柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

思わせぶり

2008-11-30 09:51:37 | Weblog
横浜三浦、阪神袖にしました。残るのならあんな交渉しなければいいのに。自分の所であれこれ交渉すればいいじゃないか、所詮は金銭闘争なんだから。思わせぶりな仕草するなよ。確かにシーツに始まった広島主力抜きは巨人を彷彿とさせていましたし、ここで三浦をあるいは川上もなんてことになると最近の巨人の広島化(若手育成といえば聞こえはいいけれど、高額選手を作らない獲らないという基本方針)をよそに阪神の巨人化と揶揄されるところですが、でも三浦欲しかったのに。中村?獲れば獲りたかったんじゃないかなと思うのですが、この人は入団時に阪神が不義理したという経過があるから、どちらも言いにくかったんじゃないのでしょうか。関西の有力選手は大概が阪神ファンで阪神がちゃんと動けば獲得できるんですが、もちろん高校生時分にどこまで化けるかその判断は難しいとは言え、この中村がそうヤクルトの池山がそう、逸材を袖にしてきたのは阪神でしたから。もう一つついでに言えば、これは阪神に限らぬ事なんでしょうが、トレードやらで出した選手が向こうで大化けするケースも目立つのが阪神、近鉄(オリックス)の北村やら、この人はキャッチャーです、西武の時の人平尾やら。古いところでは北村とか吉竹とか。向こうに行ってもやっぱりダメかというのももちろんいますが、浜中。もっとも、阪神は田淵の江夏のバースのを平気で馘首にする球団ですからね、こっちは珍しい事じゃないんでしょうが。で、三浦、くやしい。金本効果の再現が十分に期待できましたから。こうなったら真剣に井川を呼び戻したらどうですかね。野茂にもう一度翻心させるとか。だめでしょうねぇ。
 若の鵬事件、間にフィクサーがいるような記事です。興味のない人には面白くも何ともない話ですみません。何でも、八百長証言すれば相撲協会の屋台骨を揺るがすことができる、首脳陣の交替なり体制の改革なりがなされれば大麻事件の恩赦が得られるかもしれない、だから八百長やったと言ってくれと金握らされたというものです。これまたサスペンスもの張りの筋書きでしょう?仕組んだ者はむろん反主流側の協会関係者でしょう。誰なのかわかってるんじゃないんでしょうか、この話が本当だとすればのことではありますが。もっともこの話もフィクションじみているといえばそう言えます。若の鵬自身が立場の不安定な状態です、発言の信憑性の低さは否めません。またこの立場の弱さに付け入る悪党達がいるであろうことも容易に想像できます。この騒動全体を読み物風に見ている方が賢いのかもしれません。何を言い出すかわかりませぬ故。
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エース

2008-11-29 08:44:03 | Weblog
裁判員制度が施行されます、候補者に通知が最高裁から全国に30万通送られたって話題です。で、TVがバカな煽りをします、守秘義務がどうのこうの。家族や直接の上司には相談してもいいけれど、候補になった事をあちこちに話してはいけないんだそうです。ったく馬鹿馬鹿しい。黙っておけ!なんて言われて黙れませんよ。べらべら喋って不適格と烙印押されるならその方がいいですね、あんなに時間拘束されてしかもあれこれ要らぬストレス被る仕事。まじめな人であればあるほど重圧になって。おまけに人に喋るななんてね。こんな事が好きな奴にやらせればいいんでしょうが、そうするとそれでまずいことにもなるのです、こんな事に興味のある連中を想像してごらんになればいい、法律オタク、司法試験に結局通らなかった半可通、正義の味方ぶってる者、無闇な世話好き・・まずいでしょう?世間知らずのバカ裁判官が!と天を仰いでいる方がいいのかもしれません。昨夜古館が刺してました、刑事事件だけに民間人を入れる、もっと一般人の感覚が必要だろう国家賠償訴訟(公害やら環境問題やら)には手をつけない作為があると。その通りなんでしょうがね。とまれ、通知が送られてきたら周りのみんなに言いふらすのはいかがでしょうか、すると近くの裁判所に伝わってお叱りを受けて、こいつは不適格だと外される。やりたくない人はこの手がありまする。守秘義務なんてのは立場が保障されている奴らに課せられた制限です。一般人には当てはまらぬ事です。自ら望むわけでない役に、行動の制限を加えられる謂われはありませんわね。
