。敗戦を挟んだ四年間に、日本には毎年(!)死者千人を越える大地震に襲われていた、それは当然のごとく戦時の情報統制で一切国民には知らされなかったという事実の披瀝です。びっくりしました、というか浅学にて私が知らなかったことですが。戦時の大本営発表の大嘘さ、報道規制(弾圧です)の厳しさは外枠は知ってましたが、その具体的なことに、国内で起こったこういう天災、事件、事故については知らなかったなと改めて気付いた次第。ひたすら戦意高揚のための大嘘でしたから、国民を萎えさせるような報道はイの一番に外されたことでしょう、そこのところはそうだろうなと思います。が、今次の大震災を機に昔の地震が多く紹介されて、その周期などから次の予想が立てられてますが、この文にあるような昭和16年の地震がTVに出てましたかね。マグニチュード7.9とやら6.8とやらです、大地震。東南海地震近し!と脅されてますが、昭和8年の三陸沖地震、大正時の関東大地震よりもっと最近に凄い地震があった。地元の人は知ってるんでしょうかね。もちろん伝えられてましょうね、大被害を受けたんですから。こういう記録は生かされてるのでしょうか。そのまま闇に葬られているとか。学者や役人がやりそうなことですが、公式に残ってないのでとか何とか。現代のとりとめのない、収拾のつかないほど拡張された「自由」は決して自然に手に入ったものではない、誰かが言うような天賦の権利なんかじゃないということを思い知ります。知らされないとはかくも怖ろしいことというわけです。統治側からすればもちろんその逆ですから。
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天唾

2012-05-24 08:08:41 | Weblog
瓦礫考、承前。古館の態度に今更に噛みつくのでもないのですが、瓦礫処理を日本中で協力することが本当に最善策なんですかね。絆とか助け合いとか元気をもらうとか勇気を与えるとか、こっちの中学生的甘言偽善系から見れば正しいことなのでしょうが、ちょっと待って。放射線汚染をとやかく言うならそんなモノを余所に持って行って汚染地区を増やすなんてのは大間違いじゃないんでしょうかね。そこのところ、きちんと放射線量測って安全を確認してから移送しますと線を引いてますが、元々何もない所に(徒らなゼロリスク信仰ではなくとも)そんなモノ持ってきて汚染されるってどういうことよ?という気持ちや不平不満は解消されません。絆だけじゃぁ説得できませんよ。でも見ていると行政は数値をいじくるだけで、この先の国家観を示すこともせずに、結局マスコミが(古館らが)これでもかと煽り強要しているみんなの力で!、助け合って!、日本人はこうだったでしょう?のムードの広がりを待つばかりです。ええ格好しぃの首長が(自治体が)一つ二つと手を上げてますが、東京以外はどこも住民の反対とやらに立ち往生して、結局自分では決められずに都道府県、国に判断を預けるだけです。住民の反対って、あるに決まってるじゃないですか。それを、こんな反対に遭うとは思わなかった・・なんて嘆息ついて見せてます、どこの首長も。芝居が過ぎるよ。このまま被災地当地の処理能力に任せていたのでは山積みの瓦礫を全て処理するまでに何年何十年かかってしまうとまたまたクソ専門家達は掛け算ばかりして不安を煽ります。これだけの期間、復興が滞る!どうしてくれる?と言いたいわけです。どうしてくれるっても、どうしようもないですよ、そこにそれだけあるんですから。だから福島もそうですが、いつまでもダラダラと避難させてなくて住民たちを早く住んでいた所に戻せばいいんです。自分の土地、自分の家だからみな真剣に「復興」します。広島長崎が、東京が大阪が、歴史が物語ってます。他人に任せて事が運ぶもんですか。これが対策試案その一。その二は、瓦礫処理場を被災地にあちこちに作って、あの瓦礫を焼却処理するしかないのであれば(関東大震災時には膨大な瓦礫を東京湾の埋め立てに使ったと何かの本にありました、そういう利用ができぬのなら)ガンガン燃やす、要が済んだら、もう要らないのならすぐに壊す。あれだけ更地が広がってるんですよ、臨時の処理場をいくつも作ってそこで処分すればいいじゃないですか。燃しても大丈夫(放射線量的に)なものならあちこちに移送する手間よりこっちの方が速いはずです。何と言っても移送には手続きが煩瑣に過ぎます。中間処理場なんて小さいこと言わずに最終処理施設をいくつも臨時に造る。そこで邪魔者を早くなくして、元の住民に早く帰らせる。この二つです。復興を遅らせているのはこの二つでしょう?誰が考えてもそうですよね。私如きが思いつくこと、前に誰かが具申していることでしょうが、却下されてるんでしょうね。安全至上主義の蔓延、被災地の危険を言い募れば募るほどに瓦礫の移送に支障を生ずるという天唾話です。そして被害者の過優遇、過保護政策。誰が悪い?結局民主党の青二才達の天唾顛末だというオチですけれど。いかがですか。
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偏重

