垂首

6月30日は一年の折り返し点、そこでの行事が夏越の祓、茅の輪くぐりというのは常識として知っていることなのですが実際に見たこともやったこともありません。が、昔ながらの漢字の読みと合わせて何故かこういう行事の象徴としての認識です。この科学の時代に、迷信と知りつつ多くの人がこの慣習に従っていることの不思議です。人の心ってのはそういうもんで、昔からそうやってたんだからやっとけ則は非常に強いんですね。日本人のシャーマニズムとか、あれこれ理屈言い出したら何通りもあるのでしょうが、こういう気持ちの自然な動きですね。あちこちにまします神々に首を垂れる。この文化、歴史です。

　安倍さん亡くなって一年が来て、安倍派はまだ会長立てられずにいます。五人組なんてまるで中国のような体制でお茶を濁しているのですが、早晩分裂するのでしょうねぇ。萩生田、世耕、西村、松野、高木と名が並んでますが、顔が売れてる名が通っているのは前三者ですか。松野さんは現在の幹事長ですが影の薄いことで。高木さんはパンツ騒動多くが覚えてましょう。未だに保守月刊誌は安倍ロスを嘆じてますが、いい加減にしろよとは思います。権力闘争そのものの現場。血沸く人と忌避する人と。あなたはどちらですか。

円安

ガソリン代が下がらんなぁとあちこちのGSの電光掲示板見ながら思ってたことですが、とうとう170円台に「復活」です。おいおい。原油代は下がったんじゃなかったの？TVは政府の補助金が減額されたのと円安が原因だと言うてました。ここで言う？円安。144円です昨日。150円に近づくまでどうして騒がないのか、騒いだところで世情混乱させるだけとの踏みなのか。ここで素人の空吠えの如くじりじり安くなっていくのを言挙げしてましたが、どうなんだよ？！月刊誌には円安は日本製品の輸出に有利だと利することを強調する論が載ってましたが本当なのか？輸出にはよくても輸入にはまずいことくらい素人にもわかります。大丈夫かなぁ。

　オールスター戦、見なくなって久しいのですが（つまり興味がなくなってる、昔のような価値がなくなってる）、セリーグなんと阪神勢が11ポジションうち10を占めて、外野に広島の秋山が一人割って入っただけだそうです。阪神の組織票は昔から有名でこんなことはよくあるのでしたが、あまりに露骨と言うべきか。そして巨人勢の情けなさですか。時代は移っていきます、昔と比較しても仕方ないことなのでしょうがそれにしてもの態。昔、ですか？今の様にパリーグの試合のTV中継がなく、もちろんセパ交流戦もなく、パリーグの選手を観るのはオールスターか日本シリーズくらいのことでした。パリーグの選手も満員観客の前でプレイするのはこの機会しかないわけです、気合いの入り方が違いました（でしょう）。事実パリーグの選手を多くが観る機会はここしかないのです、向こうもずらりと並べてきます。投手は決まってましたよ、近鉄鈴木啓志、ロッテ村田兆次、西武東尾、阪急山田。3回ずつですからビュンビュンです。バッターたちも同じことです。そういう価値。それがすっかりなくなりました。選手も小粒になってるんでしょうけれど。今年も見ないんでしょうねぇ。

逼迫

コロナ感染、沖縄が大変だとやっと（脅かすように）TVが伝えます。医療逼迫だと。私はこういうネガティブな報道の仕方には反対ですが、ついこの前までこういう色が普通だったですからやむを得ぬことではありましょう。何度も見てきた、どこかの病院でスタッフが忙しく立ち回る像、救急搬入の要請を断る映像、重症化した感染者の受け入れ先がないとのテロップ、ついこの前まで見続けてきた映像です。NHK観てましたが、アナウンサーが当地病院の医師に問うてます、五類移行が原因ですか？陳腐で且つ本質を突く質問ですが、その医師はそうだろうと思うと応えてます。私もそう思います。次のひと波（尾身さんが久しぶりにカメラの前で9波の鳥羽口だろうと言うてました）は想定内、そこを何とかくぐる、その手立てを覚える（国民みんなが）ための移行の筈です。今更これが感染再爆発の原因ですか？なんて質問もないもんだと聞いてましたが。具体的には定点報告の数値が沖縄で突出（本土は3とか５とかのところ、28）してました。で、そのNHKのニュースではホテルの支配人にもマイクを向けてました、7月8月の稼ぎ時に嫌なことだというニュアンス。そりゃそうですわね。だから突っ込め！なんでしょうに。５類落としの意味はそこでしょうに。いつも言うてますが、突っ込め！ですよね。知らん顔して日常を続けろと。やがて慣れるから。また戻るの？まさか。

