柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

国歌

2007-02-28 08:41:29 | Weblog
俳優の高松英郎、死亡記事です。どの新聞も「柔道一直線の」という形容です。あの番組の大きさというか、芸能人は一発当てると何とかなるもんだという習いというか。悼みのインタビューはもちろん桜木健一です、この人もこれだけの人ですが今はNHK朝ドラに露出多く、時宜を得て。ううむ、この業界の回りですね。
 タミフル、飲んではダメですよ。54人も副作用が出て、何人も飛び降りて死んでしまうなんて尋常じゃありません。馬鹿な医者は出し続けますよ、薬屋に騙されて、学者に騙されて、自分の利益のために。医者は薬出さないと儲からない仕組みです。インフルエンザにはこれしかない、なんてマスコミが言い立てれば、患者の側もその薬をくれとなりますわね。そこを正確に抑えるのが医者の役目でしょうに。こう言うときに(こういう事柄には)日本医師会は役に立ちません、というか手を出しません。何故なら医師会は医者の利益団体ですから。医療の実際は厚労省の仕事なんです。これも馬鹿馬鹿しいと言うか、本当に勝手な理屈なんですよ、都合のいいときにだけ「日本医師会は国民の健康を守る」なんて言ってね。実は、医者と薬屋の利益を守るのが仕事です。ま、それは措いて、時の人柳澤大臣、またまたこう言うときにだけしれっと役人に変貌して言います「因果関係が十分に解明されたわけではない」。100%の白黒など要りません、現にこれだけ犠牲者がでている危険な薬なんです、もっともっと注意を喚起する発言が要ります。まったくセンスのないオッサンです。この背景にはもちろん製薬業界との癒着(献金やら便宜やら)と、鳥インフルエンザやら新型インフルエンザの脅威をこれまた馬鹿学者達が煽っている事実があります。これに対するにはこのタミフル(他に同等の薬でリレンザなんて薬もあるんですが)とかシンメトレルしかない、なんて恐怖と不安を煽っています。ここまで言われれば行政とすればこの薬を悪者にするわけにはいきませんわね、他に特効薬ができれば別ですが。これしかない、という物言いはいい加減にしないといけません。移植しかない、この薬しかない、死ぬしかない。そんなことは実際にはないんです、必ず他に何通りか選択肢があるんです。インフルエンザもそうです、薬なんて飲まなくても必ず治ります、特に子どもは薬を飲ますから飛び降りたり、インフルエンザ脳症になったりするんです。そうなんですよ。世の中が馬鹿やってる場合は、個人個人が自分を守らねばなりませぬ。インフルエンザと言われたら薬は飲まずに(医者で貰った薬は捨てて、あるいは要らぬと貰わずに)眠ってください。ひたすら眠る。すれば何日か先には必ず治ります。どうぞ、医者に殺されないように!!
 君が代伴奏命令は合憲と最高裁が判決しました。ズームイン朝で大阪読売放送の解説委員がおちょくってましたが、朝日新聞だけが一面に載せません。日経はベタ記事扱い。毎日、読売、中国は一面トップ。確かに面白いこと。人権第一新聞とすれば面白くないですわね。日経はなんと社説ではこの判決は妥当だと見出しだしています、びっくり。もっとも、内容はくどくどと噛みついていますけど。でも、負け惜しみ調の強いのはやはり朝日。「たしかに、入学式に出席する子どもや保護者には、君が代を歌いたいという人もいるだろう」ここに凝縮されているようですね。そんな問題ではないでしょう。国歌ですよ。好き嫌いで唄う唄わないじゃないですよね、儀礼ですから。君達は好きで唄えばいい、僕たちは唄いたくないから唄わない。あなたが口に出して唄わないのはあなたの勝手だろうけれど、そういう儀式の場で通常の儀礼として当然に行なわれるべき行為をその場で為さぬは、好き嫌いの問題ではないのです。余程に嫌なら、その場に来なければいい。信念の信条のなんて振り回すなら、あなたの今の立場を賭けて(つまり馘首を賭けて)欠席なさい。出席しておいて儀式の進行を妨げる行為が、好き嫌いというレベルの判断で許されるはずもないのです。更に負け惜しみは続きます「判決はピアノ伴奏に限ってのものだ。強制的に教師や子どもを日の丸に向かって立たせ、君が代を歌わせることの是非まで判断したのではない」と。ここまでくると笑ってしまうでしょう?最後は例によっての大上段、問題を抽象化してすり替えます、教育基本法改正を行政の行き過ぎと断じて、司法よしっかりせよなんて論です。今回は朝日の負けですな。ま、私はいつも朝日には無理があると思っていますが。いかがですか。この判決は極めて正当と思います。