 フィギアスケートの季節になって、NHK杯に浅田真央が出てという注目。この人うまく手足がスラリと伸びて、うまく子供体型から抜けましたね。クラシックバレーが一番顕著だと思いますが、子供の頃はバタバタやっていてもかわいいですむのですが、大きくなると体型の問題がとっても大事になります、「日本人の体型」になってしまう子はそれだけでアウトです。上手に飛んで舞っていてもどうしてもドタンバタンに見えてしまう。その子の所為じゃない分可哀想ですがこの世界はこんなものですから。見た目美しくない者は去るのみです。で、スケートの世界。見目形という意味ではこの日本のエースは好ましい成長ですね。平たく言えばスタイルがとってもよろしい。鑑賞に十分堪えてます。日本では渡辺絵美でブラウン管に乗り始めて伊藤みどりで市民権を得たと総説できるんじゃないかと思うのですが、その伊藤みどり。荒川静香が金メダル獲ったときも先駆者前任者という扱いでよく昔の映像が流されてましたが(現在の姿とのギャップはあまりにも大きく天地真理状態、最近はご本尊、声だけしか現れません)典型的は日本人女の体型です、背は低くいわゆるずんぐりむっくり。でも、世界で競っていた人です、運動能力に優れていたわけです。映像久しぶりに見ました、ああジャンプが高いわ。優雅じゃなくて力一杯飛び上がってクルクル回って。美しさではなく、技の難易度で勝負しているわけでした、そしてそれで勝ってきた人。浅田よりうんと高いジャンプです。そして最近は解説にさかんに露出する荒川静香。ううむ、前から思ってましたが、見目姿に気持ちが入っている分余計にベムベロベラの世界になってきて。あのあごの張った平たい顔、両生類顔は強い露出にはちと辛いところですか。cool beauty としか表現のなかったところわかる気がします。こっちの面でも日本の若きエース抜きん出ましたね。
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心変わり

2008-11-28 08:42:30 | Weblog
大麻吸った廉で解雇された元幕内ロシア人力士若の鵬が、力士の地位保全を求めての訴訟を起こしていますが(解雇はひどい、反省しているからもう一度相撲をとらせてくれという訴訟です)、露鵬とその弟も一緒に挙げられてバタバタしている最中に(この兄弟は吸ってないと否定してましたが)一方で進行していた八百長訴訟、これは相撲協会が週刊現代を名誉毀損で訴えたものです、つまり八百長なんてないのにという訴えです、それに応えるように私は八百長やった、依頼されたと証言して「ああ、やっぱりね」なんて世間を肯かせていたんですが、急に前言翻して否定したとの記事です。どうしたの?八百長がどうのこうのの問題は、黒鉄ヒロシがTVで喋ったりスポーツライターの玉木某が月刊誌に寄稿しているように八百長なんてこと言い出すこと自体が野暮なんだという次元で捉える向きもあります、つまり出来山(業界用語でこう言うそうです)をそう知りつつ楽しむのが本来だと。もちろんもう一つの見方はスポーツとして見る、正々堂々を前提とした(ガチンコ、これも元々は業界用語でしょうが)スポーツの一つとしての評価です。週刊現代の書き方やら訴え方は、全部を読んだわけではないのですが、八百長はいけないという「青い」意見とは他に、余りに堂々と恥もなく公然と行われていることへの非難でもあったのでしょう。文部省管轄で多額の補助金を受ける「神事」「国技」なればこその非難であったのでしょう。そのていたらくを叱る論調だったのでしょう。訴訟騒ぎになってしまったはむろん交渉不調によることなのですが、黒鉄らの意見に拠るなら相撲協会が大人げないことになりますね、言わせておけばいいのにということです。週刊現代側も嘘を報道したわけじゃないんだから当然受けるでしょうし。週刊現代側からは訴訟なんてしません(できません、該当する刑事罰がないでしょう、賭博なんてのがあれば別でしょうが)。その昔、西鉄を潰してしまった野球賭博(八百長)事件とは質が違うのでしょう。いや、八百長がどうのこうのではなくて、若の鵬の心変わりやいかが?ということです。取引があったんでしょうか。お前は正直に吸引を認めたし、自国の文化から考えれば無理もないことかもしれぬ、若気の至りというところで暫く謹慎の後の復帰を認めてやろう、その代わりにいらん事を言うんじゃない、なんて。突然の否定なんてのはそれこそ不自然です。それとも金握らせましたか。相撲協会の個人釣りでしょうか。片隅のベタ記事でしたが色々思うことでした。
