柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

立場

2011-05-08 08:04:25 | Weblog
浜岡原発問題、いかがですか。昨日も言いましたが、周り(当事者)の自治体の首長の態度や言動が面白いじゃないですか。ホッとしている人。この人は原子力村に抱き込まれたんでしょう、心ならずも。でも結果として札束攻勢に負けたんですね、その辺りへの憾み、廉恥、忸怩たる思いが強権によって晴れたという安堵なのでしょう。一方トーンを抑えて反対する人(TVに何度も流れるこの首長、悪い顔してるなぁ、さぞや金ふんだくってるんだろうなぁと想像させます)。どうして浜岡だけなのか、国策として推し進められてきた事業なればもっと地元に配慮してくれてもいいと。賛成論は地域住民の安全を前面に押し立てる、反対論者は総論一般論抽象論で対抗する、の図です。が、反対論にももちろん具体的な理由があります。そこで働いてる人はどうなるんだ?切実です。炉が止まれば馘首ですか。原発誘致した大きな理由の一つが雇用確保でした、そこはどうなるんだよ?でもこの首長はTVの前ではその話はしませんでした。これも何やら意図があるんでしょうか。今朝のTBSの情報番組でもその話をしています。原発を今後どうするんだ、日本のエネルギー対策のビジョンは?という大上段、評論家や学者の言いそうな話なのですが、現に菅さんは停止要請したわけですからそこからを考えないと、と彼らを見ている方も鼻白んでいますが、浜岡が一番危ないとみんなが言うんだからまず止めろ(止めて見せる)、その後考えよう、と決めたとしても不自然はないし間違いじゃないですね。クビになった(なるだろう)人々の補償を揃えてから、なんて話じゃ遅すぎます。遅いトロいおまけに間違いと今回さんざ叩かれている菅さんです、俺でもできるって所見せたいんじゃないんでしょうか。前話があったかどうかその真偽はわかりませんが、海江田さんが現地視察した次の日の発表だったそうですから、得意の「いきなり」だったんでしょうか。でも、これが強権だという話ではあります、問答無用。菅さんがやると根回しなしの無茶という印象ですが残念ながら。電力供給はどうなるんでしょうね。今から酷暑がやってきます。いまさら冷房なしで過ごせやしません。昔は冷房なんてなかった、なんて言ってもダメです。今時こんな田舎の公立高校にもクーラーがついてる時代ですから。どう節約するか。我慢せい!でいいのですが、仕事の効率を落とすわけにはいきません、真昼の仕事場を削っては何のための節約かわからなくなります。一般家庭の節電です。これやり過ぎると家電が売れなくなる、関係企業の業績が落ちる、という不満も出ましょうが、こればかりはどちらもこちらもWIN-WINというわけにはいかないでしょう、ここは辛抱してもらう。国民に向かって辛抱してくれと菅さんが言わねばならぬのです、ここまでしないと完結しません。夜は寝ろ。これでしょうね。TV消せ(深夜放送をやめたらいいんですよ)、街灯消せ。夜の商売まで潰してはなりません。そうではなくて、大口消費者(企業)ではなくて、一般家庭の無駄を除けですね。そこまで考えているんだろうな、菅さん。大丈夫?
コメント
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