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俗耳

2007-02-27 08:41:30 | Weblog
アカデミー賞、案の定でしたね。この手の大騒ぎにはうんざりですね。マスコミの言い放しの厚顔無恥さにもうんざりです。
 巨人戦の今季のTV中継、あの日テレがまたまた本数へらすそうです。おまけに放映時間延長はしないと。平気で一時間延長していたのにね、まぁ手のひら返すのが速いこと。昔、9時前になると「一部の地域を除いて放送時間を延長して野球中継を続けます」なんてテロップが出て、ゲームの佳境身を乗り出した途端に唐突に番組が終了して、おお一部の地域かい?!とサマーズばりのつっこみ入れてたのが当地でしたが、全国で中国放送のカープ中継並になるんですねぇ。スカパーのCSのでパリーグも巨人戦以外のセリーグカードもほぼフルに放映される時代です。競争に負けたのか、商品価値が下がったのか。いすれにせよ、傲慢読売の凋落には違いないようです。
 岩国、愛宕山宅地開発中止の決定を知事が言明しました。予定通りの行動とはいえ、露骨な兵糧攻めですが、しかしこの市長も無謀なことを企てていたんですねぇ、これは議会も同罪ですよね。市庁舎新築といい、この開発といい、人の金(補助金)を当てにしすぎです。素人目にも明らかでしょう。もっとも、国(県)はここを突いてきているわけです、全国どの自治体でもある構造的なれ合いの弱点です。言うこと聞いたら金出すよ。聞かんというなら出さないよ、です。ううむ、米軍住宅にするか、損を承知で国立岩国病院とバーターするか。問題が何個もあるように見えますがしかし、市長が米軍引き受けると言えばその全てが解決しましょう。ごそっと金が下りてきますよ。ここまで見えている茶番なんですがねぇ。
 伊吹文相の人権メタボリック発言、人権とあらば黙っていません、日経がコラムで、朝日が社説で叩いています。でも、兄弟紙の毎日は噛みついていません、読売、中国は知らん顔です、今のところ。柳澤さんの「産む機械」ほど万人受けしませんからね、理屈っぽい噛みつきになってしまいます。こっちは火がついたりはしないでしょうが、でも、この人にはこんなことで失脚してもらいたくないと思っています。筋が通っている人のように思うからです。人権を軽んじているのでは決してないのです、が、この大臣が言うように人権が肥満肥大化しすぎて、何でもかんでも個人の自由、個人の権利になってしまい、社会の秩序、社会人としての基本的義務(個人の基本的人権に対するもの、表裏一体に存在するもの)を軽んずる結果になっている、それは戦後60年に亘る壮大な実験にて明らかになったことです。左翼連中は例によって障害者の外国人の北朝鮮のと一般論ばかりをまくし立て、人権不要とでも言いたいのか?なんて論点をすり替えていますが、この大臣の言いたいのは人権を軽んずるということではなく、膨らませすぎだ、そのお陰で社会秩序が崩れているのだということです。誰が聞いてもそうです。でも、メタボリック症候群なんてまた下手な俗耳に入りやすい譬えをするから噛みつかれるんです。注意して貰いたいです。あなたと中川政調会長は必要な人材です。柳澤やら松岡とは違いますぞ。私はそう思います。
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終わりの始まり

2007-02-26 08:40:38 | Weblog
中村、400万で中日です。金じゃない、そうです、金でごねた男が言います。2億が4百万で、50分の1。そう言われてもピンともかんとも来ません。落合がはい上がってこいと言って、支配下登録の期限らしい6月頃に一軍にあげて代打で登場する、万雷の歓声。おお、おいしいシナリオです、地味な中日には適当な客寄せ手段です。サクセスストーリーとしてマスコミ囃しましょうか、うまくいけばあれだけ叩いたことをすっかり忘れて囃すんでしょうね。
 円楽さん引退表明です。芝浜なんて演目で進退決めるところ潔いと思います。こんな喋りでは恥ずかしいとのことです、立派と思いました。芝浜は長い話です、私は談志の演じるものしか聞いたことがありませんが、普通のTV中継ではなかなかかからないでしょう。円楽自身が言っていますが、この話はしみじみしたり身につまされる場面やらしっかり者の女房の長セリフなどがあり、演じ分けの難しい、だからこの人達にとっては試金石になる演目なんでしょう、その結果「ダメですね」と潔いことです。体力的なものもあったでしょう、体力が衰えれば気力も必ず落ちていきます。ああ、人生であります。と思い出すに、この人は笑点のイメージがとても強くて、見ていたつもりですがそういえばこの人の落語を聞いたことあったかなと思うことです。