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2008-11-27 08:42:45 | Weblog
御陰様でこのブログ連続1000日継ぐことができました。雨の日も風の日も(いつも室内でキーボード打つんですから外の気候には関わりありません、それを思うと新聞配達で代表される連日の屋外業務の大変さに改めて気づきます)盆も正月も、という表現ですが、これは単にしつこいというだけのこと、そういう性分であることの証明でしかありません。しかし読んでくださる方々がいていただけるということこそが最大の原動力です。今後とも宜しくお付き合いいただきますようおねがいいたします。1000という数字を実感すること、あまりないでしょう?いかがですか。1000円といっても、一円玉を千個という実感はないですよね、あの千円札一枚というイメージです。これこれを1000倍するいうのも概念上の掛け算ですよね、1000という数字を実感するものではありません。実感とは?例えば千人の観客を目の前にするとか、あんパン千個目の前に並べるとか、そういう直截な量の感覚です。そういう考え方すれば100もそうですね。日頃では10の単位でしょう、具体的に量として数えたり感じたりするのは。今、一から十まで口に出して数えるにしても結構時間がかかるんです、10という量は相当なモノなのです。いや10の100のという捉え方は、私達の生活が十進法で成り立っているからであって(慣れているから)、7でも900でもいいことなのですが。今回も、繋いできて結果1000日になったのですが、1000という数の実感があるわけではありません。平成18年3月10日から続けての1000です。2年と8カ月。それだけのことです。3年といえば中高入学から卒業までかとか、やはりそういう概念に当てはめて理解しようとしてしまいます。つまり量としての実感がないのですね。この感覚は面白いことではないでしょうか。特に金の計算になったとき、それも掛け算掛け算でどんどん数が大きくなっていくときの危うさを物語ることなのでしょう。100や1000を実感できぬ者が億兆などわかるはずがないですから。
 厚生次官殺人事件、やはりとんだ間抜けな顛末、危ない奴による無茶ということになりそうです。保健所が厚生省の管轄ではなく自治体の管轄だと知らされて本人絶句したと記事にあります。政治的理由のあるテロでもなく、義憤からの天誅騒ぎでもなく、個人的怨恨でもなく、です。何~んだ。これで当地も潮が引くように静けさを取り戻すことでしょう。さて次の興味は(大した興味じゃないですが)精神鑑定ですか。性格異常(人格障害)なのか統合失調症系なのか。明らかにマスコミは肩すかし喰らいました。大山鳴動してさて何が出てきたと表現されましょうか。
 安馬、大関昇進です。日馬富士(はるまふじ)と改名です。大関が安い馬じゃぁ具合悪いというわけでした。この字面見て感じたこと、日という字の持つ異様な雰囲気です。日の出ずる国の日。日輪の日。そして日の本の日。高天原やら天照大神などを連想させる字です。それと馬という字の組合せの違和感。富士はもちろん富士山なんですが、師匠が横綱旭富士ですからこれはこれで正当。なかなかに、いかに当て字とは言え、重々しい字面であることです。それとも日馬に何か語源があるのでしょうか。はるまと読ますのもこれまた特別のニュアンスを伝えます。面白いですねぇ漢字というのは。
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リストラ

2008-11-26 08:43:16 | Weblog