　柳沢慎一さんの死亡記事です。記事にもありましたが、「奥様は魔女」のダーリンの吹き替えやってた人です。これが一番記憶に残ってます。あの番組よく観てました。漫画で始まるんですね、奥様は魔女だったのです～とナレーションがかぶさって。アメリカの典型的なホームドラマ、観客の笑い声が入ってるのも典型ですね、これは未だに継承されてます。鼻をピクピクさせるあれです。懐かしいですね。合掌。

 

監視

地下鉄内での殺傷事件放火事件の裁判が始まったと話題ですが、あの事件そのものではなくて、列車内の防犯カメラの設置が進んでいるという側面に焦点あててます。よく言われることですが、中国を批判する時には監視カメラと呼び、こっちは防犯カメラと呼ぶ。都合のいいことではあります、もちろん差異はありません。各私鉄は各車両にリアルタイムで監視できるカメラを据え付けたいようです。大出費ですが、これも世の流れです、一旦事件が起こった後の処理を考えると未然に防ぐに不如です。今でもあちこちにカメラは設置されてますが、後から検証するしかできなかったもので、今の映像の監視が必要だと。はっきり監視ですね。あんなに見られて嫌だと皆が口を揃える監視カメラ。でも、それが抑止に役立つならと、中国をあれだけ非難する口を拭います。我が身の安全には替えられない、少々の不自由は我慢せぃ。この方向でしょうね否応なく。どこにもここにも監視カメラ。ううむ。

反乱

ロシアのすわクーデター？騒動、如何にもロシアらしい決着であれこれ憶測を呼ぶことです。そもそも民間軍事会社という呼称が何？でしたし、そこの大将が元々プーチンの料理人と呼ばれてたそうで猶更？？で。軍隊に引っ付いてる軍事会社は各国どこにもあるのでしょう、アメリカの湾岸戦争がその典型の様に評論されてましたね、でもこちらは軍事力そのもののようで。つまり兵隊持って武器を持っての危ない組織です。プーチンさんの会見は迫力ありましたね、怖い顔で。許さないと。ベラルーシの大統領が仲介して今回の処置になったといわれてますが、何通りにも解釈できますわね素人考えでも。賛同してくる勢力があるだろうという大将（プリゴジンさん）の思惑が外れた、プーチンも弱みをいくつか握られているのだろうからこれ以上弾けられたら困るからこういう処置、国外追放で収めた。ベラルーシへ行くにはウクライナ通るんじゃないんですかね、もっとも本人だけなら空送でいいわけですが。戦車や兵隊武器はロシアのものでしょうしね。ややこしい奴は暗殺する国ですからね、プーチンが一番恐れているのはそこだと解説者が言います。プリゴジンの脅迫を抑えたプーチンでしたが、より一層プーチンによる独裁恐怖政治が強められるんじゃないでしょうか。

