今年が半分過ぎました。まだ半分なのかもう半分なのか、よく喩えられる謂いですが、いかがですか。私は「もう」です。早いです日が過ぎるのが。御代替わりがあって云々いつもと違う前半でしたが、そんなことではなくてここ何年か勢いを増している時の流れの速さです。当地やっと梅雨入りして、例年より遅かった分濃いのかいなと思うほど連日雨模様です、そして蒸し暑いこと。四季の移ろいを楽しめるは日本に住む者の役得だといつもここで言うてますが、暑いの寒いのと話しているうちに歳が増えていくのです。どうして歳をとると時間の流れを早く感じるのかチコちゃんが教えてくれてましたが忘れました。理由がどうあれあと半分です。もう半分しかないのですかまだ半分もあるのですか。確かにこの二つ、心持ちが全然違いますね。後者に拠って悠に過ごしましょうよと、他人に向けては言えますけれど。
G20が終わりました。ニュース番組や討論番組にはこれ以上ない報道ネタです、今後もあれこれ評論家たちが喧しいのでしょうが、カメラはずっとトランプを追い、次に習近平、議長ですから安倍さんは中央にいつも収まってますが、両サイドにはこの二人、存在感の違いですわ。見た目の体格の差は印象に大きく影響しますがそれだけではなくて、所詮は仲介役しかできぬのだろうなという「小ささ」です。おまけにトランプは日米安保条約が不公平だとまで言い出してる。新聞はこれにはブラフ扱いです、こちらを持ち出して貿易交渉を有利に進めようとの思惑だろうと決めつけてます。菅さんは不公平ではない、日本側もあれこれの義務を果たしてきている、条約はきちんと履行していると言うてますが、アメリカが攻められたら日本はソニー製のTVでそれを見ているだけだとのトランプの発言は片務性を指した肯綮で、だから早く憲法改正して国軍を持て、自国は自国で守れとは誰も言わない、産経新聞も言わない、TBSの報道番組では今時ソニーのTVじゃないけれどと嗤うでごまかしてました。問題のすり替えに躍起なのですね。ブラフ扱いで済ませたい、のでしょう。もう一つ、米中会談でトランプさんが公平な競争しろ、国家補助金の投入をやめろと言うたところ、習さんが国家主権にかかわる問題だと撥ねつけたことです。つまり内政干渉するなと。国家資本主義を選択して、こちら(西側、アメリカが主導して国益を守ってきた価値観を共有する国々)に追いつき追い抜いてきた事実は歴然です。ずるい?それはそちらの考えでしょう。で終わりです。こちらはこちらです、と。関税を大きく掛け直して貿易赤字を是正しようという施策ですが、これも結局高い関税支払うのは米企業なのだという皮肉だそうです。中国企業が作っているのではなく、米企業が中国で作ってアメリカに売りつけているケースが多いということでしょう。もちろんモノが売れなくなれば中国に痛手なのですし、技術をパクって安く作ってアメリカに大量輸出してる中国企業もあることでしょうが。中国方式の資本主義もアメリカが世界に広めた資本主義の亜型であって、ずるいとか不公平だとかルールを守れとか言うたところで、それはそちらの価値観だ、こっちとは違うと言われればそれまでです。で、中国は別の価値観での経済圏を着々を築き上げようとしているわけです。一帯一路です、南シナ海への進出(侵出)です。素人目にも明らかな対立でしたね。アメリカとすれば中国を締め上げて(北朝鮮のように)、こちらの価値観、ルールに従わせようとしているのです。が、あそこまで大きく(あの人口、あの消費力、大マーケット)なってしまうと骨を断つまでこちらの肉が持たないのです。中国をここまで異形に育てたのは西側諸国のスケベ心だと反省しても今更遅いのです。人権があれだけ抑制されて、言論表現の自由もなく、情報管制されていてよく平気じゃなぁと、天安門事件や今次の香港の騒動を見るにどうしておとなしくしてる?と訝るのですが、大本営発表だけに目も耳も心までふさがれた歴史を私たちは持っています、から余計にどうして?なのですが、知らされなければ知りませんわね。日本は敗戦、米による占領という大改革を経たから今があるのです、中国にはそれが未だない。毎日の生活が保たれていれば、相応に金儲けができて暮らしていければ少々の不自由はこらえる、のでしょう。不自由なのかどうかも他と比べなければわからぬことです、知らされなければ比べようもないのです。そしてもう一つ、私たちは無条件にこちら側の価値観(民主主義、人権至上、公平平等思想、健全な競争など)を信奉してますが、それ以外の統治形態があってもおかしくないのです。それが中国です、北朝鮮です。良い悪い、正邪善悪判断ではない次元です。異形の大国。こう非難するは簡単ですが、向こうから見ればこっちがまつろわぬ敵なのですから。