 NHK見ていますが、何度も何度もアカデミー賞の話です。助演女優賞と作品賞。ワーワー言ってます、オリンピック現象、サッカーワールドカップ現象が再び三たびです。煽って煽って、メダル獲れるに違いないじゃないか!と思い込ませて、実は全然大したことなくてあっさり簡単に負けちまう。今回もきっとそうですよ。ったく、馬鹿馬鹿しい。
 終わりの始まり、ってよく目にします。北朝鮮、いよいよ終わりの始まり、とか、ITバブル終わりの始まり、なんて使います。終章が始まる、終焉に向かって最後の動きが始まる、といった意味です。逆の意味の単語を繋いで人目を引きますし、何だか訳知りの雰囲気のある言葉で、この中に何でも放り込めそうな使い勝手のいい言葉ですが、安易に使いすぎです。こう表現されたもので実際に終わったものがありません。北朝鮮いよいよ図に乗ってます。常識の通用しない相手に常識上の判断したって意味ないですよね。ふうむ、そういう解説が、的はずれた解説が堂々と通用する業界もどうだかなぁ、です。で、タイトルが「終わりの始まり」です。曖昧さを何倍にも増幅するだけものです。すみません、妙な噛みつきです。
 毎日新聞の四コマ漫画「アサッテ君」、夜帰ってきても犬しか迎えに出てくれないというオチです。うちも家猫飼ってますが、戸口の音を聞きつけてどんな夜でも(もちろんこいつが起きていれば、ですが)出てきて体をすりつけます。猫独特の所作です。ひっつきもっつきで、うっとうしい時もありますが、でも待っていてくれたという気持ちも湧いてきます。嬉しいものです。女房とよく話すことですが、犬猫を飼うメリットはここじゃないですかねぇ。家の中あちこち爪研がれてワヤですし、発情期にはあちこちにマーキングするしで、デメリットも多いですけど、ほんわかいい気分にしてくれる効果は大きいです。夜遅くまで誰かが起きていてくれると、結構気を遣いますわね、嬉しいより前に。漫画読みながら色々思ったことでした。
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茶番

2007-02-25 11:06:32 | Weblog
大相撲の八百長訴訟、どうなりましょうかね。訴訟といっても、八百長じゃないか!との訴えじゃなくて、週刊誌を相撲協会が名誉毀損か何かで損害賠償請求しているものです。相撲協会は内部調査したけれどもそうして事実はなかったとのお定まり。どこの内部調査もこういう答えです、体裁を整えてシロと公表するのが目的です。外部調査が必要なのですが、これも先の病気腎移植検討の際のように外部から「専門家」を連れてきたのではダメなんです、専門家と言われてハイハイと出てくる連中は皆同じ穴の狢です。利も不利益も同じ連中です。外部と言うからには全くの無関係者に調べさせないと。アンチとシンパとを半々に混ぜて、二宮某とかのスポーツ評論家の意見も十分に入れてね。古くは千代の富士の連勝記録の際に騒がれました。千秋楽7勝7敗力士取り組みの不明朗さは確かにあります。ご存知ですか、BSでは1時から相撲中継しています、序二段や三段目の取り組みがみられます、彼らは一場所7番勝負です、で、最後の取り組みは相星同士です。3勝3敗同士、4勝2敗同士、6勝同士。6戦全勝力士対1勝5敗力士なんて組合せはありません。幕内もこうすればいいですのにね。特に千秋楽7勝7敗力士に関しては。そうすれば妙な勘繰りされずにすみましょうに。いやそうでもないですか、幕尻と前頭上位ではやはり取引があり得ますか。正式に裁判所がきちりと調査するなら、この手の不祥事で協会から抹殺された元力士も多かりましょうから、その連中を証人に次々に出せばいいです。皆出てくるですよ、いま冷や飯を食ってる連中なら恨みもありましょうから。こういう方向になれば面白くなります。でも、裁判所が圧力に負ければ(もちろん国会議員からの圧力ですよ、立法府が司法に介入するという図です)証拠不十分です。何億円の請求ですが、百万二百万に減額されてちょんでしょう。つまんないことになります。だから、週刊現代には頑張って貰いたいと思うわけです。出費は大きいでしょうけれど。
 44歳の女が自分で産んだ嬰児を殺して遺棄した罪で捕まりました。ここまではよくある話です、もうこのレベルでは驚きませんがこの女のプロフィール聞いて吹きました、TVは言いました、この女は夫と夫以外の男性とのあいだに11人の子をもうけていると。ああ、11人。妊娠していることを夫に知られると怒られると思い、ずっと隠していたそうです。ああ、柳澤大臣、ここであなたのコメントを聞きたい!