バチカンがジョンレノンを40年ぶりに許したという記事です。これまたすごいこと、公式にはローマ法王庁はあの発言を許していなかったんですね無視するのではなくて。その発言、といってもビートルズファンでなければ何のことかわからぬことでしょうが、人気絶頂の頃、キリストとビートルズとどっちが有名と思うか?なんていう芸能記者の罠のような質問に、きっと確信犯的に答えたんでしょうがジョンがキリストよりビートルズと言ったというものです。あの後ものすごいバッシングが起こって不買運動に発展して、アメリカの地方のラジオ局がビートルズのレコードを持ってこいなんてキャンペーン張って、山のように持ち寄られたドーナツ盤やらLP盤やらをみんなで踏みつぶしている映像は私のようなマニアは必ず見ている有名な「史実」です。後でジョンが「謝罪」している映像もこれも有名です、そんなつもりじゃなかったって。当たり前ですわね、キリストの向こう張ろうなんて誰も思いませんよ。キリスト教徒何人いるんです?敵に回すんですか?って常識的にはそれくらいの話なんですが、ローマ法王庁は許してなかった。ジョンも以来その話題には触れなかったんでしょう、「史実」にはありませんから。問えばそれなりに毒を吐いたんでしょうけれど。40年ぶりの(例えばローマ法王庁発行の機関誌に特別に載ったというのではなく、普通の新聞の特集記事への寄稿だったそうですが)許しの文章はこうだったそうです、予想もつかない成功を受け入れようと懸命にもがく労働者階級の若者がつい自慢してしまったのだと、長い年月が経った今にして思う。なんとまた傲慢な・・という感想はいけないのでしょうかね。ジョンが聞いたら黙ってないんじゃないかと思うくらいです。長い年月掛けて気づくにしては陳腐なことで。労働者階級の下々が、なんてあからさまに蔑んで平気。もちろん相手はローマ法王庁ですからこのくらいの物言いは当然なのでしょう、日本の天皇様のように。でもこんな「許し方」なら三日後に出した方が懐の深さを示せたんじゃないんでしょうかね。成り上がりのチンピラの戯言とわかるまで何年かかってんのよ?!というわけでした。悠久の歴史に支えられた権威主義といういのはこういうものなのでしょう。
 中日中村、野村さんに気に入られて楽天行きです。二年三億円だそうです。まさに天と地とを行ったり来たりですか、近鉄時代に5億でしたかね、勇んで行った大リーグで薄給だわモノにならぬわ帰ってきて、オリックスとの賃金闘争に負けて放り出されて、落合に拾われて、年俸何百万から這い上がるサクセスストーリー、中日放り出されたら拾う神あり、という顛末。この男運がいいんでしょうね、そう括れそうです。もともと関西の人間で、阪神が獲る獲らぬで一悶着あって、そこからの野球人生です。セリーグでも通用することは証明されましたが、落合だけでなくどのチームも、広島だけでなく巨人もそうなりましたが、若手に入れ替えていきます、ロートルの居場所がなくなります、中村いい所へ行きましたよね。山崎がもう一踏ん張りできればこの二枚看板は結構いけるんじゃないんですかねぇ。二岡の都落ち、リストラ(横におまけでついてる林も可哀想なことです)移籍と違うのはやはり役者の違いなんでしょうか。リストラにはどちらも違いないんでしょうが。
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お里

2008-11-25 08:41:53 | Weblog
寒くなりました。昨日は当地一日中雨でした、冷たい雨でした。暖房具が要りました。大概私は冷暖房器具を使い出すのが遅い方なのですが、さすがに昨日は寒かったです。皆様いかがでしたか。冷たい雨で思い出しましたが、同名の歌のことです、前に、ユーミンのオリジナルを聞いて耳に残っている曲と違う、車のラジオから偶々流れ出るを聞いてあああれはハイファイセットのバージョンだったかと違いに気づいたと、ここで書きました。あれからそのハイファイセットのベスト盤買い込んでワクワクして聞いたんですが、あらら今度はこっちが録り直して(リテイク)いてまたまた記憶の曲と違ったという顛末。全く個人的な話なんですが、昔大学にやっと入って一人で飲み屋に行き始めた頃、当時よく行ってたパブでいつも流れていた曲なんです、体に染み込んでるというか、この曲に心が共振共鳴するんですね。そんな曲、皆さんにもあるでしょう?
