柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

遡及

2018-01-31 08:22:05 | Weblog
かつての優生保護法に則った強制避妊手術に対して人権障害の廉で訴訟が起こされてます。確かに今現代の感覚常識からはとんでもない事のように思いますが、当時は歴然とそういう法律の元に社会が維持されていたわけです。そういう秩序だったのです。と、こういう書き方すると人権屋(左巻きさん)達のスイートスポットにハマってしまって連中のこれでもかの反論を受けるのでしょうが、どう言われてもしかしあの時代はそうだったんですから。優生学、優生思想への批判非難はいいのですが、時間は巻き戻せないのです。私たちは今生きている時代の秩序に従うのみですから。今の常識で過去を裁いてはならぬ、これは歴史を語る時の鉄則でしょう、アイヒマンの例を出すまでもなくです。つまり人権蹂躙への一般人の感度・閾値の問題で、ひいてはそれは当時の政治のもたらすもの、当時の学説に従うものです。事後法の禁止とか遡及の禁止とかは法律の世界の基本ですわね。つまりこういう蒸し返しは法律問題ではなくて極めて政治問題だというわけです。肝炎訴訟もエイズ訴訟も皆そうでした。当時の違法行為ではないのです。何十年も前のことをゴネ得狙いのようにも見えますが、これも風潮なのです。弱者ー最強者理論です。やれやれとは思います。いかがですか。
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傲慢

2018-01-30 08:25:56 | Weblog
上州草津白根山の噴火、あれこれマスコミの餌食になってます。草津と聞くとまず滋賀の草津を思い浮かべてしまう者で、温泉地の草津があるとは地理知識としてあるのみです、行ったことなどない地です。温泉だけでなく近くにスキー場があるとかで観光客が多かったからあれだけ映像が撮られているという事情だそうです。それも海外からの観光客で。自衛官の一人が犠牲になってますが、それくらいで済んでよかったという色です。御嶽山の時は多く亡くなりましたからね。で、マスコミが頻りに突っ込んでるのはここがノーマークだったという経緯に対してです。予知できなかったのか、だけでなく、どうして注意しなかった?という遡りです。前の噴火が300年前だそうで、そらチェック外してても仕方ないだろうにと思いますわね。地震波だとか事前の不穏な兆候はまるでなかったと専門家(ここの担当者でしょうね)は言ってます、つまり予知技術の限界がすぐそこにあるという事実です。予知などできない!と言うてるのです彼らは。そこを許さないです、安全地帯にいる正義の味方達は。想定外を想定しろと無理言うてきた連中です。平気で糾弾します。そう言えば南海トラフやらの大地震予想も頼りない言い訳してましたよね。こんなことですわ。自然を支配などできぬことなのです。その傲慢を思い知るべきなのでしょう。
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動向

2018-01-29 08:23:07 | Weblog
土俵外での大波乱を引きずっての本場所でしたが、一人横綱が締められず(休場が続いていたので15日間体力が持たなかったなんてヘタレ言うてますよしかも)平幕優勝なんて不細工で、こっちも散々です。今朝の新聞笑いました、初日と千秋楽に理事長が役力士を従えて挨拶するのですが、確か初日には数々の不祥事に言及しなかったんです、その時はその時で何故謝罪せぬ?弁明せぬ?と叩いておいて、今朝は「理事長 異例の謝罪」と見出しです。昨日はしっかりと不祥事に触れて謝罪したんです、これも確かに聞きにくかったことですが、どっちなんだよ?!マスコミ。正義の味方ぶって正論振り回してればいいのですが、ああ言えば上祐のツッコミは受けねばなりますまい。昨夜日テレのニュース番組で貴乃花が満面笑みでインタビュー受けてるのを流してました。こいつもおかしな奴ですけれど、世間を味方につけるのならもっと他に上手な手があるだろうにと思いますよね。新たに出てきた春日野部屋の暴行事件はどう処理するんでしょうね、この親方は協会の大幹部です。今場所優勝した栃ノ心の親方です。ニコニコ笑ってる場合じゃないでしょうけれども。マスコミがどう突いて行くか。これですね動向を決めるのは。
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嗚呼