 昨日の新聞各紙に米軍岩国基地滑走路の軍民共用化計画に係る県と岩国市との協議模様が報じられています。基地の滑走路を民間使用させろということです。女房は大学受験の際にここから羽田まで飛行機に乗ったそうです、つまり昭和50年までは民間共有されていた歴史があります。各紙、表現や内容に差があります。日経新聞がわかりやすいのでこの記事に沿って以下書きます。空港の管理主体をどうするか、米軍再編容認を空港整備の条件とする政府への対応をどうするか、が議題だったそうです。岩国は、民間共有は悲願である、でも米軍は要らない、でも空港の運営する能力はうちにはない、と主張します。県は怒りますわね、勝手ばかり言うな!です。記事によると「「米軍再編を前提にしないなら打開策を見いだせない。市が事業主体となるべき」と突き放した」そうです。県も当初は岩国寄りの発言して、段々に国策優先と変更していったいきさつではありますが、完全にいまや国側の発言者と化しています。こういう流れは想定内のことでしょうから、兵糧攻めも岩国としてはわかっていたことでしょう、今のところは市庁舎新築の費用は新たに起債してという事らしいですが、市民感情としてはどうなんでしょうか。米軍は要らない、でも金は呉れですね。でも、米軍がいて生活成り立っている人も多いのですね。沖縄だけじゃないことでしょう、八戸も厚木もです。市民とは誰のこと?なんて逆戻りさせる質問などしませんが、この兵糧攻めに耐えかねて苦渋の決断するシナリオ、それが国側の手続きであるのも確かなことでしょう。ううむ、どこまで引っ張るのでしょうか。県東部の住民とすれば岩国から東京への飛行機便ができるのは有り難いことです(いえ、実はここに繋がるアクセスをこそ先に整備しろという声もあります。柳井から岩国への道路、188号線は全線一車線の追い越し禁止です、岩国に行くまで早くて30~40分、下手したら60~90分です。これなら山陽道使って宇部空港に行くのと変わらない、こっちの方が渋滞なくいける分、金は掛かりますが、快適だという意見もあります。うむ、同感)。でも前にも言いましたが、岩国やら大島、由宇など近隣地区の騒音問題は、それのない地区(柳井がそうです)の者にはわかりません。被害のない地区の者はあまり利や不利益について喋らないが得策でしょう。が、なんだかどこまでごねるかの駆け引きの様相です、それが見えて嫌ですね。これが交渉事だよ君、なんて嘯くのでしょうか。これが政治だよ、なんてね。なんとも茶番ですけどねぇ。いかがですか。
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空気

2007-02-24 08:43:15 | Weblog
少年ジャンプが休刊ですって。休刊と言うことは廃刊ですから。秋には新しい雑誌が出るので発展的解消だと解説していますが、発行部数の落ち込みしか原因はないですよね、こんな大ブランドをなくすんですから。私は若い頃から漫画に全く興味がなく、昔は少年マガジン、サンデー、キングがあったよねというレベルですが、ドラゴンボールは子どもが大好きでしたからよく見さされましたし、あられちゃんはさすがの私も知っていました。これらはジャンプだったんでしょう?時代は巡りますねぇ。これを諸行無常と言うわけです。
 高知の市議が言ったそうです、社民党首の福島さん達を指して、機械の錆びたおばさん連中と。いやぁ、言ってくれました。快哉。どこが錆びているかは色々見解がありましょうがね。どこで喋ったかというと、自分の支援者を集めてのパーティーの席だったそうです。この脇の甘さも、頭の弱い地方議員の典型で笑えます。こんな事は酒の場で叫んでおればいいことです。もっとも、こういう脇の甘さを周りのみんな知っていて、チクリ屋がちゃんと潜んでいて手ぐすね引いて待っている所へ、これでいいかい?とばかりに御開陳という図でしょうね。で、この手の人間のいつもの開き直りです「自分は何でも本音で言う人間。問題とは思っていない」今から支援者やらその関係者やらから怒られて、見ていてご覧なさい、二三日のうちに謝罪会見と相成ります。馬鹿な地方議員(地方に限りませんがね)の典型です。自分の味方の前では何を喋ってもいいと思っている。みんな自分に靡いてくると思っている。こういう心根は生来のものですからもう治りません。直せません。柳澤大臣も同じ穴の狢です。この輩の頭の中はそうなっているのです。いやなら潰すのみです。舞台から降ろすのみです。