 昨日(でしたか)ペルーでの麻生さんの会見をリアルタイムで見ました(聞きました)。原稿丸読みでいつものこと、ペルーの記者の質問に答える姿も片肘ついたり通訳の不調に即座に read again from the beginnig? なんてやってニコニコしてるところもいつもの如く、余裕なのか生来の standplayer なのかというところですが、でもやることもやってました、TV放映ではカットされていますが。日本の記者が補正予算案の国会提出に関して小沢さんの挑発にどう答えるのか(こんな直截ないいかたじゃぁありませんが、先の小沢さんの「チンピラ呼ばわり」を受けてのことであることは明らかです)と問うたのです、すると少し気色ばんだ風になってそれでも抑えて抑えてと心で唱えながら(これは私の推測です)しかしむかっとしてはいるんでしょう、こういう質問は想定されていたことですから色々答えも考えていたのでしょうが気が逸っているのでしょう例の早口、吃り吃りの言い直し繰り返しで答えてました、ここであんたらの挑発に乗って下手に喋るわけにはいかない、おたくらにとればメシのタネなんだろうがそうはいかない、そう前振った後にTVで放映される部分、小沢さんと国会の場で堂々と党首討論したいという発言が、明らかに居ずまいを正した後に続きました。発言そのままに起こしてはいません、あくまで要旨ですが、メシのタネとは確かにあのペルーの公式会見の場で言ってました。さてさて。私も言葉尻を捉えて云々は言いたくないことですが、いかに新聞記者(新聞読まないそうですからこの首相)が気に入らぬとは言え、わざわざペルーまでやってきているんですからねぇ、異国での公式会見の場ですわ、日本語わからないにしても外人さん達の前です、もうちょっと別の言葉がないかなぁ、です。こういう時に通訳さん達はどう翻訳するんでしょうか。「メシのタネ」というニュアンスまで伝えるんでしょうか、伝われば面白いことですがねぇ。
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当地事情

2008-11-24 09:26:16 | Weblog
厚生次官殺人事件、結局テロなんかじゃなくて(なんだかこう書くとテロリズムが高級な犯罪のように聞こえますが)、個人的怨恨でもなくて、妄想に近い思い込みでの通り魔的殺人事件だったようです。もちろん今後この男が何を言い出すかわかりませんが、日本TVに送りつけられたというメールの稚拙さには声を失いましたね。こんなことで殺されて気の毒に、です。新聞にはこの手の事件のマニュアル通り、犯人(未だ容疑者ですが)の出自経歴が暴かれます。山口県柳井市出身、柳井高校出身、佐賀大学中退・・。友人達の談話が載ります、一様に皆驚いています。田舎の町中に住んでいる者の常です、小中高とずっと一緒の者が多いのです。目立たぬ奴だった、乱暴な奴ではなかったと。ある新聞には中学生時分の担任教諭の言葉も載ります、この先生には私も中学時分多いに世話になりましたので別の意味で懐かしい思いをしました。昨日当地は祭りでした、そこで各新聞社TV局の記者があちこちで取材していた由です。人相が変わっていてびっくりした、これが共通した感想のようです。ということは病気なんでしょうかね、昨今の無差別殺人(「だれでもよかった」殺人)とはちと違うように思います。おやじに怒られて人をはねたタイプとは違う。秋葉原やらどこかの駅で当たるを幸いに刺し殺したあのタイプとはどうでしょうか。この男があの二件の犯人だとすれば、この男の言葉(報道からもれ聞こえるだけですが)である高級官僚が悪いなんて幼稚な物言いの向こうには政治的目的とか義憤とかのいわば高尚なモノは見えませぬ。でもああいうセレクトしたことも確かなことです、強い妄想に動かされたのか、それとも単に目立ちたがりの自己表現であったか。前者ならしかしもっと病的な発言やら行動やらがあってもいいように思います。