連鎖

神戸の男児虐待殺人遺棄事件（子殺し）、案の定新聞は児相の所為にしてます。前兆くみ取れず、だそうです。県警も認知してないとにべないこと（日経 6/25）。児相に何ができるんでしょう。役人体質で、規則に縛られたままで解こうともせずにこれ以上できませんと頭下げてるばかりの機関に、羊相手ならなんとかなっても虎相手には歯が立たぬことでしょう。祖母（鬼畜母の親）もほうほうの態で車椅子漕いで逃げたそうですが、こんな鬼親を育てた本人ですからね。3人の妹弟が雁首揃えてるところ、母親への恨み骨髄という気味悪さでしょう。血の連鎖。親に殴られてきた者が子を殴る。雑言投げつけられて育った者に人格を望めますか。やられたからやり返す。いえ、仕返しという意識のあるなしではなくて、そういう日常だったという環境論です。と、そうはＴVは言わない新聞は書かない、加害者人権第一ですから。責めても反論しない弱い公機関を咎めるばかり、児相です。児相は児相で頭低くして嵐をやり過ごせばいいと心得ている。こういう予定調和報道が多すぎますね、事件事故の本質本点をわざと外して社会の所為にばかりする。本人の罪に違いないじゃないですか。

　今朝のサンモニ、朝日高橋純子さん、毎日元村有希子さん両雄（語義矛盾ですが）揃い踏みです。このツーショットは迫力ですね、そう思いました。二人に見とれて話す内容をよく覚えてないほどですが、私が勝手に思うだけかもしれませんが話しぶりと筆致とは似通いますね。高橋さんは早口でハイトーン、元村さんは言葉選びながら風にミディアムトーン。高橋さんの朝日新聞コラムは辛口べらんめぇ調、悪く言えば言いっ放し調。かたや元村さんは昔のコラムには鋭いツッコミが多くてトンガリ系と思ってましたが、最近は穏やかな文章が多いです。お二人ともお偉くなられてますので役職が表現を作っているのでしょうが、生のお姿を拝見できる唯一といってもいい番組での貴重なツーショット、有り難いことでした。

助言

タイタニックを見に行くはずが遭難した潜水艇、実は底に着く前に水圧に潰されてたという顛末のようです。酸素が足りなくなって段々苦しくなるという映画仕立てではなく、ミシミシ、ドカン！だった（見てきたような噓です）とか。となると知床事件と同じく業務上過失致死ですな。整備不良。昨日書いたように、この事故を参照にしてまた一段と潜水ビジネスが進歩するんでしょうね。

　草むらに６歳男児遺体。新聞見出しですが、ＴVでの報道もそうですが、もう慣れましたねこの手の煽りに。ありふれた事件になってます。子殺し、親殺し。尊属殺人という古い名称もありました。だからどうした？その家庭の問題、個人の資質、性格、性状の問題です。社会が、環境が、教育が、しつけがという話にすり替えて、他人の所為にするのは大間違いです。もうみんなそう気づいてます。少子化どうすると皆困ってるのに、子供を殺すなよ。そういう溜息です。

　筒香、3Aもクビになってます。つまらん意地を捨てて帰ってくればいいのに。今更ノコノコ帰ってくるのはみっともないですが、そう言うてる間に年を取って日本でも通用しなくなります。まだどこかが、おそらくDeNAが迎えてくれますよ。誰かちゃんと助言してやれよ。

酔狂

あのタイタニック号の沈没具合を観に潜水する、5泊6日なんてツアー、料金3000万円だそうです、なんと酔狂な。宇宙旅行と同じだ、当初は危険がつきものだとこの手の金持ち物好きさんたちは嘯いていますが、果たして4000ｍの深海で行方不明になったと。安全装置はあれこれ備わってはいるのでしょうが自力で移動できるものならとうにやってましょうし、救助するって言うても海上から居場所見つけられねばアウトでしょうねぇ。あんなところで船外脱出なんてできませんし、命綱ってないのか？と素人考えで。知床遊覧船の時のようなイメージでしょうが4000ｍの深さでどうやって引き上げるんだ？サルベージにも限りがありましょうし。もう全員死んでるだろうと報道してます。この潜水艇から発せられたであろうという音が聴こえたそうで、それもどこかが壊れた音だろうと。深い坑道に閉じ込められて何日かぶりに救出されたという事例は見たことありますが、地上のことならねぇです。酸素が失せての窒息死ってのはしんどいことでしょう、その前にとんでもない恐怖ですか。私は閉所恐怖の気味がある者で、あんな環境自体とても無理なのですが、それに差して死の恐怖。あとどうするんでしょうね。引き上げる？どうやって？これも人類の技術の進歩のための一里塚ですか。深海でのトラブル対処法。戦争の度に医学が発展してきたように。