 小児科の31歳男の過労死が認められたそうです。心疾患で突然死だったそうです。つまりそういう基礎疾患(おそらく病的な不整脈でしょう、それか狭心症)を持っていたということです。簡単に言えばもともと病気持ちだったんです。たまたま医者になって、小児科を選んで、小児科として普通の勤務していたんでしょう。で、死ぬ時分に死んだというわけです。誰かが殺したんじゃないですよ。どうして過労なんですかねぇ。どうしてこんなに世の中は幼稚になったんでしょうね。新聞に載っています、過労の基準は月100時間以上の時間外労働ですって。皆さんの業界はどうかは知りませんし、公務員のように判でついたような9時5時の、週休二日の待遇なのかもしれませんが、医者はそうじゃありません。休みなんてあってないもの、何の予定も立ちません、いつも夜遅くまで病院にいて、帰ってもいつ呼び出されるかわからぬ状況にずっとおかれます。でもそれが当然なのです。みんなやってきたことですから。しかも30代なんてのは一番面白い時です、私はそうでした。段々一人前になっていく自分が分かる時期です。この小児科医もいやいや勤務していたのではないはずです。そう信じます。医者になった以上は皆通っていく道ですから。月100時間。30で割って一日3時間。仮に9時5時以外を全部時間外に計算したら、月100時間なんかじゃとてもとても。夜帰るのはいつも9時10時。私は脳外科ですからそれこそ夜討ち朝駆けの世界です。いつ呼び出されるかわかりません。みんなやってきました。過労?ほとんどの人間が平気で通り抜ける道を抜けられないのは、制度の問題ではなくて個人の資質の問題です。体制の問題ではありません!昔は(私が医者になった頃は)、心筋梗塞などの心疾患と脳卒中は労災の対象外でした。病気だからです。仕事で怪我するのとは次元が違うとの判断です。こっちの判断の方が理がありましょう。今は違いますよ。幼稚です。個人の権利と個人の資質の差とを混同して、等しい並びを強要するはこれぞ悪しき左翼思想でしょう。私はこの「可哀想に」という空気を嫌悪します。医者とはそういう職業です。労働時間を云々する職業ではありません!
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学者の手慰み

2007-02-23 08:42:05 | Weblog
南極海で450kgの大イカが見つかったそうです。450kgですよ、すごい。海底二万哩の世界です、SFとばかり思ってましたがいるんですねぇ。まだまだこの世界は知らぬ事だらけですぞ、皆様。
 万波医師の病気腎移植に対して学会が正式に否定しました。原則禁止のお触れです。宜しい、万波医師も従わざるを得ないでしょう、こういう規範が出来上がれば反すれば犯罪行為になりますから(医療行為は人を傷つけますから、規範から外れるものは傷害罪です。しょっ引かれます)。でも、くだくだしいですが、どうかこの42例のデータを大切にして貰いたい。ドナーもレシピエントも十分に追跡して、学者が想像で言い立てているような不都合が本当に起こるのかちゃんと見極めてもらいたい。もうおそらく日本ではこの手の移植は一切行なわれなくなるでしょう。これ以上データは増えません。画期的な手段であるかも知れないのです。何年か先にはこっちが主流になっているかも知れないのです。いえ、冗談ではありません、見ていてご覧なさい、アメリカで例えばこういう移植は問題ないのだなんて論文が出てそれなりに向こうで評価が高まれば、学者連中すぐに寝返りますよ、たなびきますよ。当時の万波医師は真のパイオニアだった、世論の逆風に耐えたなんてね。馬鹿馬鹿しいことですけれど、まことありがちなことです。ですからこの42例のデータを大切にして貰いたいです。譬えが非常に極端でしょうが、これが一番の好例です、731部隊のデータをアメリカが持ち帰って医学が大きく進んだように。
 アメリカ民主党の大統領候補選挙、クリントン夫人となんとかいう黒人候補。結局中傷合戦の様相だという報道です。向こうさんの選挙模様は一切知りませんが、でも人の性はいずこも同じであるわけです。初めはきれい事、自分はこれだけ優れているとアピールする。で、その次は相手の劣るところ悪いところをあげつらう。だれでもやることです。自分をアピールするより、人の悪口言う方が数倍簡単です。自分の利点はすぐに底尽きますが、人の悪口は次から次ぎに湧いてきますわね。面白いですね、公然と品の悪いことです。公然と怪文書が出回り、公然と陰口合戦です。
 乳癌のリスクとやらが発表されました。例によっての学者の手慰み、データのいじくりまわしです。話半分以下とご認識下さい。5万5千人を対象に10年追跡したそうです、その数(母集団といいます)にはまず問題ありません。でも、項立てが幼稚です、社会のためになるどころか不安や迷いを惹起するばかりです。「初潮を迎えた年齢」「閉経した年齢」「出産経験のあるなし」「多産か否か」そしてなんと身長の高低さえも比べています。この学者も言っていますが、これらの項目の中で、自分で意識して避けられるのは肥満(体重)のみです。何たる馬鹿馬鹿しさ。こんなつまらぬ項目でも、数字で出る「統計学的有意さ」がこの連中にとってはより大切なのです。社会に資するかどうかなんて考えてませんよ。身長が高くて、年若く初潮を迎えて閉経が遅く、出産したことのない人はとっても危険!という印象をいやでも与えます。こんな人は山とおられましょう?全く学者というのは机上の空論、数字のいじくりから離れません、離れようとしません。迷惑を被るのはいつも私達素人です。どうぞよろしくご認識下さい。こんなのは数字のトリックです。大きな数字(5万の、5万5千の)で初めて言えること、このままを個人に演繹することはできません。あなたに直接当てはまることでは決してありません!!