高級官僚を憎む理由もない様子です。直截な個人的怨恨ではなくても、例えば近くに住んでいて普段から派手な暮らしぶりやら傲慢な態度に腹が立っていたとか、そういうことでもあれば個人的好き嫌いが高級官僚なんて身振りの大きい漢字に敷衍していくことはありがちではありましょう。それもなくて、TV局へのメール通りだとすれば、この男の思考回路の問題です。精神病であったか、です。強い妄想に突き動かされたという明らかな insane ではなく、人格障害から統合失調症という系列。大阪の小学校に乱入した宅間某と似ているんじゃないんでしょうか。と、何度も何度も繰り返し流れる報道見ながら思いました。そして何度も(段々に詳しくなっていくのも面白いのですが)流れる柳井の映像。自宅の内部に始まって、斜を掛けた玄関先の映像、息子が送ったという手紙が自宅に配達される場面、柳井高校の校舎、卒業写真、柳井小学校まで映ってました。夜中早朝のことです、しかもあの家の辺りは昔ながらの造りの家並みで道が狭いところ、あんなところにわんさか人が集まって、さぞや周辺住民は迷惑なことだろうと思うことです。一つ、昨日はこんなに柳井の名前が報道されるのは何年か前の大雨大浸水の時以来だろうと書きましたが、いやもう一つ間に挟まってます、これも柳井高校生でしたが高校生が祖父を殺し祖母に大怪我を負わせ東京で保護された事件がありました。もう皆様お忘れでしょうが、念のために。いいことで有名になることがとんとなくなった当地事情でした。
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不意

2008-11-23 07:49:58 | Weblog
今朝の話です。そういえば昨夜TVにテロップで速報が流れてました、厚生次官狙いのテロ事件の犯人が出頭してきたと。へぇ逃げ切れぬと観念したかい、なんてぼんやり見てました。TVの報道は小さいことを繰り返し言いますよね、例えば凶器に使われたナイフはどこどこで購入されたものだとか、現場に残された足跡から犯人の履いていた靴は東南アジア製のズック靴だとか。そんなこといちいち報道せずとも、なんて思いますが、きっと犯人はずっとTV見てましょうし、報道内容が全部当たっていた日には不安になってくるでしょう、それが自首を促すことになるんでしょうね。全く見当外れであればあったで犯人から連絡したりしてね、そんなことで私が捕まるとでも思っているのかねとかなんとか。そこから簡単に足がつくって寸法で。所詮目立ちたがりがやる犯罪はすぐに解決するが相場です。真剣に逃げられると捕まらない。悪いと思ってもいない、目立とうとも思っていない、そんな犯人が捕まらない。皮肉と言えば皮肉、当然といえば当然。で、今朝です。最近は犯人の親がインタビューに応じて嘆き謝罪する見せ物が多いですが、今回もそう、おやじが話してます、方言がこっちのものです。あらら、田舎もんの犯罪かと初めはぼんやり聞いてました。何度もこのおやじの話しぶりが流れて、こりゃ近いのう、広島山口の者かいな、なんて思っていたら犯人は山口県に長く住んでいてという解説。あららやっぱり、とまぁ、興味はそこで終わったのでしたが、次のニュースコーナーでは山口県柳井市と出て、ええっ?!TVのテロップで山口県柳井市と出たのは何年か前の大雨浸水時以来じゃないでしょうか、と妙な感心して。さてさて今度は当地でしばらくもちきりです、どこどこの誰の息子で、どこの高校出て、誰々と同級生で、今までどういう仕事していて、そういやぁおかしな奴じゃったとかなんとか。当地ここ何日か面白くなります。不意をつかれてびっくりしたことでした。