会見

いつもの訂正お詫びから。昨日自衛隊の事件を長野と書きました、岐阜でした。勝手に思い込む愚は治りません。すみません。

　岸田さんの会見、多いですねぇ。昨夕いつものように仕事終わってNHKつけたらニュース番組が飛んで、会見中継でした。また？今次は国会終了に当たってのものだそうですが、何か多いですよね。安倍さんもよくやってましたが、自分のことを安倍政権ではとか安倍内閣ではと呼ぶのに嫌味を感じていたことでした。岸田さんは意識してかあらずか、自らをこう呼ぶのは少ないですがポツポツ出ます、岸田政権ではと。プロンプターを使い慣れたのでしょう、原稿読み読みではない顔を挙げての演説ですが、相変わらずのメリハリの乏しい話しぶりです。演説しているとき（読んでいるとき）と質問に応える時のあの格差も面白いことで、この人の口癖と言うか、句読点の打ち方が特異、そして「え～と」とか「あ～」とかが挟まれる癖が頻発します。ま、可愛いと言えばそうなのかもしれませんが70歳前のジジイがどうかなあではあります。昔大平総理が「あ～う～」で有名でしたがね。昨日ふと思いました、この人一学期の学級委員のようじゃなと。今時の小学校で学級委員がどう選ばれるのかは知りませんが、私たちの時代は一学期の顔、二学期三学期の顔ってのがあったでしょう？クラス替えしても必ず一学期の学級委員になる奴。子供ながらに皆の了解事だったですよね。特に優れてたわけでもなく、特に利発なわけでもなく、先生の覚えめでたく役目をそれなりにこなす奴。岸田さんてそんな風じゃなとふと思いました。他意はありません。

切口

長野自衛隊基地での射殺事件も北海道での交通事故もメディアの報道方向はいつも同じです。とにかく原因追及。前者のタイプは犯人の出自から生い立ち育ちをまず暴き晒して、どうしてこうなった？何が悪かった？と下世話な深堀りに続きます。言う所の週刊誌ネタ風。決まって出てくるのが中学高校の同級生とか「昔をよく知る人」。顔写さずに上半身だけの絵で話す、中学時代にどんな人だったなんてデバガメ趣味に過ぎぬことでしょうにね。そして絶対に出てこないのが両親です、祖父母はよく出ますがね。これが不思議。本人の特定につながるなんて理由でしょうか。それとも加害者の人権というヤツ？今次の様に18歳（今時は成人なのでしょうが）とあらば「親の顔が見たい」わけです。でも、メディアはやらない、そういう取り決めなんでしょうね、つまらぬ理由を盾にしてるんでしょう上記のように。恨みがあった？それとも元々そういうヤツだった？後者ならそれ以上に追えないでしょうそれこそ人権問題です。突発的にやるにしても初めて実弾撃つ訓練で3人も撃つなんてはまともじゃないですわね。でもそうも書けないからその周りをほじくるばかりに終始するわけです。後者の場合は運転手の病気です。でもこれも書けない。となれば警察が動いてるように勤務状況、過労、体調はどうだった？と向かわざるを得ないというわけです。会社側とすれば青天の霹靂である場合やとうとうやったかぁの感想である場合や色々ありましょうが、知床遊覧船の場合のようなおいおい！ケースは却って稀でしょうし。会社も痛くない腹を大勢寄って集って探られて晒されるわけです、メディアは弱い者いじめするしかないのです。加害者が一番弱いはずでしょうがいいえ、彼らが彼らの家族が実は一番強い（捕まっているし、世間の批判には晒されますが）のです、弱いのは雇い主です。正義の味方たちは相手が強く出られぬを知って責め続けます。まことに胸の悪いことではあります。もっともこういう私も週刊誌記事を面白く読んでいる口ですが。いかがですか。