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分別

2007-02-22 08:39:34 | Weblog
東国原知事、いいじゃないですか、県議会の答弁放映。自分の言葉で答えるのがいいですねぇ。衆人環視の環境には慣れているのでしょうが、それにしても見直しましたね。こういう姿勢で続けられれば、きっと変えられるんでしょうね。あるいは彼は天の配剤であったのかも知れません。すぐに答えが出ましょうけれど。
 小型ガス湯沸かし器の死亡事故、後を絶ちません。瞬間湯沸かし器なんて言ってね、これが出始めた頃は有り難かったですよね。冬の朝の洗面。寒い夜、外から帰ってきて手洗いするときの有り難さでしたね、種火をカチカチ着けてね。これらの事故を業者は使用者の責任、誤使用とすませてきたのが原因だそうです。正義の味方、新聞やらTVは業者、業界の甘い体質と非難します。なーにを言うとるか!使用者が悪い、ですませてきたのはあんた達マスコミも全くの同罪だ!メーカーが強いときには強い方につき、消費者使用者の分がいいと読めばそっちに付く。まったくもってあんた達には節操というのがないのかい?
 25歳の親戚ばかり殺し回る男も怖ろしいことですね。他人に累を及ぼさぬところは罪一等を減ずる印象ですが、親戚は夜もおちおち寝てられませんな。こんな輩は絶対に矯正不能です。社会の安寧安全が優先されるべきです、つまり速やかに抹消する、この世から消す。さすがに今回ばかりは親戚連中も反対しないでしょうから。
 杉の不法伐採もえげつない話です。誰も気づかなかったんですかね、あの航空写真見ると何とも不自然な「伐採」ですわね。いえ、気づかないわけがありません、誰も問わなかっただけなんでしょう。それだけここの地主と住民との関係が疎であったということでしょう。55歳の男の仕業らしいです、パラグライダーのためにやったんですって。何とも、とほほです。もっとそれらしい動機はないのかい。どろどろの金銭のもつれやら怨念怨恨があるんでしょうが、詳細は週刊誌で。それにしても分別盛りという言葉は完全に死語になってしまったのか、50代の男達!全く情けないこと。
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不適合

2007-02-21 08:41:16 | Weblog
こんな話聞くのも嫌で、それならわざわざに書くなよという事なんですが、あまりに情けないので書きます。石川の50歳代の小学校長が、低学年女児と鬼ごっこや相撲している時に、下着の中に手を入れたんですって。女児が担任に「相談」して発覚、校長あっさり認めて、教育長のコメントです、被害に遭われた児童に心からお詫びし、心のケアを第一に考えていきたい。新聞の三面ベタ記事です。何とも言葉も出ませんね。若いチンピラならいざ知らず、50男が何をしてくれる・・。試験に通れば順送りでどこかの校長になれるんでしょう。もちろん昔は試験受ける者には当然のこととして校長たる資質が備わっていたのでしょうが(才能ではなくて、こういう無体を働かないという抑制だけは利く、というか、やるだけの意気地もないガチガチの役人体質というべきか、ま、いずれにせよこの手の不祥事は孫子の代まで引きずる最大の恥だと知っていたのです)、今は違うのでしょう。人間としてボロボロ。才能はないわ。元々そういうところを判定しないのですからね教育委員会が、どんな奴が子供食い物にするかわからんわけです。そういう恐怖に拍車を掛け何倍にも増幅するのが、こういうときの教育長なり関係上司のコメントですわ、判で押したように「心のケア」と来ます。この大馬鹿野郎ども!当の校長を厳罰に処して、子供の目の前から消す、あとは放っとけばいいんです。周りがあれこれ世話を焼きすぎるから本人達が過剰に反応するんでしょう。おまけに心理士とかなんとか怪しげな奴らが教科書通りの言葉で混ぜくる。本人の事情には知らん顔してせっせとご高説(もちろんヘボ学者の机上の空論です)を垂れるばかり、誰を相手にしているかといえば教師達、そして依頼主の教育委員会、当の子供は置いてけぼりです。ま、この連中のことはさておいて、心のケアです。この言葉を並べて、そして何とか言う専門家を送っておけばひと対応と考えている(マニュアル化されている)その安易安直さが間違いなのです。