 落合監督が言ってます、私が指示したことではないと。WBCの選考辞退が中日選手に相次いだことを受けてのコメントです。そんなことは球団や監督がとやかく言うことではない、選手自身が決めることだ。そしてその理由など言う必要はない。嫌だといったらそれまでのことだと。らしいと言えばらしい発言です。こういう指揮官あればこその行動でしょうね、世間はそう思います。スポーツ欄に載る記事によれば落合監督、来シーズンはウッズを出すわ、川上出すわ、中村に戦力外通知するわで大鉈振るってますから、中日の選手にすれば出遅れやら怪我やらがチームの中での競争に大きく響くことになって、全日本所の話じゃないって訳でしょう。WBC自体が巷間伝わるように読売の宣伝戦略であって、そんなところに尻尾振ってついていく必要もないってことになってるのかもしれません。売り出し中の新人選手ならいざ知らず、功成り名を遂げた選手が今更という空気、しかも原の元で?というテンションの低さも相俟って。松坂やら岩村やらは(イチローはどうなんでしょうか、原と決まってからコメントしてませんよね)参加を表明していますが、あの人達の日の丸への意識と、中日勢のそれとではかなり熱さが違うのでしょうね。違って当然ですか。監督が原じゃぁ、日本じゃなくて、読売ですものねぇ。落合さん、やるねぇ。これには違いのないことでしたか。
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1122

2008-11-22 08:39:30 | Weblog
WBC選手選考、うまく行かないそうです。48人でしたかまず選んで、そこから絞るって話です。40人もベンチに入れません。いつも思うのですが、野球に限りません、サッカーにしても全日本を組む際に初め多くを集めますね、そこから絞るなんて、モノは言いようで結局はふるいに掛けるんでしょう、そんなことしなくても力量の程はわかってましょうに、どうしてそんな思わせぶりをするんでしょうね。スポーツでこんな高いレベルに行ったことがない者には不思議なことです。一次選考に入ったってのがやはり名誉なことなんでしょうね。そういう鼓舞というか裾野の刺激というか力足らぬ者達へのモチベーション維持効能を、こっちもわかって多くをリストアップして公表するという阿吽ですか。所詮二十数人ですよね、で先発が九人。野球は全員が出るチャンスがありますが、サッカーは3人だけです、なのにベンチには沢山いますよね、あれも不思議。沢山海外試合に連れて行く理由は練習要員なんでしょうねとそれなりに納得できます。ゲームするには22人です。でも、国内ゲームにあれだけベンチに坐らせるはいかが?いや、WBCの話です、で、中日の選手が皆拒否したんですって。誰々とはっきり名前はないですが(仄めかしてはありますが)岩瀬、荒木、川上、森野、遊撃手(名前ど忘れしました)でしょう。岩瀬は気持ちわからんじゃないですが、きっと落合さんの指示でしょう。原は能天気に突っ走るしかないです、日本のために最高の布陣で最高の試合をなんて言い続けるだけですが、それだけ五輪の星野の強引さ無茶さが後を引いているわけです。中日から造反されるという皮肉も加わって。コーチ陣もいいやら悪いやら。張本は日曜の番組ではいいじゃないかフレッシュでと言ってましたが、この人は星野じゃなくて王じゃないなら誰でもいいんでしょう。落合さん、やるねぇ。今はこの評価でいいんでしょうね。全日本なんて空っぽな美辞麗句に投げつけた石つぶて。
 今日はいい夫婦の日だそうです。1122、なるほど。好きに作ればいいのですが、各紙のコラムで相当に採り上げて書いてます。偉そうに言えば、確かに夫婦なんてのは若いうちにあれこれわかりゃしません。子供をちゃんと育ててくれたのは全面的に女房のおかげ、自分は何もしていない。それなりに稼いできて、男親の役目は何とか果たしてきたつもりですが、きっとそれだけです。そして子が成人して離れていく、子の言葉や態度に女房の気配りやら苦労やらを感じるにつけ、自分が何もして来なかったことが強調されます。夫婦の仕事は子を成した場合は子をちゃんと育てることでしょう。そういう意識が人一倍強いくせに自分では何もしてこなかったという憾みというか恥じ入る気持ち。そういうあれこれの悔恨が女房を大切にしなければならぬという気持ちを生んでいるのだと思うのですが、今の自分の暮らしに何が不可欠かと言って女房以上の大事はないと思っています。きっと亭主連中は皆そう思っていましょう、というかそう思わねばならぬでしょう。いい夫婦がどんなモノなのか知りませぬが、女房がいて今があるという認識こそが肝要であると、照れながら思うわけです。諸兄!この考え、間違いではないと思いまするぞ。