2018-01-28 08:11:33 | Weblog
国会が始まって全くのデジャブ、安倍さんは言い放つのみ、野党党首たちはあれやこれやにイチャモンつけるだけ。まだモリカケを引っ張ってる、トホホです。が、自民党も負けちゃいない、志位さんが沖縄の米軍の度重なる事故を非難している最中に、あの確信犯(というか、ただのバカですがね)松本某がそれで何人死んだんだよ!とやってマイク付きつけられてます。所詮はこんなクオリティーですわ。で、まぁ枝野さんが張りきってること。汗と唾を撒き散らしながら滔々と演説ぶってます、ああ、これもデジャブです、全学連のアジテーションです。我々ワァ~、腐敗した体制ニィ~・・・。あれもダメこれもダメ、立憲民主党の正体はかつての社会党そのものです。彼は福島瑞穂や又市さんに一番親和性が高いのですね、そう思われたくないから絶対に組まないでしょうけれど。連中本当に幼稚ですよ。国民を越える議員なし、と言いますけれど、私たちってあの程度ですか?
 とうとう平幕栃ノ心が優勝しました大相撲。鶴竜、一体どうしたんでしょうね。冗談じゃなくて来場所一気に横綱がいなくなる恐れが出てきましたよ。稀勢の里はもうダメですから、白鵬がどこまで気力奮い立たせられるか。あれだけ叩かれて、張り手もカチアゲも禁じられて、怪我に逃げるしかなくなってる態です。鬼の居ぬ間に遠藤や逸ノ城やが盛り返しそれなりに面白いのですが、もっと高安がねぇ。昔からの大相撲好きはそれなりに解説できるというわけです。
 中国の研究者達がカニクイザルでクローンの作製に成功したそうです。羊のドリーは有名ですね、でも、羊だったからまだ笑えたのでした。あのノーベル賞作家のイシグロさんの作品に、臓器移植用に作られたヒトのクローン題材があるそうです(読んでません)が、それはいけないと、言うところの研究者の倫理観や良心でもってこの技術をヒトに応用してはならぬという縛りがあったのですが、もちろん誰かが破る、そして技術は進歩していく。技術は必ず社会規範を追い抜いて行く。霊長類で成功すればヒトでもできましょう、気味の悪い現実がすぐ目の前に現れます。そしてこの流れは誰にも止められません。嗚呼。
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盛衰

2018-01-27 08:13:13 | Weblog
鶴竜がどうしてあんなに急に崩れたのかわかりませんねぇ。こんな時だから注射が利かぬ、のでしょうか。それともまた何か不祥事が噴き出すのでしょうか。不可解なほどの崩れ方、素人ですら引いちゃならない!と思いながら見てるのに引くんですからねぇ。こりゃ一気に横綱がいなくなるかもしれませんよ。
 野中広務さんの死亡報道です。92歳だったそうで大往生です。この人の印象は「黒幕」です。官房長官やった人ですから決して裏街道の人ではないのですが、小沢さんの強い時代に毒饅頭を喰らうという表現で膝を屈して見せたり、小泉さんに噛みついたりして、小佐野・児玉といったフィクサー達と同列のイメージでした。こういう人がいて政治が動いているんだという納得。京都の人で同和の人でと一線を引いた後にあれこれ暴かれてましたね、弱者の味方という色でした。が、この人に潰され撥かれした人もさぞや多かったのでしょうね。合掌。
 もう一つ、今度はマニアックな話ですが、サッカーの平山が引退の記事です。33歳だそうです。何故知ってるかというと彼が国見高校で大活躍していた試合を見ていたからです。高校サッカーの決勝でした。国見高校は当時有名な監督さんに率いられて常勝校でした、そこで何年か続けて彼は脚光を浴びてました。190㎝の長身で、すぐにプロ入りしましたが、その後はパッとしませんでしたか。国見の黄色いユニフォームと合わせて印象の強い選手でした。正月のスポーツは昔から見てましたからねぇ。
 