G20が終わりました。ニュース番組や討論番組にはこれ以上ない報道ネタです、今後もあれこれ評論家たちが喧しいのでしょうが、カメラはずっとトランプを追い、次に習近平、議長ですから安倍さんは中央にいつも収まってますが、両サイドにはこの二人、存在感の違いですわ。見た目の体格の差は印象に大きく影響しますがそれだけではなくて、所詮は仲介役しかできぬのだろうなという「小ささ」です。おまけにトランプは日米安保条約が不公平だとまで言い出してる。新聞はこれにはブラフ扱いです、こちらを持ち出して貿易交渉を有利に進めようとの思惑だろうと決めつけてます。菅さんは不公平ではない、日本側もあれこれの義務を果たしてきている、条約はきちんと履行していると言うてますが、アメリカが攻められたら日本はソニー製のTVでそれを見ているだけだとのトランプの発言は片務性を指した肯綮で、だから早く憲法改正して国軍を持て、自国は自国で守れとは誰も言わない、産経新聞も言わない、TBSの報道番組では今時ソニーのTVじゃないけれどと嗤うでごまかしてました。問題のすり替えに躍起なのですね。ブラフ扱いで済ませたい、のでしょう。もう一つ、米中会談でトランプさんが公平な競争しろ、国家補助金の投入をやめろと言うたところ、習さんが国家主権にかかわる問題だと撥ねつけたことです。つまり内政干渉するなと。国家資本主義を選択して、こちら(西側、アメリカが主導して国益を守ってきた価値観を共有する国々)に追いつき追い抜いてきた事実は歴然です。ずるい?それはそちらの考えでしょう。で終わりです。こちらはこちらです、と。関税を大きく掛け直して貿易赤字を是正しようという施策ですが、これも結局高い関税支払うのは米企業なのだという皮肉だそうです。中国企業が作っているのではなく、米企業が中国で作ってアメリカに売りつけているケースが多いということでしょう。もちろんモノが売れなくなれば中国に痛手なのですし、技術をパクって安く作ってアメリカに大量輸出してる中国企業もあることでしょうが。中国方式の資本主義もアメリカが世界に広めた資本主義の亜型であって、ずるいとか不公平だとかルールを守れとか言うたところで、それはそちらの価値観だ、こっちとは違うと言われればそれまでです。で、中国は別の価値観での経済圏を着々を築き上げようとしているわけです。一帯一路です、南シナ海への進出(侵出)です。素人目にも明らかな対立でしたね。アメリカとすれば中国を締め上げて(北朝鮮のように)、こちらの価値観、ルールに従わせようとしているのです。が、あそこまで大きく(あの人口、あの消費力、大マーケット)なってしまうと骨を断つまでこちらの肉が持たないのです。中国をここまで異形に育てたのは西側諸国のスケベ心だと反省しても今更遅いのです。人権があれだけ抑制されて、言論表現の自由もなく、情報管制されていてよく平気じゃなぁと、天安門事件や今次の香港の騒動を見るにどうしておとなしくしてる?と訝るのですが、大本営発表だけに目も耳も心までふさがれた歴史を私たちは持っています、から余計にどうして?なのですが、知らされなければ知りませんわね。日本は敗戦、米による占領という大改革を経たから今があるのです、中国にはそれが未だない。毎日の生活が保たれていれば、相応に金儲けができて暮らしていければ少々の不自由はこらえる、のでしょう。不自由なのかどうかも他と比べなければわからぬことです、知らされなければ比べようもないのです。そしてもう一つ、私たちは無条件にこちら側の価値観(民主主義、人権至上、公平平等思想、健全な競争など)を信奉してますが、それ以外の統治形態があってもおかしくないのです。それが中国です、北朝鮮です。良い悪い、正邪善悪判断ではない次元です。異形の大国。こう非難するは簡単ですが、向こうから見ればこっちがまつろわぬ敵なのですから。