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呑気

2008-11-21 08:39:15 | Weblog
「医者は社会的常識に欠けるのが多い」から始まって道路財源と郵政問題への言及で首相吊し上げ状態です。全くの私見なんでしょうか、つまり誰にも相談していない発言。そんなことはないと思いますがどうなんでしょうね。官房長官のあの口振り苦笑いからは困った人じゃのうという思いが透けます。ここぞとばかりに暫く干されている広島中川さん、郵政問題に絡めて、我々のやってきたことの全否定だと憤っています。津島さんやら山拓さんら派閥領袖達もいいかげんにしろと怒ってます。いよいよ選挙は遠くなりにけりでしょうか。菅さんはいつもの下手なネーミングです、迷走首相だって。はじめダジャレにも何にもなってないじゃないかと思ったのですが、ああ、あそうとめいそうとを掛けてのことですかって気づいて。気づいてもちっとも面白くないことですが(そうですよね、他の仕掛けに私が気づいていないだけですか?)。思ったことを飾らずに言うとか、サービス精神旺盛なのだとか色々援護射撃があるのですが、むろん逆もあるわけです、地金が出た、化けの皮が剥がれた。いわゆるぶら下がりに対する受け答えもべらんめぇ調です、~じゃねぇの?とか。そのまま電波に乗り、紙上に載ります。粗雑、やんちゃのキャラクター、これは野趣溢れるなんて言い方にも替えられますが、それもやることはやる、決めるところはきちんと決めるといったメリハリあればこその受容事です。世の中はそこを非難しています。漢字を知らなくてもいいんだ、ちゃんとやってくれれば、なんて。毎日新聞のコラムはそう書いてます。麻生色を出す、世間の耳目を引く、その上でガツンと政策を進めていく、そういう遠謀深慮の作戦なら立派なことなんですがさてどうなんでしょうか。金融危機はまだ世界中を覆っています、日本はどうする?この対策こそが焦眉の急なのですが、遅くとも来年の秋には大勝負が待ってます、そっちの用意も必ず同時進行です。どういう思いなんでしょうか、策略あっての言動かそれとも全くの天然物か?そいつも悪かぁねぇんだが、ちと過ぎやしねぇかい?大将。ここ辺りが多数意見でしょうか。
 ストーブリーグ、面白いですね。FA宣言した大物達がそのまま動きそうです。横浜三浦は阪神行きそうです。阪神が三浦に弱かったですから是非獲りたいことでしょうね。来てもらいたいです、先発がいないんです阪神。なんでも久保田を先発に回す構想だそうです真弓監督。JFKで一番不安定だったのが久保田ですからこの決断は妥当ですか。中日中村が楽天に。阪神野口が横浜に。野口もこの歳で自分より年上の矢野の控えも辛いことでしょう。でも正捕手を保障されているわけでもないようです。実力と運と。野口は日本ハムの正捕手だったのを阪神が抜いてきたのでした、矢野の控えとして。この辺りの決断が部外者には想像の届かぬところですが、人気チームの魅力は大きく心を動かすのでしょうね。それは巨人の「人事異動」を見るに明らかです。選手生命というタイムトライアル。思えば、限られた優れモノ達の苛烈残酷なサバイバルレースなんですね。見ている方は呑気でいいことです。
 
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