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葬儀

2018-01-26 16:39:58 | Weblog
通夜、本葬と過ぎ、骨を拾い安置して終了です。久しぶりの顔に会い、名を聞き読みます。長く無沙汰をしている親戚から便りが届きます。というか、こういう機会でないと連絡をしませんから懐かしく思うのも当然です。言うところのマッチポンプです。大勢の方に会葬していただくと故人の生前が偲ばれます。昔それこそ親に言われたことです、結婚式は親の甲斐性、葬式は子の甲斐性と。結婚式の盛大さは親の威光、葬式は子(喪主)の活躍具合を反映するという意味です。若い時はそんなもんかなあと思い、しかし最近の我が子たちの結婚式を経験すると、親の出る幕など殆どありません、呼ぶべき親類を教えるくらいの事です、親がどっち向いていても関係ない風情です。葬式はしかしやはり子の甲斐性ではあります、子の意向次第という意味です。坊主の知り合いがいますが、最近は即席の葬式で済ます例が多いそうです。さすがに葬式挙げぬは気が引ける、さりとて金がないとか面倒だとか菩提寺がないとか諸々の理由で通常の葬式は上げない、そういう需要があると供給も生まれるとかで読経だけのビジネスがあるとやらです。ま、これもご時勢ごとではあるのでしょうが、いずれにせよ葬式は子の意向に全面的に負うわけです。延命治療の可否の決定に本人が加われないのと同じく、死んだ後に指示はできぬわけです。これは時代を越えての真実なのでしょう。が、参会者の多寡は子ではなくてやはり故人の繋がりを反映します。特に私のように親の仕事を継がなかった者が喪主になるとよくわかります、両親の二度喪主を務めましたが、思い知らされます。行跡、業績、人脈、貢献度等々です。知らなかった、見なかった、正確には見ようとしなかった親の別の(本当の)姿が現れるのです。16年前の父親の時のようにはならぬだろうと高をくくって臨んだ母親の葬儀でしたが再び同じ轍でした。これで喪主は終わりです。子の結婚式も終了しこれで両親も送りまして次は私が逝く順です。そう気づいている自分です。
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順送

2018-01-25 11:42:09 | Weblog
いつも書いていることですが、こういう時に自分が如何に時間割人間かということに気づかされます。自由度が少ない、というより、ない。そこに居ろ、ができない。何かやらねばと思う。いや、やるのですが、居心地が悪い、こっちの言葉でグツが悪い。非日常の違和感。誰もがそうなのでしょうが、一日が長いと感じるのはいかがでしょうか。急な出来事はバタバタとあっという間に過ぎる、のでしょうけれど、それは後で遡ればの事で、その途中(最中)にはそうでもない。どころかゆっくり過ぎて行く感すらする。今次のように葬儀の手続きに乗る場合などは典型です、儀式は手順に沿うばかりです。ですから意外と時間が空く。だから余計にイライラとする。いえ、ここは私の性癖です、みなさんはどっしりと構えておられるのでしょうが。とまれ、私がどう思おうが儀式は進みます、あれこれ不服言うているうちに日常はまた戻ってきます。父母が亡くなり、子が所帯を持ち孫が成長し、次は私が身罷る順番になったということです。この世に生まれてきた意味や、今後どう過ごして行くべきなのかを考えることです。いつの間にかこの年齢に達して、きっと両親も祖父母も、我が先祖たちも皆感じてきた同じことを思うているのでしょう。必然です。人間社会はこうやって潤滑に順送りされていくわけです。
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実母