問題を完全にすり替えているでしょう?子供に対する処置ではなくて、第一にするべきは校長の処理、そしてあなた方の業界の刷新でしょう。今後この様なことのないように十分対応していきたい、これもこういう時の常套句ですが、これもまことに人を馬鹿にしている謂です。対応したことないですものね。だから、次々に起こるんですよね同じような胸の悪くなるような事件が。いい加減にしないといけませんよ。教員達に任しているから腐り続けるんです。この業界は上から下まで教員でしょう。お仲間意識が隠蔽隠匿体質に繋がるのは誰の目にも明らかです。首長さん達、もっとしっかりしろよ!子供が食い物にされているんですぞ!そう思うわけです。もう何度目なんでしょうね、溜息が出るばかりです。
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辛抱

2007-02-20 08:43:08 | Weblog
松坂松坂とうるさいことです。もっとも、こういう過報道を予測した上でのあの高額だったわけですよね。こっちが何も言わずとも向こうから金払って取材に来る。全ては計算ずくのことでしょう。で、気づくのは報道の仕方の偏りです。松坂が登場する、その横にはいつももう少し背の高い日本人がいますが見事に全く無視、カメラに収めようともしない、ただの風景。岡島です。この人もレッドソックス。ああ、そういう扱いね。日本の報道陣なんだからちょっとはコメントとってもいいと思うんですが、これも球団との契約でしょうか。まさにマルムシ。厳しいことです。
 石原都知事、自民党の推薦を蹴ったそうです。自民党都連会長が長男です。自民党とすれば何とか体面をつけたかったのでしょうが、そんなものはいらん!です。選挙上手にかかれば、天下の自民党すら具にされます。まぁスケールの違うこと。東京マラソンに続く矢継ぎ早のパフォーマンス。これじゃぁ誰が出てきても勝てませんわね。
 病気腎移植について日経新聞が社説で噛みついています。調査委員会の発表に全面的に依拠した感情論を叫んでいます。実状を掴みきっていないことは、おそらくこの社説子が言いたかったことなのであろうこのくだりに滲んでいます「万波誠さん。理不尽に腎臓を摘出された患者を、あなたは本当に日々見つめているのですか」理不尽かどうか、どうしてわかりましょうか。誰のことを指しているのでしょうか。腎癌の人なら理不尽じゃないでしょう。それともまだ決まりがないのに先走りしたことを指しての理不尽でしょうか。いずれにせよそれは学者達の机上の正論、道徳論です。文によれば、この新聞はいままでもこの医者の考え違いを指摘してきたそうで、それに聞く耳もたないあなたこそが悪いという論調です。医者も悪ければそれを許してきた病院も悪い、んだそうです。はいはい。自分たちの気に入らぬ事は常識や正論で払いのけてしまう、いつもの思考回路です。TVでは万波医師を支援する団体の集まりを報道していました、そこに当人が登場して話をしていました。薄い頭、造作のないペラペラのTシャツに黒いダウンジャケット。なりに構わないと言うより、場を弁えない常識の足りぬ御仁ではあるのでしょう。で話です、編集ものですからまさに断片だけですが流れていたのは、どうせ捨てる腎臓だからどう使おうがいいじゃないか、といった口吻。ああ、このオッさんにも自分のやっていることの貴重さ大事さがわかっていないのだとがっかりしました。皆に伝えようとする意思が全くありませんから。反対している連中に説明しようとする思いがないようです。これでははじかれます。せっかく常識の枠を崩そうとする画期的な試みなのに、です。誰かブレーンがついてくれませんかね。自説を曲げずに、喧嘩をせずに、上手に対立してくれないでしょうかね、世のため人のために。