2012-05-23 08:12:43 | Weblog
スカイツリーの映像ばかりです。そんなに嬉しいかい?そんなに大事なことかい?こういうことに若いころから全く興味のない者ですので、一番乗りとか並んで待つとかの気持ちがわかりません(いえ、お好きな方を非難するのではありません、あしからず)。あの悪天候でも尚あの報道です。どのチャンネルもそう。この横並び偏重主義にはうんざりします。向こうが報道してこっちがしないわけにはいかないとか、先だっての日食の時がそうだったのでしょうが向こうが綺麗な映像流してこっちがショボいわけにはいかないという競争意識は質や技術のの向上には十分資することでしょうが、いいえ、取り上げるテーマ自体がショボいってんです。古館が言ってましたよ、どの放送局も同じ事を同じように報道する、それについてのお叱りが多く届いている、私もそう思うって。いい立場ですよね、こうやって正義の味方ぶっとけばいいんですから。公平ぶっとけばいいんです。こっちを強く非難して見せる、そしてすぐ後に反対論も紹介して、どちらも尊重しなければならないとやる。簡単ですわね。北九州市が東北の瓦礫処理に手を挙げて、その一便が到着した所、反対派の武闘集団が道路を閉鎖して通行妨害してました。スカイツリーなんかよりこっちの方が大事なニュースソースと思いますがねぇ。市民と紹介されてましたが、何人本当の当地の市民がいたかしら。ほとんどがプロ市民と呼ばれる奴らでしょう。「市民」と騙る破壊活動家、武闘派サヨクです。原発反対運動しているのはこの連中です。ま、それは措いて、この事件。こういう事件のいつもの結末です、怪我しない程度のもみ合いの末に強制排除されて(これが連中には大切なんですから。一人二人公務執行妨害で逮捕されることが)瓦礫は予定通り処理場に搬入されてました。古館言ってました。瓦礫を日本中で協力して処理することが大切なんだ、でもこうやって反対する人達の気持ちもわかるんだ、政府がきちんとした安全(放射線値基準)を示さないからこうなるんだと怒って見せます。ああ、簡単な仕事だこと。いえ、彼の話術やTVで喋ることの技は認めますが、その内容たるや似非正義の味方、そればかりです。報道の公正公平性。所詮は学級会レベルですか。
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幼稚

2012-05-22 08:08:31 | Weblog
福岡市長、禁酒令です、すごいなこれ。若造市長が声震わせてますが、こういう短絡的な処置がどれだけも効果をもたらさないことは探せば掃いて捨てるほど前例がありましょうにね。だから若造は・・という話です。こんなことで解決するとは思わないが、ショック療法も必要だと言い訳してますが、この若造の周りにいなかったんですかね常識ある年寄りが。TVはマニュアル通り、この処置で不利益を被るところのコメントを集めます、近くの飲み屋です。そりゃ困るわなあ。でも何の効果も出さないでしょうね。一カ月やったところで、という第一義、禁止すればするほど破るヤツが出てくる人間の真理が第二義。事故したりトラブル起こしたりするのは言うこと聞かない奴らですから。鳥取市は市庁舎建て替えまでに住民投票して、反対が多く、取りやめたんだそうです。市長が提案して議会もOKしての事項を、住民投票が覆す。おいおい、どこまで幼稚になって行く?もったいない、無駄遣い。100億円事業だったそうです、どれだけ地元が潤うか。この不景気にこういう公共事業が大切でしょうに。市民団体とやらの理屈はいつもこうです。後先考えない。というか、土建屋だけを儲けさせるが不公平と来るのでしょう。この蔓延した出口の見えぬ不景気を何とかする一手だったでしょうにね。もちろん市長や議員達がバックマージンにまみれてという事情であったなら知りませんが。市民の税金を市民に戻す。間違ってませんよ、金を回すってことです。もちろん地元業者を使えばこそですがね。
 大飯原発再開めぐる周辺自治体との細野大臣の論戦が放映されます。政府が安全問題からコスト問題に論点すり替えたとまた大騒ぎです。火力発電にシフトすれば燃料代が跳ね上がる、なると電気料金に跳ね返ると言いだして。どの道、電気料金は跳ね上がるぞと脅してるわけです。でも、そんなことは素人にもわかってること。石油が来なくなったらどうするんだ?という根源的な問題に繋がります。ここでいつも書いているように、無資源国日本の勘所です。だから日本はアメリカと戦争したんですよ。石油や鉄が入ってこなくなったから、座して死を待つより闘いを選んだのです。ホルムズ海峡問題をマスコミが言わなくなりました、落着したのでしょうか、でもこういう他国の一事情が大きく影響するわけです。アメリカがくしゃみすると日本が風邪をひくとはよく言われたことです。イランに一旦緩急あらば大変なことになるのでしょうが、平気。原発依存からの脱却よりも急がれるのは原油依存からの脱却だった筈でしょう?だからエネルギー源としての原子力開発だったわけです。そういう順番をすっ飛ばして、危険だ危険だと大声出すばかり。そして橋下や古館の番組の隣に座ってる朝日の解説委員のように、二言目には国民が怖がってる、国民が嫌がってとさも優勢な世論のように言い立てる。安全を求めている民意がわからないのか?です。橋下の論法は民意は我にありという勘違いに立脚してます。大衆が正しいという勘違いです。政府の提示する安全基準はただの判断基準だ、専門家の意見が入っていない、とこういう時には学者を持ちあげます、とことん学者嫌い(座学者嫌い、原子力の学者なんてのは座学の典型でしょうにね)の奴がです。国民が安全ばかりを要求してるなんてのは嘘です。マスコミの罪は極めて大きいです。空っぽのポピュリズムを煽り立てるはいつの世もマスコミです。昔久米ひろし、今古館。見間違ってはなりませぬ。諸姉諸兄!
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