TVが面白くないですねぇ。民放だけでなくNHKまで馬鹿馬鹿しいバラエティーものを並べて特番なんてやってます。そもそも普段からニュース物しか観ない者ですからこうなるのは毎年年末年始の恒例ではあるのですが、昔のことを思い出します。私の世代が中高生時分は歌謡曲全盛時代です、歌番組も多くありましたしレコード大賞や歌謡大賞への興味が普通に話題になってました。年末の昼間は家中の窓ふきや大掃除をおふくろに急き立てられながらブーブー不平並べながらやるわけです。そして当時は初売りは三日から!なんて店が普通です、年末年始はスーパーもどこも閉まります、だから買い物の用事も重なります(これは母親の仕事でしたが)。年末にバタバタと慌ててあれこれ買い揃えるなんて恥ずかしいことはできないとよく言うてました。そもそも店が開いてないので買おうにも買えないのですが、あの家は準備が足りぬという世間体ですね。面倒なことではありますがこれも文化です、こうやって秩序が保たれる。正月準備という家庭行事が成立する。大晦日の夜はTVの前に座りっ放しです、紅白が当時は9時始まりです。7時から歌謡大賞、その後にレコード大賞の授賞式です。9時前までたっぷりです。レコード大賞受賞者が大慌てで紅白の会場に急ぐ、その場面をTVに流すんですね、で、当時の紅白は入場行進なんてのがあってそこにぎりぎり間に合うという絵柄でした、年末感満載です。私の頃は尾崎紀世彦です、ジュリーです、シクラメンの布施明です、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎、天地真理、小柳ルミ子、南沙織がど真ん中、にしきのあきらに野村真樹。山口百恵、桜田淳子、森昌子が出始めて、歌謡番組にはチューリップが心の旅で当てて、吉田拓郎の結婚しようよが売れたけどTVに出ないでさらに注目浴びて、朱里エイコの北国行きでが好きでした、と、思い出はとりとめもなくです。今もレコード大賞ってあるんですか。ピンクレディー時代が私の世代がこっちに興味をなくす頃でした、年齢加えるに従ってアニメやウルトラマン系から離れて行くように、です。ウルトラセブンまでは見ました、サインはVはこれまたど真ん中です。日曜7時半の30分モノがその内に消えて行ったのは私たちの興味が失せるのと同期してるのでしょう。と、本当に一旦辿り出すと思い出は尽きません。大晦日模様。こちらも歳をとりますから環境の変化には流されるのみ棹差すのみとは知りつつも、昔を思い出すも一興ではあります。そうですねご同輩。
今年も一年無事に過ごせたことに深く感謝しています。自分に与えられた、課せられた仕事役割を全うするのみです。年々この思いは強くなります、両親が、世の先達が市井の人達がやってきたようにです。順番。強く思います。賢姉賢兄におかれましてはよいお年を迎えられますように。今年もお付き合いいただきまして有難うございました。明年もよろしくお願いいたします。