 千葉の無認可介護施設(こんなのがあるんですね、初めて知りました)で、ペット用の檻に入れるわ手錠懸けて拘束するわの事件報道です(毎日新聞)。拘束はいけませんなんて、現状を無視した正論の雛形みたいな通達出して国は事足れりとしていますが、端々ではやむを得ずの場面が多いはずです。暴れ回る人を取り押さえるのは生半可な対応ではできません。正論者さん達に言わせればそんな人は病院で対応すべきだなんて言うのでしょうが、病院には入れないからここに来ているのでしょう。家では看られないからここに来ているのでしょう。施設に押しつけておいて、外野から正論振り回すだけは、なんとも狡い卑怯なことです。これは家族にも言えましょう。金払っているんだから、は通らないでしょう。ものを売り買いしているんじゃないです。施設のやり方が気に入らねば退所させる自由は(権利は、こんな言葉使いたくないですが)保障されています。文句言うなら出せばいいです。人にあずける以上は相応の承服というか辛抱が要ります。お願いします、できるだけやります。この関係しかありません。どうしてくれるんぞ?!が多すぎます。いやなら連れて帰りなさい。それもできぬくせに横着が過ぎます。施設側の専横を許すという意味では決してありません。この例のように、制度の隙間で規制を逃れる施設も多いのでしょう、でもそれと承知で入れたのでしょうに。日本中でこういう問題があるはずです。どこに重きをおくのか、本人か、その人を看るべき家族か。私は後者と思っています。如何ですか。

 
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溜息

2007-02-19 08:42:18 | Weblog
藤原紀香の十二単にはびっくりしますね、失笑ものというか。田村亮子の勘違いと同列同レベルです。七五三です。陣内も大丈夫かいな。余所様のこと放っておけばいいんですがね、週刊誌などで揶揄されている如く、あれでは紀香の旦那、蚤の夫婦。あのつるんとした笑顔が何だか痛々しいこと。
 東京マラソン、あれは青梅マラソンを真似たものなんですね。市民ランナー対象の。日テレにかかると、やさしさの思いやりのという色が付きます。何でもかんでも24時間TV調。これまたうんざり。沿道の観客が自腹でランナー達にチョコレートやら何やらを配る、ランナー達は平気でコンビニに立ち寄って何か食べ飲んでいる。おおそうかい、勝手にやりんさい。上手く乗ったのは石原都知事でしょう。歴史の深い青梅マラソンの日程動かしてまで強行する、スターター役を買って出る、最後は満面の笑み「有難うと言ってもらえると、主催者とすればこんなに嬉しいことはない」ですって。おいおい、選挙睨んであまりに露骨じゃありませんかい、媚びを売るなんて。
 病気腎移植問題。調査委員会の見解が毎日新聞に載っています。見れば案の定学者のやりそうなパターン化、分類区分です。提供する(ドナー)側からの見解です、癌の場合「移植しないのが常識」、ネフローゼ例は内科治療で十分、腎動脈瘤例は摘出するほどのものではない、尿管狭窄例はまず内視鏡施術せよ。その症例毎の検討が全くないわけです。移植医療を先に進めよう、何とか別の道がないかという思いが全くないわけです、掣肘糾弾目的ばかり。朝日新聞はトップ記事です、一歩進んで学会が万波方式の否定を決めたというものです。癌とネフローゼ例は絶対禁止、その他の病気腎についてはそれぞれの病気の治療指針に従えというものらしいです。移植を前提とした万波移植の否定、原則禁止の方針を打ち出すそうです。ああ、こちらも逆向きばかり。どうして学者連中というのは自分たち以外の者の業績を認めないんですかね。これは一般的な連中の性癖です。検討すらしない。手続き違反で門前払い。今回もまさにそうです。万波医師のやったことは画期的なデータの筈なんです、私もくどいですが。朝日は体制側の見解を述べています。移植患者のフォローがないことを咎めます。でも、こんな事は後からできます、今から調べたらよろしい。病気腎移植の成績が明らかにされなければならない、と括っています。じゃぁ、明らかになるまで待てないですかね。生きている人が多いんでしょう。その人を調べさせて貰えばいいのです。学会ももう少し待てばいいじゃないですか。常識外れなんて理由ではじいています。常識外れの中に新しい方法があるんじゃないんですかね。ううむ、十分に予想された結果なんですが、やはりがっかりです。これでは何時まで経っても移植治療は進歩しません。どこかで臓器を買うしかない状況は変わりません。そこは学者の考えることではないとでも連中嘯くんでしょう。出るは溜息ばかりなりです。
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