2018-01-24 12:30:35 | Weblog
実母が亡くなりました。これで義父母あわせて四人とも逝きました。親を見送るのも子の役目という謂いがありますが、そこは果たせました。義父は義母を追うように、でありましたが、実母は父の死後13年存えました。連れ合いを亡くした後の男女差は面白おかしく且つ数字的にも差が出ている事実として語られることですが、それに沿った経過ではありました。傘寿を何年か越してましたから「順当な」死ではあります。こういう仕事をしてますからあれこれわかります、今後の推移に予想が立ちます、だから却って辛いだろうと言われることがありますが、それはないのです、この辺りは職業意識という奴でしょう。親(身内)だからという思いはまず先に排除されてます。むしろ逆です、手厚くの反対方向です。これでいいんですか?とスタッフに訝られることもあります。きっとそれで気持ちの均衡とっているのでしょう知らずに。こういう時には因果な仕事だと思うわけですが、両親が不出来な息子を医者にしてくれた意味はここにあったかと思うことでもあります。死に水をとってやることができたのですから。誰かの葬式に出た時に喪主さんの挨拶で、私に命をくれた人という表現を聞いた時、ああ、いい言葉じゃなと感心したことを思い出してます。有難うございました。これに尽きます。心に沁みます。
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責任

2018-01-23 08:26:19 | Weblog
山中さんの思い如何ばかりか。ノーベル賞学者の面に泥を塗る行為。それ以前に学者として許されざる行為。色々非難の言葉は並びましょうが、TVも切り取ってましたが、後悔、反省と口にされてました、STAP騒動に襟を正して(あの時に、こんな論文の出し方を私は許さないといった発言されてましたからね、つまりチェックが足りぬと)この手の不正を防ぐべく対応されていたはず(つもり)だったのでしょう。無念さと慙愧が滲みます。慙愧の方でしょうね、こんなこと起こって恥ずかしい。新聞にはこのチェック体制の形骸化だとも言うてます。折しも先に、iPS細胞用いての臨床応用の先陣切ってる網膜治療に不都合が見つかり、即座に対応してふりだしに戻る処置を発表したところです、それだけ慎重に慎重に歩を進めている所であれば余計に悔しいことでしょうね。世界中で先熾烈な駆け競争している分野です、この失着は痛いのでしょうね。この一学者の将来云々よりも、日本の損失という感です。いえ、汚名挽回しながら研究治験は進んで行くのでしょうが、山中さんは責任とって研究所長の辞任も考えているそうです。組織の常で仕方ないのでしょうけれど、損失ですねぇ。足踏みですねぇ。もったいない事。
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郷土

2018-01-22 08:25:32 | Weblog
12月、1月は駅伝のシーズンです。都大路の高校駅伝の次は正月の実業団、そして箱根。月末には都道府県別駅伝、女子は京都、男は広島。昨日広島でした。7区間のうちに大学生社会人枠が二つだけ、あとの五つは中高生です、大会の意図がはっきりしてます。女子は中学生区間があるだけです、高校生は社会人扱いです。ここの差も面白いでしょう?都道府県別ってのは甲子園と同じテイストです、県人会が注目されます、翌日の中国新聞はその手の記事で満載です。ふるさと選手ってのが郷土意識を刺激します、箱根で有名な連中がそれぞれの出身地を教えてくれます、青学の選手の多い事、これはきっとあの原監督の方針でもあるんだろうなと思い遣ることです、請われたら出ろ!でしょうきっと。勝負の相手は相手学校じゃない、他のスポーツだ、野球だサッカーだ!と公言する人です、TVに写って青学の名を箱根の名を呼んでもらう宣伝効果です。下田、田村・・正月に見た顔です。そして設楽、東洋大のエースだった双子、実業団に行っても花形張ってる奴、きっちり結果出します。日曜の昼には適当な番組です。
 西部邁氏の死亡記事です。入水自殺だったとか。月刊誌についこの前まで自伝を載せていて、その中にも自死を望むような表現はよく見受けたことで、奥さんに先立たれたあとの老人の悲哀は滲んでましたが。大衆迎合社会への噛みつきが私のトンガリを更に研いでくれたあれこれの論文著書でした。この人の考え方には感化を受けたことでした。合掌。
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